Windows 10でSoftThinks Agent ServiceによるCPU使用率の高騰を解決する9つの方法

DellのデスクトップPCやノートPCには、SoftThinks Agent Serviceというバックグラウンドユーティリティが組み込まれています。このサービスは、Dell DataSafe Local BackupやDell Backup and Recoveryといったバックアップソフトウェアと連携し、定期的にファイルやプログラムを保存する役割を担っています。過去のWindowsバージョンにおいては信頼性の高いバックアップソリューションとして評価され、トラブル発生時にシステムを復元するのに役立ってきました。
しかし一部のユーザーからは、「SoftThinks Agent Serviceのせいでパソコンの動作が遅くなり、CPUリソースを不必要に大量消費する」という不満の声が寄せられています。同じ問題でお困りの方は、ぜひ本記事をご覧ください。本ガイドでは、SoftThinks Agent Serviceによる高いディスク使用率・CPU使用率を解決する方法を詳しく解説します。

Windows 10でSoftThinks Agent ServiceのCPU使用率が高くなる問題の解決方法
SoftThinks Agent Serviceが作成するバックアップファイルは、大量のディスク容量を消費します。その結果、システム全体のパフォーマンスが低下してしまうのです。さらに厄介なことに、タスクを終了させても、内部に設定されたタイマーやトリガーによって自動的に再起動してしまいます。そのため、ディスク使用率が100%に達し、操作が困難になるケースも少なくありません。
本記事では、この問題を解決するための具体的な方法を段階的に紹介します。まずは、SoftThinks Agent Serviceとはどのようなものなのか、基本情報を確認しておきましょう。
SoftThinks Agent Serviceとは?
SoftThinks Agent Serviceは、タスクマネージャー上ではSftService.exeというプロセス名で表示されます。システムの復元ポイントを作成する仕組みと似ており、ファイルやプログラムを定期的にバックアップすることで、万が一障害が発生した際にクラッシュ直前の状態へシステムを戻せるようにしています。このサービスに関する主な特徴は以下の通りです。
- Dellのバックアップユーティリティは、PCがスリープモードまたは休止状態から復帰するたびに、システム内のすべてのファイルとプログラムをコピーします。
- このバックアップユーティリティは専用のウィンドウを持たず、SftService.exeというプロセスとしてバックグラウンドで動作します。
- OSが古い場合や、現在のOSバージョンとプロセスの互換性がない場合、ディスク使用率が100%になることがあります。
- こうした状況下では、少なくとも80%以上のディスク使用率を記録することが多いです。
- これはスタートアッププログラムではなく「サービス」であるため、スタートアップの一覧には表示されず、システムサービスの一覧から確認できます。

多くのユーザーが、CPUおよびディスク使用率の高騰により、システムが10分〜3時間程度フリーズすると報告しています。バッテリーの消耗も激しくなり、快適な利用が妨げられます。この問題は一時的に収まっても、スリープや休止状態からの再起動時に再発する傾向があります。
ここまでで、SoftThinks Agent Serviceの概要についてご理解いただけたかと思います。次のセクションでは、このサービスを無効化する方法について解説します。
SoftThinks Agent Serviceを無効化しても安全?
結論から言うと、PCの機能に影響を与えることなく安全に無効化できます。このプログラムはシステムにとって必須のものではなく、常時CPUとディスクのリソースを消費し続けます。前述の通り、システムフリーズやバッテリー消耗などの問題も引き起こします。
Dell側でも問題を修正するための複数のアップデートをリリースしていますが、多くのユーザーは「このバックアップユーティリティは無効化すべきサービスだ」と考えています。つまり、SftService.exeは必須プロセスではないのです。代わりに、コントロールパネルのバックアップと復元機能を利用すれば十分です。手順は以下の通りです。
1. 検索メニューで「コントロールパネル」と入力して起動し、表示方法を小さいアイコンに変更します。
2. バックアップと復元(Windows 7)をクリックし、画面の指示に従って必要に応じてシステムを復元します。

引き続きDellのバックアップユーティリティを使いたい場合は、最新版のDell Backup and Recovery(DBAR)アプリケーションをダウンロードしてみてください。一方、ユーティリティを削除したい場合は、以降で紹介する方法を試してください。
以下では、SoftThinks Agent Serviceを安全に無効化するための方法をまとめています。複雑な操作を行う前に、まずはPCを再起動してみてください。再起動だけで問題が解決するケースもあります。
方法1:SoftThinks Agent Serviceを無効にする
「サービス」ウィンドウから起動プロセスを無効化することで、SoftThinks Agent Serviceを停止できます。ファイルが変更されることはありませんが、CPUとディスクの高負荷を防ぐためにサービスを停止できます。手順は以下の通りです。
1. Windows + Rキーを同時に押して、ファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開きます。
2. 「services.msc」と入力し、OKをクリックしてサービスアプリを開きます。

3. サービスウィンドウ内を下にスクロールし、SoftThinks Agent Serviceを右クリックしてプロパティを選択します。

4. スタートアップの種類を無効に設定します。
注意: サービス状態が実行中になっている場合は、停止ボタンをクリックしてSoftThinks Agent Serviceのプロセスを終了させてください。

5. 最後に適用 > OKをクリックして変更を保存します。
方法2:Advanced SystemCare PROツールを使用する
タスクマネージャー上でSftService.exeプロセスが継続的に動作していることが原因で、CPU使用率が高くなる場合があります。そんなときは、Advanced SystemCareを使ってリアルタイムスキャンを実行しましょう。このツールを使えば、SftService.exeのようなCPUリソースを大量消費するプロセスを自動的にオフにできます。手順は以下の通りです。
1. IObit Advanced SystemCare PROの公式サイトにアクセスし、無料スキャンをダウンロードをクリックしてダウンロードを開始します。

