Windows Defenderファイアウォールでプログラムを許可・ブロックする方法【初心者向け完全ガイド】

Windows Defenderファイアウォールは、PCに届く情報を検査し、有害なデータの侵入を防ぐ「フィルター」のような役割を果たすセキュリティ機能です。しかし、ときどき一部のプログラムが読み込めず、調べてみるとファイアウォールによってブロックされていたということがあります。逆に、怪しいプログラムを見つけ、デバイスへの被害を防ぐために意図的にブロックしたい場合もあるでしょう。この記事では、Windows Defenderファイアウォールでプログラムをブロックまたはブロック解除する方法をわかりやすく解説します。

Windows Defenderファイアウォールでプログラムをブロック・解除する方法
ファイアウォールにはどんな種類がある?
企業がデータセキュリティを維持するために使用するファイアウォールには、主に3つの基本タイプがあります。いずれも、ネットワーク上の危険な要素からデバイスを守るために活用されています。
1. パケットフィルター型: 送受信されるパケットを解析し、IPアドレスやポート番号などの事前定義された基準と照合することで、通信を許可または遮断します。小規模なネットワークに最適ですが、大規模ネットワークでは管理が複雑になります。また、アプリケーション層の問題やスプーフィング攻撃には対応できない点にも注意が必要です。
2. ステートフルインスペクション型: 動的パケットフィルタリングとも呼ばれる堅牢なファイアウォール方式で、トラフィックをエンドツーエンドで検査できます。パケットヘッダーを高速に分析してパケットの状態を確認し、不正な通信を防ぐためのプロキシサービスを提供します。パケットフィルター型よりも安全性が高く、OSI参照モデルのネットワーク層で動作します。
3. プロキシサーバー型ファイアウォール: アプリケーション層でメッセージをフィルタリングすることで、優れたネットワークセキュリティを実現します。
Windows Defenderファイアウォールの役割を理解すると、プログラムのブロック・解除の仕組みも見えてきます。このファイアウォールは、特定のプログラムがインターネットに接続することを防ぐことができ、プログラムが不審または不要と判断した場合には、ネットワークへのアクセスを許可しません。
新しくアプリケーションをインストールすると、「Windowsファイアウォールの例外としてこのアプリを許可しますか?」というプロンプトが表示されます。「はい」を選択すれば、そのアプリはファイアウォールの例外として登録され、自由に通信できるようになります。「いいえ」を選択した場合は、システムがインターネット上の不審なコンテンツをスキャンする際に、そのアプリのインターネット接続がファイアウォールによってブロックされます。
Windows Defenderファイアウォールでプログラムを許可する方法
1. スタートメニューの検索ボックスに「firewall(ファイアウォール)」と入力し、「Windows Defenderファイアウォール」をクリックします。

2. 左側のメニューから「Windows Defenderファイアウォール経由のアプリまたは機能を許可」をクリックします。

3. 「設定の変更」ボタンをクリックします。

4. 目的のアプリやプログラムが一覧に表示されない場合は、「別のアプリの許可…」ボタンを使ってプログラムを参照・選択できます。
5. アプリを選択したら、「プライベート」と「パブリック」の両方にチェックが入っていることを確認してください。
6. 最後に「OK」をクリックします。
ファイアウォールでプログラムを許可するのは、ブロックするよりも簡単です。Windows 10のファイアウォールでプログラムを許可・ブロックしたい場合も、上記の手順に従えば対応できます。
Windowsファイアウォールでアプリをホワイトリストに登録する
1. スタートをクリックし、検索バーに「firewall」と入力して、検索結果から「Windowsファイアウォール」を選択します。
2. 「ファイアウォールによるプログラムまたは機能の許可」へ移動します(Windows 10の場合は「Windows Defenderファイアウォール経由のアプリまたは機能を許可」)。

