CrystalDiskMark&CrystalDiskInfo – 無料で使える高精度ディスク診断ツール【Windows】
デスクトップパソコンに向かっていた子供の頃、ハードディスクの健康状態を気にかける必要があることなど、想像すらしていませんでした。ファミコンのカートリッジのコネクタピンに息を吹きかけることこそが、当時の私にとって最高の「メンテナンス」だったのです。ゲームの世界からインターネットへと移り変わった今、何が待ち受けているかは容易に想像がつくでしょう。
それ以来、状況は一変しました。これまでに十数台ものHDDを経験し、温度管理の不備から停電時の書き込みトラブルまで、さまざまな原因で故障を繰り返してきました。仕事も趣味もオンラインで過ごす身にとって、ハードディスクが突然死んだと知るほど絶望的な出来事はありません。
そんな悲劇を未然に防ぐために役立つのが、「CrystalDiskMark」と「CrystalDiskInfo」。この2つの無料ツールは、ディスクの状態を診断・監視するための充実した機能を提供してくれます。
CrystalDiskMark – ディスクの速度を徹底計測
CrystalDiskMarkは、無料のディスクベンチマークユーティリティの中でも特に評価の高いツールです(以下、CDMと略します)。シーケンシャルな読み書き速度の計測はもちろん、ランダム書き込み速度のテストや、ベンチマークに使用するテストデータ(ランダム/0Fill/1Fill)の選択にも対応しており、操作性は非常にシンプルです。
画面構成は上のスクリーンショットのとおりいたってシンプル。読み書き速度のテストを開始するには、緑色のボックスをクリックするだけです。すべての項目をまとめてテストできるため、ディスクに関する最も多くの情報を取得できる点をおすすめします。
列見出しの上にある設定欄では、テスト回数、テストサイズ、そしてテスト対象ドライブの変更も可能です。
上の画像は、筆者のかなり肥大化したハードディスクにおけるベンチマーク結果の一例です。数値を意味あるものとして解釈するには、ディスクの読み書き速度に関する基礎知識が少しだけ必要ですが、そのあたりは検索エンジンで調べれば十分補えます。CDMは、結果を効率よく提示してくれるという一番面倒な部分を担ってくれるのです。
File(ファイル)メニューからはテストデータの変更が可能です。Language(言語)メニューでは、世界の主要言語ほぼすべてへの表示切り替えに対応。Theme(テーマ)メニューには魅力的な外観のバリエーションが用意されており、下の画像は「wine」テーマを適用した例です。
CrystalDiskMarkは、インストール版とポータブル版のどちらでも利用でき、いずれのパッケージにも64ビットシステム向けバージョンが含まれています。さらにソースコードも公開されており、外観だけが異なる特別仕様の「Shizuku Edition」も入手可能です。
CrystalDiskInfo – ドライブの健康状態を丸わかり
ひとことでいえば、CrystalDiskInfoはHDD・SSD・USBドライブに対して、CrystalDiskMarkがカバーしていない機能をすべて提供してくれるツールです。
CrystalDiskMarkがベンチマーク測定を担当するのに対し、CrystalDiskInfoは接続中の全ドライブの詳細な状態を一覧表示します。このツールを使えば、次のような重要なディスク情報を一目で確認できます。
- ディスクの温度
- 電源投入回数と通電時間
- スピンアップ時間
- シークエラーレート
- 電源サイクル回数
- スピンリトライ回数
これ以外にも、スクリーンショットで確認できるとおり、多彩な項目が表示されます。
CrystalDiskInfoがあれば、ドライブの内部状態をしっかり把握でき、近いうちにディスクのエラーチェックが必要かどうかを判断できます。Function(機能)メニューにはS.M.A.R.T.情報をはじめ、より高度な診断機能が多数搭載されています。標準ドライブ以外のドライブを確認するのも簡単で、上部メニューから該当ドライブをクリックするだけです(画像ではIドライブを表示しています)。
……ちょっと熱くなりすぎていませんか? CrystalDiskMarkと同様、CDI(CrystalDiskInfo)もインストール版とポータブル版のどちらでも利用できます。
皆さんはこの2つのツールをどう思いますか? どちらも筆者のポータブルアプリコレクションに欠かせない存在で、期待どおりの働きを見せてくれています。ぜひコメント欄で感想を聞かせてください!
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