svchost.exe(netsvcs)のCPU使用率が高くなる原因と解決法【10の対処法】
Svchost.exe(サービスホスト、SvcHost)は、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)から実行される各種サービスのための汎用ホストプロセスです。Windowsの内部サービスはすべて、.exeファイルではなく.dllファイルへと移行されましたが、これらの.dllファイルを読み込むには実行ファイル(.exe)が必要となるため、svchost.exeというプロセスが用意されました。
タスクマネージャーを開くと、複数のsvchost.exeインスタンスが同時に動作していることに気づくでしょう。これは、一つのサービスがクラッシュしてもWindows全体がダウンしないようにする仕組みで、各サービスはグループごとに整理され、グループごとに個別のsvchost.exeインスタンスが作成されています。

svchost.exe(netsvcs)によるCPU使用率高騰とは
問題が発生するのは、svchost.exe(netsvcs)がWindowsのリソースをほぼすべて占有し、CPU使用率が異常に高くなったときです。タスクマネージャーを確認すると、特定のsvchost.exeがメモリをほぼ使い切り、他のプログラムやアプリケーションの動作を妨げていることがわかります。その結果、PCは極端に動作が重くなり、Windowsが頻繁にフリーズして不安定になるため、再起動や強制シャットダウンを余儀なくされてしまいます。
この症状の最大の原因は、ウイルスやマルウェアへの感染ですが、システム構成や利用環境によっても発生することがあります。以下のトラブルシューティングガイドに沿って、svchost.exe(netsvcs)によるCPU使用率高騰を順番に解決していきましょう。
注意: 作業を始める前に、万が一に備えて復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
方法1:CCleanerとMalwarebytesを実行する
1. CCleanerとMalwarebytesをダウンロードしてインストールします。
2. Malwarebytesを実行し、有害なファイルが存在しないかシステムをスキャンさせます。マルウェアが検出された場合は自動的に削除されます。

3. 次にCCleanerを起動し、カスタムクリーニングを選択します。
4. カスタムクリーニング画面で「Windows」タブを開き、デフォルト項目にチェックを入れて「解析」をクリックします。

5. 解析が完了したら、削除対象のファイルをよく確認してから次へ進みましょう。

6. 最後に「クリーナーを実行」ボタンをクリックし、CCleanerの処理が完了するまで待ちます。
7. システムをさらにクリーンアップしたい場合は、「レジストリ」タブを選択し、必要な項目にチェックが入っていることを確認します。

8. 「問題をスキャン」ボタンをクリックしてスキャンを実行し、完了後に「選択した問題を修復」ボタンをクリックします。

9. 「レジストリの変更をバックアップしますか?」という確認画面では「はい」を選択します。
10. バックアップが完了したら、「選択したすべての問題を修復」ボタンをクリックします。
11. 変更を保存するためにPCを再起動します。
方法2:CPU使用率の原因となっている特定のサービスを無効化する
1. Ctrl + Shift + Escを同時に押してタスクマネージャーを起動します。
2. 「詳細」タブに切り替え、CPU使用率の高いsvchost.exeプロセスを右クリックして「サービスの表示」を選択します。

3. 自動的に「サービス」タブへ移動し、該当のsvchost.exeプロセス配下で動作している複数のハイライト表示されたサービスが確認できます。

4. ハイライト表示されたサービスを一つずつ右クリックし、「停止」を選択します。
5. 該当のsvchost.exeプロセスによるCPU使用率の高騰が収まるまで、この作業を繰り返します。
6. 原因となるサービスを特定できたら、そのサービスを無効化します。
補足: 多くの場合、犯人はWindows Updateサービスですが、これについては後述の方法でも扱います。
7. Windowsキー + R を押し、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。

8. 一覧から該当のサービスを探し、右クリックして「プロパティ」を選択します。

9. サービスが実行中の場合は「停止」をクリックし、スタートアップの種類を「無効」に設定して「適用」→「OK」の順にクリックします。
10. PCを再起動して変更を保存し、問題が解決したかどうかを確認します。
この手順で、svchost.exe(netsvcs)によるCPU使用率高騰は確実に解決できます。もし原因のsvchost.exeファイルを特定するのが難しい場合は、Microsoftが提供する無料ツール「Process Explorer」を使うと、問題の原因を突き止めやすくなります。
方法3:イベントビューアーのログを消去する
1. Windowsキー + R を押し、「eventvwr.msc」と入力してEnterキーを押すと、イベントビューアーが開きます。

