Windows 10の「ディスクの管理」とは?開き方と基本的な使い方を徹底解説
エクスプローラーを開くと、「Windows (C:)」「回復 (D:)」「新しいボリューム (E:)」「新しいボリューム (F:)」など、さまざまなドライブやフォルダーが並んでいるのを見たことがあるでしょう。これらのドライブは、PCに最初から自動的に用意されているものなのでしょうか?それとも誰かが作成したものでしょうか?そもそも何のために存在し、削除したり内容や数を変更したりしても良いのでしょうか?
こうした疑問への答えが、この記事の中にあります。これらのドライブの情報や管理を行っているのは、Microsoftが提供するユーティリティ「ディスクの管理(Disk Management)」です。本記事では、その概要と具体的な使い方を詳しく解説していきます。
ディスクの管理とは?
ディスクの管理とは、Microsoft Windowsに標準搭載されているユーティリティで、ディスクベースのハードウェアを全面的に管理できるツールです。Windows XPで初めて導入され、Microsoft管理コンソール(MMC)の拡張機能として提供されています。
このツールを使えば、PCやノートパソコンに接続された各種ストレージデバイス——内蔵・外付けハードディスクドライブ(HDD)、光学式ドライブ、フラッシュドライブ、およびそれらに関連するパーティション——を表示・管理できます。具体的には、ドライブのフォーマット、ハードディスクのパーティション分割、ドライブ名の割り当て、ドライブ文字の変更など、ディスクに関するさまざまな操作が可能です。
ディスクの管理は、Windows XP、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 10など、すべてのバージョンのWindowsで利用できます。ただし、OSのバージョンによって画面構成などに多少の違いがあります。
一般的なソフトウェアにはデスクトップやタスクバー、スタートメニューからのショートカットがありますが、ディスクの管理にはそのようなショートカットが用意されていません。これは、通常のアプリケーションとは異なる種類のシステムツールだからです。とはいえ、ショートカットがないからといって起動に時間がかかるわけではありません。ほんの数ステップ、数十秒程度で簡単に開くことができます。それでは、その方法を見ていきましょう。
Windows 10でディスクの管理を開く方法
注意: 万が一操作中に問題が発生した場合に備えて、あらかじめシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
方法1:コントロールパネルから開く
コントロールパネル経由でディスクの管理を開く手順は以下の通りです。
1. 検索バーで「コントロールパネル」を検索し、Enterキーを押して開きます。

2. 「システムとセキュリティ」をクリックします。

補足: 「システムとセキュリティ」という項目は、Windows 10/8/7で表示されます。Windows Vistaでは「システムとメンテナンス」、Windows XPでは「パフォーマンスとメンテナンス」という名称になります。
3. 「システムとセキュリティ」の中にある「管理ツール」をクリックします。

4. 管理ツールの一覧から「コンピューターの管理」をダブルクリックします。

5. コンピューターの管理画面で「記憶域」をクリックします。

6. 左側のウィンドウペインに表示される「ディスクの管理」をクリックします。

7. 以下のようなディスクの管理の画面が表示されます。

補足: 画面の読み込みに数秒以上かかる場合があります。
8. これでディスクの管理が開きました。ここから各ドライブの表示や管理が行えます。
方法2:「ファイル名を指定して実行」から開く
この方法はすべてのWindowsバージョンで使えるうえ、前述の方法よりも素早く開けるのが魅力です。手順は以下の通りです。
1. 検索バーで「ファイル名を指定して実行」を検索し、Enterキーを押して開きます。

2. 「名前」欄に以下のコマンドを入力し、「OK」をクリックします。
diskmgmt.msc

3. ディスクの管理の画面が表示されます。

これでディスクの管理が開いたので、パーティションの作成やドライブ名の変更など、各種管理作業が行えます。
Windows 10でのディスクの管理の使い方
ボリュームを縮小する方法
既存のドライブの容量を減らしたい場合は、以下の手順に従ってください。
1. 縮小したいドライブを右クリックします。ここでは例として、初期容量248GBの「Windows (H:)」を縮小します。

2. 「ボリュームの縮小」をクリックすると、次の画面が表示されます。

3. 縮小したい容量をMB単位で入力し、「縮小」をクリックします。

注意: ドライブは一定の限度を超えて縮小することはできませんのでご注意ください。
4. ボリューム (H:) の縮小後、ディスクの管理の画面は以下のようになります。

これでボリュームHの容量が減り、解放された分は「未割り当て」として表示されます。縮小後のボリュームHは185GBとなり、65GBが未割り当て領域として確保されました。
新しいハードディスクのセットアップとパーティション作成
ディスクの管理の画面では、現在PCで利用可能なドライブとパーティションを確認できます。使用されていない未割り当て領域は黒色で表示されます。ここに新しいパーティションを作成するには、以下の手順を実行します。
1. 未割り当て領域を右クリックします。

2. 「新しいシンプル ボリューム」をクリックします。

3. 「次へ」をクリックします。

4. 新しいボリュームのサイズを入力し、「次へ」をクリックします。

注意: サイズは表示されている最大空き領域と最小空き領域の範囲内で入力してください。
5. 新しいドライブにドライブ文字を割り当て、「次へ」をクリックします。

6. 画面の指示に従い、「次へ」をクリックして進みます。

7. 「完了」をクリックします。

これで、60.55GBの新しいボリューム (I:) が作成されます。

ドライブ文字を変更する方法
ドライブ名(アルファベット)を変更したい場合は、以下の手順に従います。
1. ディスクの管理画面で、文字を変更したいドライブを右クリックします。

2. 「ドライブ文字とパスの変更」をクリックします。

3. ドライブ文字を変更するために「変更」をクリックします。

4. ドロップダウンメニューから割り当てたい新しいドライブ文字を選択し、「OK」をクリックします。

以上の手順でドライブ文字が変更されます。この例では、Iだったドライブ文字がJに変更されました。
ドライブまたはパーティションを削除する方法
特定のドライブやパーティションを削除したい場合は、以下の手順に従ってください。
1. ディスクの管理画面で、削除したいドライブを右クリックします。

2. 「ボリュームの削除」をクリックします。

3. 警告ダイアログが表示されるので、「はい」をクリックします。

4. ドライブが削除され、その領域は未割り当てスペースとして残ります。

削除前に必ず確認: ボリュームを削除すると、そこに保存されていたデータはすべて失われます。重要なデータがある場合は、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
まとめ
この記事では、Windows 10のディスクの管理について、ツールの概要から開き方、そしてボリュームの縮小、新しいパーティションの作成、ドライブ文字の変更、パーティションの削除といった基本的な使い方までを解説しました。ディスクの管理をマスターすれば、ストレージを自分好みに自由自在に整理できるようになります。
本記事がお役に立てたなら幸いです。このチュートリアルについてまだ不明な点や質問がある場合は、お気軽にコメント欄でお知らせください。
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