Windows 10のGroove Musicでイコライザーを使う方法|プリセット設定の手順を解説
MicrosoftはWindows 10に「Groove Music(グローブ ミュージック)」アプリを導入し、OSとの統合を本格的に進めています。ただし、初期のGroove Musicには音楽のサウンドを好みに合わせて調整できるイコライザーが搭載されておらず、大きな弱点とされてきました。幸い、近年のアップデートでMicrosoftはイコライザー機能を追加し、その他の改善も行いました。バージョン10.17112.1531.0以降のGroove Musicアプリには、イコライザーが標準搭載されています。
Groove Musicアプリとは
Groove Musicは、Windows 10に内蔵されたオーディオプレーヤーです。Universal Windows Appsプラットフォームを使用して開発された音楽アプリで、かつては「Groove Music Pass」というストリーミングサービスと連携していましたが、このサービスはすでにMicrosoftによって提供終了となっています。楽曲はGroove Musicストアから追加できるほか、PCのローカルストレージやOneDriveアカウントからも取り込むことが可能です。
しかし、「低音をもっと強調したい」「再生環境に合わせて音質を調整したい」といったニーズに応える細かな設定ができない点が不満でした。そこで登場したのがイコライザー機能です。なお、この機能はWindows 10限定であり、旧バージョンのWindowsでは利用できません。利用するにはWindows 10へのアップグレードが必要です。
イコライザー機能の概要
イコライザーは、Groove Musicで再生中の楽曲やオーディオの周波数特性を調整できる追加機能です。素早く切り替えられる複数のプリセットも用意されており、主なプリセットは以下の通りです。
- Flat(フラット)
- Treble boost(トレブルブースト)
- Bass boost(ベースブースト)
- Headphones(ヘッドフォン)
- Laptop(ラップトップ)
- Portable speakers(ポータブルスピーカー)
- Home stereo(ホームステレオ)
- TV(テレビ)
- Car(カー)
- Custom(カスタム)
Groove Musicのイコライザーは5バンドのグラフィックイコライザーで、-12dB(最低)から+12dB(最高)の範囲で調整できます。プリセットの値を変更すると、自動的に「Custom(カスタム)」に切り替わります。
ここまでGroove Musicアプリとイコライザー機能について説明してきましたが、実際にどう使えばよいのでしょうか。この記事では、イコライザーの使い方をステップごとにわかりやすく解説します。
イコライザーを使う前の準備:アプリのバージョン確認
作業を始める前に、Groove Musicアプリが最新版であることを確認してください。イコライザーが使えるのはバージョン10.18011.12711.0以降のみです。古いバージョンの場合は、先にアプリをアップデートしましょう。現在のバージョンを確認する方法は2つあります。
- Microsoft Store(Windows ストア)から確認する
- Groove Musicアプリの設定から確認する
方法1:Microsoft Storeからバージョンを確認する
Microsoft Storeを使ってGroove Musicのバージョンを確認するには、以下の手順に従ってください。
1. Windowsの検索バーで検索し、Microsoft Storeを開きます。

2. 検索結果の一番上を選択してEnterキーを押します。Microsoft Storeが起動します。

3. 右上にある三点リーダー(…)アイコンをクリックし、「ダウンロードと更新」を選択します。


4. ダウンロードと更新の一覧から、Groove Musicアプリを探します。

5. バージョンの列に表示されている、直近のアップデート後のバージョンを確認します。
6. インストールされているGroove Musicのバージョンが10.18011.12711.0以上であれば、そのままイコライザーを利用できます。
7. バージョンが要件より古い場合は、「更新プログラムの取得」ボタンをクリックしてアプリを更新してください。

方法2:Groove Musicの設定からバージョンを確認する
アプリ自体の設定から確認する場合は、以下の手順を実行します。
1. Windowsの検索バーで検索し、Groove Musicアプリを起動します。

