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Windowsで「System(NTカーネル&システム)」のCPU使用率が高くなる原因と解決方法

Windowsパソコンを利用していると、「System(NTカーネル&システム)」というプロセスが常にCPUの15〜30%前後を消費し続けるという不思議な現象に遭遇することがあります。本記事では、この問題の原因と具体的な解決手順を詳しく解説します。

Systemプロセスとは何か

まず前提として、SystemプロセスはWindowsの中核を担う重要なプロセスです。カーネルやデバイスドライバーのコード、システムスレッドなどがここに格納されており、Windowsの動作に不可欠な存在です。そのため、タスクマネージャーで表示されたからといって、このプロセスを終了させたり削除したりしてはいけません

正常な状態では、SystemプロセスのCPU使用率はほぼ0%です。常時高い数値を示している場合は、何らかの異常が起きているサインだと言えます。

最も多い原因はドライバーの不具合

技術的な詳細に入る前に知っておきたいのは、この問題の多くが不良または古いハードウェアドライバーによって引き起こされるという点です。特にカーネルモードで動作するドライバーに問題があると、SystemプロセスのCPU使用率が跳ね上がります。まずは以下の2点を確認しましょう。

1. 最近新しいハードウェアを取り付けたか

グラフィックカード、HDD・SSD、サウンドカード、TVチューナーカードなどを最近追加した場合、そのドライバーが原因の可能性があります。付属CDに収録されているドライバーは古いケースが多いため、必ずメーカーの公式サイトから最新版をダウンロードしてインストールしてください。

2. 最近ドライバーを更新したか

逆に、ドライバーを更新した直後からCPU使用率が高くなった場合は、最新版のドライバー自体に問題がある可能性もあります。この場合は、デバイスマネージャーからドライバーを以前のバージョンにロールバック(戻す)してみてください。

筆者のケースでは、新しいグラフィックカードを取り付け、付属CDからドライバーをインストールしたことがきっかけでした。このドライバーが最新版ではなく、カーネルモードドライバーだったため、Systemプロセスの使用率急上昇を招いていたのです。

KrViewで問題のドライバーを特定する方法

どのドライバーが原因かわからない場合は、Microsoftが無償提供しているKrView(Kernrate Viewer)というコマンドラインツールを使えば、正確な犯人を突き止められます。

コマンドプロンプトを開き、引数なしでプログラムを実行すると、カーネル内で最もヒット数の多いデバイスドライバーの一覧が表示されます。

一覧の先頭にあるntkrnlpaはWindowsカーネル本体なので無視して構いません。注目すべきはその後に続くドライバーです。たとえばb57nd60xのような名前が上位に来ていれば、それが疑わしいドライバーということになります。

Process Explorerでドライバーの正体を確認する

「b57nd60xって一体どのハードウェア用のドライバー?」と思うかもしれません。そこで活躍するのが、同じくMicrosoft製の無料ツールProcess Explorerです。

  1. Process Explorerをダウンロードしてインストールし、起動します。
  2. メニューからDLLビュー(Show Lower Pane / Lower Pane View: DLLs)を開きます。
  3. 読み込まれているドライバーの一覧を確認します。

これにより、b57nd60x.sysがBroadcom NetXtreme Gigabit Ethernetカード(有線LANアダプター)用のドライバーであることが判明しました。あとは、そのネットワークカードの最新ドライバーを探してインストールすれば、CPU使用率の異常上昇は解消するはずです。

どうしても解決しない場合の対処法

更新版ドライバーが見つからない、あるいはそのハードウェアが不要なのであれば、当該ハードウェアを無効化するか、物理的に取り外してしまうのも現実的な解決策です。デバイスマネージャーから該当デバイスを無効にすれば、問題のドライバーは読み込まれなくなります。

まとめると、SystemプロセスのCPU使用率が高い場合は、「最近追加・更新したドライバー」を真っ先に疑い、KrViewとProcess Explorerを組み合わせて原因ドライバーを特定し、最新版への入れ替えまたはロールバックで対応するのが基本の流れです。(出典:Technet)

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