2. 左側のメニューから「Windowsログ」を展開し、サブフォルダを一つずつ右クリックして「ログの消去」を選択します。

3. 対象のサブフォルダは、Application、Security、Setup、System、ForwardedEvents の5つです。
4. 上記すべてのフォルダのイベントログを消去してください。
5. PCを再起動して変更を保存します。
方法4:SoftwareDistributionフォルダーの名前を変更する
1. Windowsキー + X を押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
2. 以下のコマンドを順に入力してWindows Updateサービスを停止します(それぞれ入力後にEnterキーを押します):
net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver

3. 次に、SoftwareDistributionフォルダーの名前を変更する以下のコマンドを入力してEnterキーを押します:
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old

4. 最後に、Windows Updateサービスを再開する以下のコマンドを順に入力します(それぞれ入力後にEnterキーを押します):
net start wuauserv
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver
5. PCを再起動して変更を保存します。
方法5:Windows Updateトラブルシューティングツールを実行する
1. Windowsの検索バーに「トラブルシューティング」と入力し、「トラブルシューティング」をクリックします。

2. 左側のウィンドウペインから「すべて表示」を選択します。
3. コンピューターのトラブルシューティング項目の一覧から「Windows Update」を選択します。

4. 画面の指示に従って、Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行します。

5. PCを再起動して変更を保存します。
これでsvchost.exe(netsvcs)によるCPU使用率高騰は解決するはずですが、改善しない場合は次の方法に進みましょう。
方法6:Windowsを最新の状態に更新する
1. Windowsキー + I を押して設定を開き、「更新とセキュリティ」を選択します。

2. 「更新プログラムのチェック」をクリックし、保留中の更新プログラムがあればすべてインストールします。

3. 更新プログラムのインストール完了後、PCを再起動すれば、svchost.exe(netsvcs)によるCPU使用率高騰が解決します。
方法7:BITSとWindows Updateサービスを無効化する
1. Windowsキー + R を押し、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。

2. 一覧からBITSとWindows Updateを探し、それぞれ右クリックして「プロパティ」を選択します。

3. 「停止」をクリックし、スタートアップの種類を「無効」に設定します。

4. 「適用」をクリックし、続けて「OK」をクリックします。
5. PCを再起動して変更を保存します。
これでsvchost.exe(netsvcs)によるCPU使用率高騰は解決するはずですが、改善しない場合は次の方法に進みましょう。
方法8:RKillをダウンロードして実行する
RkillはBleepingComputer.comで開発されたツールで、既知のマルウェアプロセスを強制終了することで、通常のセキュリティソフトが正しく動作し、感染を駆除できる状態を作ります。Rkillを実行すると、マルウェアプロセスの終了に加えて、不正な実行ファイルの関連付けの削除や、特定のツールの使用を妨げるポリシーの修正も自動的に行われます。実行中に終了されたプロセスの一覧は、ログファイルとして確認できます。これにより、svchost.exeによるCPU使用率の問題が解決する可能性があります。
Rkillをダウンロードし、インストールして実行してください。
方法9:システムファイルチェッカー(SFC)とチェックディスク(CHKDSK)を実行する
1. Windowsキー + X を押し、「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックします。

2. コマンドプロンプトに以下を入力してEnterキーを押します:
Sfc /scannow sfc /scannow /offbootdir=c:\ /offwindir=c:\windows (上記のコマンドで失敗した場合はこちらを試してください)

3. スキャンが完了するまで待ち、終了したらPCを再起動します。
4. 次に、チェックディスクユーティリティ(CHKDSK)を使ってファイルシステムエラーを修復します。
5. 処理が完了したら、再度PCを再起動して変更を保存します。
方法10:システムとメンテナンスのトラブルシューティングツールを実行する
1. Windowsキー + X を押し、「コントロールパネル」をクリックします。

2. 「トラブルシューティング」を検索し、「トラブルシューティング」をクリックします。

3. 左側のペインにある「すべて表示」をクリックします。
4. 「システムメンテナンス」のトラブルシューティングツールをクリックして実行します。

5. このトラブルシューティングツールによって、svchost.exe(netsvcs)によるCPU使用率高騰が解決できる場合があります。
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以上で、svchost.exe(netsvcs)によるCPU使用率高騰の解決手順は完了です。この記事についてご不明な点がある場合は、ぜひコメント欄でお気軽にお尋ねください。
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