2. 検索結果の一番上を選択してEnterキーを押すと、Groove Musicアプリが開きます。
3. 左下のサイドバーにある「設定」をクリックします。

4. 右側の「アプリ情報」セクションにある「バージョン情報」リンクをクリックします。

5. バージョン情報の画面で、現在インストールされているGroove Musicのバージョンを確認できます。

バージョンが10.18011.12711.0以上ならイコライザーを利用できます。それより古い場合は、Microsoft Storeからアプリを更新しておきましょう。
Groove Musicでイコライザーを使う手順
必要なバージョンが揃っていれば、さっそくイコライザーを使って音楽を自分好みに調整できます。
補足:イコライザー機能はデフォルトで有効になっています。
以下の手順で設定を行います。
1. Windowsの検索バーで検索し、Groove Musicアプリを起動します。

2. 左下のサイドバーにある「設定」をクリックします。

3. 設定画面の「再生設定」セクションにある「イコライザー」リンクをクリックします。

4. イコライザーのダイアログボックスが表示されます。

5. ドロップダウンメニューからあらかじめ用意されたプリセットを選ぶこともできますし、各スライダー(点)を上下にドラッグして自分独自の設定を作ることも可能です。デフォルトで用意されている主なプリセットと特徴は次の通りです。
- Flat(フラット):イコライザーを無効化します。
- Treble boost(トレブルブースト):高音域を微調整します。
- Bass boost(ベースブースト):低音域を強調します。
- Headphones(ヘッドフォン):ヘッドフォンの特性に合わせて音声を最適化します。
- Laptop(ラップトップ):ノートPCやデスクトップPCのスピーカー向けに、オーディオストリームへ直接システム全体の調整を適用します。
- Portable speakers(ポータブルスピーカー):Bluetoothスピーカーでの再生時に、周波数を調整してサウンドを微調整できます。
- Home stereo(ホームステレオ):ステレオ機器に合わせて周波数設定を効果的に構成できます。
- TV(テレビ):テレビでGroove Musicを再生する際に、音質と周波数を調整します。
- Car(カー):車でのドライブ中に最適な音楽体験を得るための設定です。
- Custom(カスタム):各帯域の周波数レベルを手動で調整できます。

6. 用途に合わせてプリセットを選択すれば、Windows 10のGroove Musicでイコライザーの設定が完了します。
7. Groove Musicのイコライザーには、以下の5つの帯域が用意されています。
- Low(ロー/低音)
- Mid Low(ミッドロー)
- Mid(ミッド)
- Mid High(ミッドハイ)
- High(ハイ/高音)
8. プリセットを選べば、各帯域の周波数は自動的に設定されます。ただし、プリセットの既定の周波数設定を変更すると、そのプリセットは自動的にカスタムプリセットへと切り替わります。
9. 周波数を自由に設定したい場合は、ドロップダウンメニューから「Custom(カスタム)」を選択します。

10. 各帯域の点(スライダー)を上下にドラッグしながら、すべての項目の周波数をお好みに合わせて調整します。

11. 以上の手順で、Windows 10のGroove Musicアプリでイコライザーを利用できるようになります。
12. 設定ページの「モード」オプションから、イコライザー画面の表示モードを変更することもできます。選択肢は以下の3つです。
- Light(ライト)
- Dark(ダーク)
- Use system setting(システム設定を使用する)

13. 設定が完了したら、変更を適用するためにGroove Musicアプリを再起動してください。再起動しない場合、変更内容は次回アプリを起動するまで反映されません。
まとめ:イコライザー活用のポイント
一点だけ注意が必要です。現状、イコライザーへすばやくアクセスするショートカット的な方法は用意されていません。設定を確認・変更するたびに、Groove Musicの設定ページを開いて操作する必要があります。それでも、イコライザーはGroove Musicアプリの中でも特に優れた機能のひとつであり、音楽の聴き方を大きく向上させてくれるので、ぜひ一度試してみる価値があります。
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