Grooveミュージック(Groove Music)とは?Windows 10標準プレイヤーの機能と使い方を徹底解説
Windows 10に標準搭載されているのに、意外と語られることの少ない隠れた名品が「Grooveミュージック(Groove Music)」です。かつては音楽プレイヤーとデジタル音楽のサブスクリプションサービス・ストアが一体化したアプリでしたが、現在は純粋な音楽プレイヤーとして提供されています。使ったことがない方も多いかもしれませんが、数分触ってみるだけで、PC内やクラウド上に保存した音楽の管理に最適なアプリだと実感できるはずです。
Grooveミュージックとは?
かつてMicrosoftが展開していた携帯音楽プレイヤー「Zune」をご存じでしょうか。iPodより大容量で価格も手頃だったにもかかわらず、残念ながらサポートが打ち切られてしまいました。Zuneとともに姿を消したのが、同社の音楽管理ソフト「Zuneソフトウェア」です。その後継として登場したのがGrooveミュージックで、当初はZuneアプリと同じように、楽曲の購入、サブスクリプションでの聴き放題、ライブラリ管理などが可能でした。
その後、Windows 10の登場とともに、Microsoftは従来の「Windows Media Player」からGrooveミュージックへの移行を進めました。とはいえ、購入したCDからの取り込み(リッピング)などで長年親しんできたユーザーが多かったため、今でも多くのPCにWindows Media Playerが残っています。筆者自身も当初はなかなか手放せませんでした。
リリースから数年が経った現在、Grooveミュージックはシンプルでありながら完成度の高い音楽プレイヤー兼マネージャーへと進化しました。Windows Media PlayerとZuneの良いところを現代的に組み合わせた、まさに「進化版」と呼べる存在です。
なお補足しておくと、2021年以降はWindows 11向けに新しい「メディアプレイヤー」アプリが提供され、Grooveミュージックは段階的に置き換えられつつあります。ただしWindows 10環境では引き続き利用できるため、本記事の内容はそのまま参考になります。
Grooveミュージックの主な機能
GrooveミュージックはWindows 10にプリインストールされているため、追加ダウンロードは一切不要です。さらに、Microsoftアカウントへのサインインも必須ではありません。
このアプリの主目的は、PCに保存された音楽ファイルの再生です。対応しているファイル形式は以下の通りです。
- mp3
- wma
- flac
- wav
- aac
- m4a
- 3gp
- 3g2
- amr
- ac3
日常的によく使われるオーディオ形式はほぼ網羅しています。また、デスクトップPCやノートPCに光学ドライブが搭載されていれば、音楽CDの再生にも対応しています。
それまでWindows Media Playerを使っていた場合は、既存のプレイリストが自動的に取り込まれます。もちろん、新しくプレイリストを作成することも可能です。個人的にお気に入りなのは、プレイリストを作らなくても全曲をシャッフル再生できる点です。
その他にも、次のような便利な機能が揃っています。
- 検索ボックスでアーティスト・アルバム・曲名を素早く検索
- コレクション全体をアーティスト別・アルバム別・曲名別でフィルター表示
- 最近再生したアルバムやプレイリストへのクイックアクセス
- プレイヤーサイズを通常・小・全画面から切り替え
- プレイリストで次に再生される曲を確認
- プレイリストの並べ替えで目的の曲をすぐ見つけられる
- イコライザー調整によるカスタムサウンド
- テーマをWindows 10の設定に合わせるか、ライト/ダークから選択
- 音楽を読み込むフォルダを複数指定可能
Grooveミュージックの基本的な使い方
インターフェースは非常にミニマルで、音楽そのものに集中できる設計になっているのが魅力です。正直に言えば、見た目はWindows Media Playerよりも洗練されています。ただし、細かい設定項目は少なめです。
まず、スタートメニューを開いて「Grooveミュージック」と入力し、アプリを起動しましょう。
初期状態では、Windows 10の「ミュージック」フォルダ内の楽曲が自動的に読み込まれます。別のフォルダを使っている場合は、ウィンドウ左下にある設定メニューから変更できます。
「音楽を探す場所を選択する」をクリックすると、読み込み対象のフォルダを指定できます。容量節約のため外付けハードディスクやクラウドストレージに音楽を保存している場合も、それらのフォルダを追加すればOKです。ただし、Grooveミュージックはクラウドサービスと直接連携する仕組みではないため、クラウド上のフォルダは事前にPC側と同期(リンク)しておく必要があります。もちろん、OneDriveとの相性は抜群です。
同じく設定画面からは、イコライザーの調整も行えます。高度なオプションこそありませんが、基本的な音質調整は可能なので、好みのサウンドに近づけることができます。
音楽の再生方法
画面左上のハンバーガーメニュー(三本線アイコン)から、音楽の検索やプレイリストへのアクセスを素早く行えます。ここから新しいプレイリストを作成することもできます。
曲・アーティスト・アルバム・プレイリストのいずれかを選択すれば、すぐに再生が始まります。画面下部に表示されている再生中の曲をクリックすると、プレイヤーがウィンドウサイズに拡大され、次に再生される曲の一覧を確認できます。逆に、音量コントロール右側の最小化ボタンを押せば、プレイヤーをコンパクトに畳むことも可能です。
ランダムな曲リストを再生している場合は、任意の曲にマウスカーソルを合わせるだけで、その曲をプレイリストに追加したり、リストから削除したり、その場で再生を開始したりできます。
曲にチェックを入れると、プレイヤー下部に操作メニューが表示されます。これを使えば、現在のプレイリストを思い通りの内容に簡単に編集できます。
まとめ:無料で使えるシンプルな音楽プレイヤー
総じて、Grooveミュージックは非常にシンプルで扱いやすいアプリです。余計な機能はほとんどなく、「音楽コレクションを管理して再生する」という本来の役割に徹している点が好感持てます。無料アプリとしては十分に第一候補になり得ます。もちろん、もっと多機能なものをお探しなら、他の無料音楽プレイヤーを試してみるのも良いでしょう。
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