3. 「設定の変更」ボタンをクリックし、アプリ名の横にあるチェックボックスをオン/オフします。

自宅や会社の環境でインターネットにアクセスしたい場合は「プライベート」列にチェックを入れます。ホテルやカフェなど公共の場所で、ホットスポットやWi-Fi経由で接続したい場合は「パブリック」列にチェックを入れましょう。
Windowsファイアウォールですべての受信プログラムをブロックする方法
機密性の高い情報や取引を扱う場合、すべての受信プログラムをブロックするのが最も安全な選択肢となります。この設定では、ホワイトリストに登録済みの接続を含む、すべての受信接続が遮断されます。ファイアウォールでのプログラムブロック方法を学んでおくことは、データの整合性とセキュリティを維持するうえで非常に役立ちます。
1. Windowsキー + Sキーを押して検索を開き、「firewall」と入力して、検索結果から「Windowsファイアウォール」を選択します。

2. 「設定のカスタマイズ」へ移動します。
3. 「パブリックネットワーク」の設定で、「許可されたアプリの一覧に含まれるものを含む、すべての着信接続をブロックする」を選択し、「OK」をクリックします。

設定後もメールの送受信やインターネット閲覧は引き続き可能ですが、それ以外の接続はファイアウォールによって自動的にブロックされます。
Windowsファイアウォールで特定のプログラムをブロックする方法
次に、Windowsファイアウォールを使って、特定のアプリケーションがネットワークを使用しないようにする最適な方法を見ていきましょう。通常はアプリに自由なネットワークアクセスを許可したいものですが、セキュリティや通信量の観点から、特定のアプリのアクセスを制限したいケースもあります。ここでは、ローカルネットワークとインターネットへのアクセスを遮断する具体的な手順を紹介します。
Windows Defenderファイアウォールでプログラムをブロックする手順
1. Windowsキー + Sキーで検索を開き、「firewall」と入力して、検索結果から「Windowsファイアウォール」を選択します。
2. 左側のメニューから「詳細設定」をクリックします。
3. 左側のナビゲーションペインで「送信の規則」をクリックします。

4. 右端のメニューの「操作」から「新しい規則」をクリックします。

5. 「新規の送信の規則ウィザード」で「プログラム」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

6. プログラム画面で「このプログラムのパス」を選択し、「参照」ボタンをクリックして、ブロックしたいプログラムのパスを指定します。
注: ここでは例として、Firefoxのインターネットアクセスをブロックします。任意のプログラムを選択してかまいません。

7. 上記の変更を行い、ファイルパスを確認できたら、「次へ」をクリックします。
8. 「操作」画面が表示されたら、「接続をブロックする」を選択して「次へ」をクリックします。

9. 「プロファイル」画面では、適用する規則を選択します。3つのオプションの意味は以下の通りです。
- ドメイン: コンピューターが企業ドメインに接続されている場合に適用されます。
- プライベート: 自宅や社内などのプライベートネットワークに接続している場合に適用されます。
- パブリック: ホテルや公共の場所などの公衆ネットワークに接続している場合に適用されます。
たとえば、カフェのネットワーク(公衆環境)に接続している場合は「パブリック」にチェックを入れます。自宅や職場(プライベート環境)の場合は「プライベート」にチェックを入れます。どのネットワークを使っているかわからない場合は、すべてのチェックボックスをオンにすれば、あらゆるネットワークでそのアプリの接続がブロックされます。選択が完了したら「次へ」をクリックします。

10. 最後に、規則に名前を付けます。後で思い出せるよう、わかりやすい固有の名前を付けることをおすすめします。入力したら「完了」をクリックします。

新しい規則が「送信の規則」の一覧の先頭に追加されているはずです。単純に完全ブロックしたいだけなら、これで作業は完了です。規則を細かく調整したい場合は、該当エントリをダブルクリックして必要な変更を加えましょう。
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このガイドが役に立ち、Windows Defenderファイアウォールでプログラムをブロック・解除できたなら幸いです。本記事に関するご質問やご意見があれば、お気軽にコメント欄でお知らせください。
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