エラー107(net::ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR)の原因と5つの解決方法を徹底解説

Google ChromeでHTTPSサイトにアクセスしようとした際に「エラー107(net::ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR):SSLプロトコルエラー」が表示され、ページが読み込めないことがあります。これは、ブラウザがサーバーとの安全な接続(SSL/TLS接続)を確立できなかった場合に発生する汎用的なエラーで、原因はパソコン側にもサーバー側にもあり得ます。
HTTPS通信がブロックされる背景には、プロキシサーバーの設定ミス、ローカルファイアウォール、ペアレンタルコントロール(保護者による制限機能)、DMZ/エッジファイアウォールのルールなど、さまざまな要因が考えられます。
本記事では、エラー107の仕組みと、実際に試せる5つの対処法を順番に解説します。
エラー107(net::ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR)とは何か
エラー107はいわゆる「SSL接続エラー」で、ブラウザがサーバーと安全な通信路を確立できないことを意味します。画面には次のようなメッセージが表示されます。
Error 107 (net::ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR): SSL protocol error
原因としては、サーバー側の不具合や、安全な接続の確立に必要なクライアント認証証明書がパソコンに存在しないことなどが挙げられます。
対処法を試す前に確認しておくこと
以下の対処法を試す前に、必ず次の2点を確認してください。
- Windows Updateを実行し、OSを最新の状態にしておく
- Google Chromeを最新バージョンにアップデートしておく
古いバージョンのChromeでは、エラー107がランダムなタイミングで発生することが知られています。まず環境を最新化してから、下記の方法を上から順番に試していきましょう。
方法1:インターネットオプションでSSL設定を有効にする
まずは、WindowsのインターネットオプションでSSL関連の設定が有効になっているかを確認・変更します。
Chromeの設定画面から行う手順
- Chromeを開き、メニューから「設定」を選択します。
- 設定画面を最下部までスクロールし、「詳細設定を表示」をクリックします。
- さらにスクロールして「ネットワーク」項目の「プロキシ設定を変更」をクリックします。
- 「詳細設定」タブを開き、「セキュリティ」項目までスクロールします。
- 「SSL 1.0を使用する」「SSL 2.0を使用する」「SSL 3.0を使用する」にチェックを入れます。
- 「適用」をクリックし、続いて「OK」をクリックします。
- ブラウザを再起動し、エラーが解消されたか確認します。


コントロールパネルから行う手順
- コントロールパネルを開き、「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 「ネットワークと共有センター」を開き、「インターネットオプション」をクリックします。
- 「インターネットのプロパティ」ウィンドウで「詳細設定」タブを開き、「セキュリティ」項目の「SSL 1.0を使用する」「SSL 2.0を使用する」「SSL 3.0を使用する」にチェックを入れます。
- 「適用」→「OK」の順にクリックして完了です。
補足:最近のWindowsでは、SSLの代わりに「TLS 1.2」「TLS 1.3」といった項目が表示される場合があります。その場合は、TLS関連のチェックボックスがオンになっていることを確認してください。なお、SSL 3.0以前には脆弱性があるため、可能であれば無効のままにしておくのが安全です。
方法2:hostsファイルへのアクセス権限を許可する
- エクスプローラーを開き、次のフォルダーへ移動します。
C:\Windows\System32\drivers\etc\ - 「hosts」ファイルを右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。
- 「セキュリティ」タブで「SYSTEM」を選択し、「許可」欄のチェックボックスをすべてオンに、「拒否」欄のチェックボックスをすべてオフにします。
- 「OK」をクリックし、続けてもう一度「OK」をクリックして完了です。

方法3:SSL状態(SSLキャッシュ)をクリアする
古いSSLセッション情報が残っていることで接続エラーが起きるケースもあります。SSL状態をクリアして改善するか試してみましょう。
- コントロールパネルを開き、「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 「ネットワークと共有センター」→「インターネットオプション」の順にクリックします。
- 「インターネットのプロパティ」ウィンドウ上部の「コンテンツ」タブを開きます。
- 「SSL状態の消去」ボタンをクリックし、「適用」→「OK」の順にクリックして完了です。


方法4:実験用QUICプロトコルを無効にする
Chromeの実験的機能であるQUICプロトコルが、特定のネットワーク環境でSSLエラーを引き起こすことがあります。これを無効化して改善するか確認します。
- Chromeのアドレスバーに次のコードを入力してEnterキーを押します。
chrome://flags/#enable-quic
- 「Experimental QUIC protocol(実験用QUIC プロトコル)」という項目を探し、右側のドロップダウンメニューから「Disabled(無効)」を選択します。
- Chromeを再起動し、エラーページが表示されなくなったか確認します。

方法5:セキュリティレベルとプライバシーレベルを「中」に設定する
- コントロールパネルを開き、「ネットワークとインターネット」→「インターネットオプション」の順にクリックします。
- 「セキュリティ」タブを開き、セキュリティレベルを「中」に設定します。
- 続いて「プライバシー」タブを開き、こちらもプライバシーレベルを「中」に設定します。

まとめ
以上、エラー107(net::ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR)を解決するための5つの方法をご紹介しました。多くの場合、上記のいずれかの方法で問題は解決するはずです。それでも改善しない場合は、ウイルス対策ソフトやファイアウォールの一時的な無効化、ルーターの再起動、別のネットワークでの動作確認なども併せて試してみてください。
この記事について質問や不明な点がある場合は、コメント欄からお気軽にお問い合わせください。
-
PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREAエラーの原因と対処法を徹底解説
Windowsの使用中にブルースクリーン(BSOD)が発生し、「PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA」というエラーメッセージとバグチェックコード(BCCode)「0x00000050」が表示された場合、その原因は故障したハードウェア、破損したシステムファイル、ウイルスやマルウェアへの感染、アンチウイルスソフトの不具合、RAMメモリの不良、あるいはNTFSボリューム(ハードディスク)の破損などが考えられます。このストップエラーは、要求されたデータがメモリ上に見つからない、つまりメモリアドレスが不正である場合に発生します。システムへの損傷を防ぐため、PCは自動的に再起動されますが
-
Windows 10でエラー0x80070718「このコマンドを処理するのに十分なクォータがありません」を修正する方法
「エラー0x80070718をどうやって直せばいいのか分からない」「『このコマンドを処理するのに十分なクォータがありません』というエラーメッセージにどう対処すればいいのか悩んでいる」——そんな方はもう心配いりません。本記事では、エラー0x80070718を解決するための完全ガイドをご紹介します。 まず、このエラーについて簡単に説明しましょう。このエラーは主に、ネットワークフォルダ経由でコンピューター間のファイル転送を行う際に発生します。原因はさまざまですが、主なものは以下のとおりです。 ディスク使用量の上限が低く、共有ファイルを読み込めない ページファイル(仮想メモリ)のサイズが小さすぎる