2. ダウンロードフォルダを開き、画面の指示に従って実行ファイルをインストールします。
3. 画面右下のプログラムアイコンを右クリックし、パフォーマンスモニターを開くを選択します。

4. パフォーマンスモニターの右矢印ボタンをクリックします。

5. ディスクタブに切り替え、ウィンドウ左下の高速化アイコンをクリックします。これにより、SoftThinks Agent ServiceなどCPU使用率の高いプロセスが強制終了されます。

これで、膨大なCPUリソースを消費していたSoftThinks Agent Serviceが、Advanced SystemCareによって自動的に停止されました。
次のセクションでは、Windows 10におけるCPU使用率の高騰問題への対処法をさらに紹介していきます。
方法3:SuperFetch(SysMain)を無効にする
SysMain(旧称:SuperFetch)は、アプリケーションやWindowsの起動時間を短縮するために搭載されている機能です。しかし、この機能はバックグラウンド処理を増加させ、システムの動作速度を相対的に低下させることもあります。CPUリソースを食いつぶす原因にもなるため、無効化が推奨されることが多いWindowsサービスです。
1. ファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開き、「services.msc」と入力してEnterキーを押し、サービスウィンドウを開きます。

2. 一覧を下にスクロールし、SysMainを右クリックしてプロパティを選択します。
3. 全般タブで、スタートアップの種類をドロップダウンメニューから無効に変更します。

4. 最後にOKをクリックして変更を保存します。
CPU使用率が大幅に低下し、CPU使用率が高い問題が解決するはずです。
方法4:Background Intelligent Transfer Serviceを無効にする
1. 方法1の手順1〜2に従って、ファイル名を指定して実行ダイアログボックスを開き、サービスウィンドウを表示します。
2. 画面を下にスクロールし、Background Intelligent Transfer Serviceを右クリックしてプロパティを選択します。
3. 全般タブで、スタートアップの種類をドロップダウンメニューから無効に変更します。

4. 最後にOKをクリックして変更を保存します。
その後、SoftThinks Agent ServiceによるCPU使用率の高騰問題が解決したかどうかを確認してください。
方法5:Windows Searchサービスを無効にする
1. ファイル名を指定して実行ダイアログボックスからサービスウィンドウを開きます。
2. 画面を下にスクロールし、Windows Searchを右クリックしてプロパティを選択します。
3. 全般タブで、スタートアップの種類をドロップダウンメニューから無効に変更します。

4. 最後にOKをクリックして変更を保存します。
方法6:Windowsを更新する
上記の方法で改善が見られない場合は、システムにバグが潜んでいる可能性があります。新しいアップデートをインストールすることで、こうしたバグを修正できる場合があります。常に最新バージョンのシステムを使用するようにしましょう。古いままのシステムでは、ファイルがSftService.exeと互換性を持たず、CPU使用率が高騰する原因になります。Windows Updateの実行方法については、「Windows 10の最新アップデートをダウンロードしてインストールする方法」のガイドをご参照ください。

方法7:Dellバックアップユーティリティをアンインストールする
Dellのバックアップユーティリティが不要であれば、以下の手順でアンインストールできます。
1. Windowsキーを押し、「apps and features(アプリと機能)」と入力して開くをクリックします。

2. 検索ボックスに「Dell Backup and Recovery」「Dell DataSafe Local Backup」「AlienRespawn」のいずれかを入力して検索し、該当する項目を選択します。
3. 最後にアンインストールをクリックします。

4. プログラムが削除されたかどうかは、再度検索して確認できます。「ここには何も表示できません。検索条件を確認してください」というメッセージが表示されれば、削除は完了しています。
5. システムを再起動し、バックアップユーティリティが完全にアンインストールされたかどうかを確認してください。
方法8:マルウェアスキャンを実行する
ディスクおよびCPU使用率の高騰問題は、マルウェアやウイルススキャンを実行することでも解決できる場合があります。悪意のあるソフトウェアを駆除できるプログラムは数多く存在し、これらのアンチマルウェアツールは定期的にシステムをスキャンして保護してくれます。CPU使用率の高騰問題を回避するためにも、ウイルススキャンを実行して問題が解決するか確認しましょう。スキャンが完了すると、Windows Defenderがすべてのウイルスとマルウェアを自動的に削除します。

方法9:システムの復元を実行する
Windowsアップデート後にSoftThinks Agent ServiceによるCPU・ディスク使用率の高騰に直面することは少なくありません。このような場合は、システムを以前のバージョンに復元することで対処できます。
注意: 以下の手順を実行する前に、システムをセーフモードで起動してください。システムエラーや破損したドライバーの影響で、通常の状態ではシステムの復元が実行できないことがあります。その場合は、セーフモードで起動してからシステムの復元を行いましょう。Windows 10でのセーフモード起動方法については、関連ガイドをご参照ください。
1. Windowsの検索バーに「cmd」と入力し、管理者として実行をクリックします。

2. 「rstrui.exe」コマンドを入力してEnterキーを押します。

3. システムの復元ウィンドウが画面に表示されたら、次へをクリックします。

4. 最後に完了ボタンをクリックして、復元ポイントを確定します。

システムが以前の状態に復元されます。その後、問題が解決したかどうかを確認してください。
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