Windows 10でhostsファイルを編集時に「アクセスが拒否されました」エラーが出る場合の対処法

Windows 10のhostsファイルとは?
「hosts(ホスト)」ファイルとは、ホスト名とIPアドレスを対応付けるためのプレーンテキストファイルです。コンピューターネットワーク上のノードをアドレス指定する際に役立ちます。ホスト名とは、ネットワーク上のデバイス(ホスト)に割り当てられた、人間にとって分かりやすい名前やラベルのことで、特定のネットワーク内やインターネット上で他のデバイスと区別するために使用されます。
パソコン操作に慣れている方なら、Windowsのhostsファイルにアクセスして編集することで、特定の問題を解決したり、デバイス上で特定のWebサイトへのアクセスをブロックしたりできることをご存じでしょう。hostsファイルは、パソコンの C:\Windows\system32\drivers\etc\hosts に配置されています。プレーンテキストファイルのため、メモ帳で開いて編集することが可能です。
しかし、hostsファイルを開こうとした際に「アクセスが拒否されました(Access Denied)」というエラーが表示されることがあります。このエラーが発生すると、hostsファイルを開くことも編集することもできません。本記事では、Windows 10でhostsファイルを編集できない問題を解決するためのさまざまな方法を詳しく解説します。
hostsファイルを編集するメリット
hostsファイルは編集可能であり、さまざまな目的で活用されています。
- hostsファイルに必要なエントリを追加し、WebサイトのIPアドレスを任意のホスト名にマッピングすることで、Webサイトへのショートカットを作成できます。
- Webサイトや広告のホスト名を、自分のコンピューターを指すIPアドレス「127.0.0.1」(ループバックIPアドレス)にマッピングすることで、特定のサイトや広告をブロックできます。
Windows 10でhostsファイル編集時のアクセス拒否エラーを修正する方法
作業を始める前に、万が一問題が発生した場合に備えて、必ずシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。
管理者権限でもhostsファイルを編集できないのはなぜ?
管理者としてファイルを開いたり、組み込みのAdministratorアカウントを使ってhostsファイルを変更・編集しようとしても、ファイル自体に変更を加えられないケースがあります。その理由は、hostsファイルへの変更に必要なアクセス権限がTrustedInstallerやSYSTEMによって管理されているためです。
方法1:メモ帳を管理者権限で開く
多くの方は、Windows 10でテキストエディターとしてメモ帳を使用しています。hostsファイルを編集する前に、まずメモ帳を管理者権限で実行する必要があります。
- Windowsキー + Sキーを押して、Windowsの検索ボックスを表示します。
- 「notepad」と入力すると、検索結果にメモ帳のショートカットが表示されます。
- メモ帳を右クリックし、コンテキストメニューから「管理者として実行」を選択します。

- 確認画面が表示されたら、「はい」を選択して続行します。

- メモ帳のウィンドウが開いたら、メニューから「ファイル」→「開く」をクリックします。

- hostsファイルを開くには、C:\Windows\System32\drivers\etc フォルダーへ移動します。

- フォルダー内にhostsファイルが表示されない場合は、下部のオプションで「すべてのファイル」を選択します。

- hostsファイルを選択して「開く」をクリックします。
- これでhostsファイルの内容が表示されます。
- hostsファイルに必要な変更を加えます。

- メモ帳のメニューから「ファイル > 上書き保存」を選択するか、Ctrl + Sキーを押して変更を保存します。
なお、この方法はすべてのテキストエディターで有効です。メモ帳以外のテキストエディターを使用している場合も、プログラムを管理者権限で開くだけで同様に編集できます。
別の方法:コマンドプロンプトを使う
または、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、そこからhostsファイルを編集することもできます。
- Windowsの検索バーに「CMD」と入力し、コマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

- 昇格されたコマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを実行します。
cd C:\Windows\System32\drivers\etc
notepad hosts
- コマンドを実行すると、編集可能な状態でhostsファイルが開きます。あとはWindows 10のhostsファイルに必要な変更を加えてください。

方法2:hostsファイルの読み取り専用属性を解除する
デフォルトでは、hostsファイルは読み取り専用に設定されており、内容を閲覧することはできても変更を加えることはできません。「アクセスが拒否されました」エラーを修正するには、読み取り専用属性を解除する必要があります。
- エクスプローラーで C:\Windows\System32\drivers\etc フォルダーに移動します。

- hostsファイルを見つけて右クリックし、「プロパティ」を選択します。

- 属性セクションの「読み取り専用」のチェックを外します。

- 「適用」をクリックし、続いて「OK」をクリックして設定を保存します。
これでhostsファイルを開いて編集できるようになります。アクセス拒否の問題もおそらく解決されるでしょう。
方法3:hostsファイルのセキュリティ設定を変更する
システムファイルへのアクセスには特別な権限が必要な場合があります。ご利用のユーザーアカウントに完全なアクセス権が付与されていないことが、hostsファイルを開く際にアクセス拒否エラーが発生する原因の一つです。
- C:\Windows\System32\drivers\etc フォルダーに移動します。
- hostsファイルを見つけて右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「セキュリティ」タブをクリックし、「編集」ボタンをクリックします。

- ユーザーとグループの一覧が表示されます。ご自身のユーザー名に完全なアクセス権と制御権が付与されていることを確認してください。一覧に名前が追加されていない場合は、「追加」ボタンをクリックします。

- 「詳細設定」ボタンでユーザーアカウントを選択するか、「選択するオブジェクト名を入力してください」の欄にユーザーアカウント名を直接入力して「OK」をクリックします。

- 前の手順で「詳細設定」ボタンをクリックした場合は、「検索(Find now)」ボタンをクリックします。

- 最後に「OK」をクリックし、「フルコントロール」にチェックを入れます。

- 「適用」をクリックし、続いて「OK」をクリックして変更を保存します。
これで、問題なくhostsファイルにアクセスして編集できるようになるはずです。
方法4:hostsファイルの場所を変更する
ファイルの場所を変更することで問題が解決したという報告もあります。いったんファイルを別の場所に移動して編集し、その後元の場所に戻すという方法です。
- C:\Windows\System32\drivers\etc フォルダーに移動します。
- hostsファイルを見つけてコピーします。

- コピーしたファイルを、簡単にアクセスできるデスクトップなどに貼り付けます。

- デスクトップ上のhostsファイルを、管理者権限で実行したメモ帳または他のテキストエディターで開きます。

- ファイルに必要な変更を加えて保存します。
- 最後に、編集したhostsファイルをコピー&ペーストで元の場所に戻します。
C:\Windows\System32\drivers\etc
まとめ
以上の手順で、Windows 10でhostsファイルを編集する際のアクセス拒否エラーを修正できたかと思います。それでも問題が解決しない場合や、本記事に関するご質問がある場合は、お気軽にコメント欄でお知らせください。
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