Windows 10でEFS証明書とキーをバックアップする2つの方法
以前の記事では、Windows 10の暗号化ファイルシステム(EFS)を使ってファイルやフォルダを暗号化し、機密データを保護する方法をご紹介しました。本記事では、その続きとして、Windows 10でEFS証明書とキーをバックアップする方法を詳しく解説します。

EFS証明書のバックアップが必要な理由
EFSの暗号化証明書とキーはローカルユーザーアカウントに紐付けられています。万が一ユーザーアカウントへのアクセスを失ってしまうと、暗号化されたファイルやフォルダは二度と開けなくなる恐れがあります。そこで役立つのがEFS証明書とキーのバックアップです。事前にバックアップを作成しておけば、アカウントに問題が発生した場合でも、PC上の暗号化ファイルやフォルダへ再びアクセスできるようになります。
それでは、以下の手順に従って作業を進めていきましょう。なお、万が一のトラブルに備えて、作業前にシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
方法1:証明書マネージャーでバックアップする
手順1: Windowsキー + Rを押し、「certmgr.msc」と入力してEnterキーを押します。これで証明書マネージャーが起動します。

手順2: 左側のウィンドウペインで「個人」をクリックして展開し、「証明書」フォルダを選択します。

手順3: 右側のウィンドウペインで、「目的」欄に「暗号化ファイル システム」と表示されている証明書を探します。
手順4: その証明書を右クリックし、「すべてのタスク」から「エクスポート」を選択します。
手順5: 「証明書のエクスポート ウィザードの開始」画面が表示されたら、「次へ」をクリックして進みます。

手順6: 「はい、秘密キーをエクスポートします」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

手順7: 次の画面で「可能であれば、証明パスにあるすべての証明書を含む」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

手順8: バックアップをパスワードで保護したい場合は、「パスワード」にチェックを入れ、任意のパスワードを設定して「次へ」をクリックします。

手順9: 「参照」ボタンをクリックし、EFS証明書とキーのバックアップを保存する場所へ移動します。任意のファイル名を入力して「保存」をクリックし、「次へ」で続行します。

手順10: 最後に設定内容を確認し、「完了」をクリックします。

手順11: エクスポートが正常に完了したら、「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

方法2:コマンドプロンプトでバックアップする
手順1: Windowsキー + Xを押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

手順2: コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
cipher /x "%UserProfile%\Desktop\Backup_EFSCertificates"

手順3: Enterキーを押すと、EFS証明書とキーのバックアップを確認するメッセージが表示されます。「OK」をクリックしてバックアップを続行します。

手順4: 次に、コマンドプロンプト内でEFS証明書のバックアップを保護するためのパスワードを入力し、Enterキーを押します。
手順5: 確認のため、先ほどと同じパスワードをもう一度入力してEnterキーを押します。

手順6: バックアップが正常に作成されると、デスクトップ上に「Backup_EFSCertificates.pfx」ファイルが生成されます。
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以上で、Windows 10でEFS証明書とキーをバックアップする方法の解説は完了です。暗号化ファイルへのアクセス権を失わないためにも、今のうちにバックアップを作成しておきましょう。本記事についてご不明な点がありましたら、お気軽にコメント欄でお尋ねください。
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