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「NTLDR is missing」エラーの直し方|原因と8つの対処法を徹底解説

NTLDRとは?エラーが発生する原因

NTLDRは「NT Loader(NTローダー)」の略称で、Windows XP、Windows Server 2003、Vista、7、8、10といったWindows NT系OSに搭載されているブートローダーです。NTLDRはWindowsがインストールされたハードディスクのパーティション上に存在し、そこから読み込まれるか、USBメモリなどの外部メディアから起動されます。

ブートローダーはまず、隠しファイルとして厳重に保護されている「boot.ini」というシステムファイルを読み込み、問題がなければ起動プロセスを続行します。しかし、以下のような状況では、起動時に「NTLDR is missing. Press Ctrl+Alt+Del to restart」というエラーメッセージが表示されます。

  • boot.iniファイルが破損している
  • BIOSの起動順序(ブートオーダー)が正しくない
  • ブートセクターやマスターブートレコード(MBR)が破損している
  • ハードディスクのIDEケーブルが緩んでいる、または故障している
  • Windowsのインストール自体が深刻な破損状態にある

このエラーが発生すると、何度再起動しても同じメッセージが表示され続けます。しかし、諦める必要はありません。以下に、この問題の解決に高い効果が実証されている対処法を紹介します。

対処法1:Easy Recovery Essentialsで自動修復を実行する

Easy Recovery Essentialsは、OSが起動しなくなったコンピューターの修復・復旧を目的としたユーティリティです。このツールにはAutomated Repair(自動修復)という機能があり、NTLDRに関連するファイルやフォルダーをまとめて修復できます。「NTLDR is missing」エラーに対する最も人気のある解決策であり、問題が解決する可能性もかなり高い方法です。

まず、配布サイトからお使いのWindowsバージョンに対応したISOファイルをダウンロードします。ダウンロードしたISOファイルはMagic ISOなどのライティングソフトを使ってDVD/CDまたはUSBメモリに書き込んでください。作成した起動メディアを対象のPCに挿入し、再起動してメディアから起動します。

ESEから起動できたら、「Select a recovery option(回復オプションの選択)」画面へ移動します。Automated Repairを選択し、Continueをクリックしてください。

「NTLDR is missing」エラーの直し方|原因と8つの対処法を徹底解説

ドライブパーティションの選択を求められたら、Windowsがインストールされているパーティション(通常はC:\ドライブ)を選択します。その後、Automated Repairをクリックして修復を開始します。

「NTLDR is missing」エラーの直し方|原因と8つの対処法を徹底解説

処理が完了するまで待機します。完了後、検出結果を確認してRestartをクリックしましょう。

「NTLDR is missing」エラーの直し方|原因と8つの対処法を徹底解説

この方法で問題が解決していれば、PCはエラー画面ではなく通常どおりOSを起動します。解決しない場合は、次の対処法を試してみてください。

対処法2:起動できないメディアをすべて取り外す

DVD、CD、フロッピーディスク、USBフラッシュドライブなどの起動不可メディアが接続されたままになっていると、起動時に「NTLDR is missing」エラーが表示されることがあります。その場合は、マウス、キーボード、ディスプレイケーブル、電源ケーブル以外のすべてのメディアを各ポートから取り外し、再起動して問題が解消するかどうかを確認しましょう。

対処法3:ブートセクターとマスターブートレコードを修復する

ブートセクターやマスターブートレコード(MBR)の破損も、このエラーの原因になり得ます。これらを修復することで問題を解決できる場合があります。手順は以下のとおりです。

  1. 対象のPCにWindowsインストールディスクを挿入し、再起動してディスクから起動します。
  2. 「Windows Options」メニューが表示されたらRキーを押して回復コンソールに入ります。
  3. コンピューターの管理者パスワードを入力します。
  4. 回復コンソールで以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。

fixboot
fixmbr

コマンド実行後、インストールディスクを取り外し、コンピューターを再起動して問題が残っていないか確認してください。

対処法4:BIOSの起動順序が正しいか確認する

コンピューターを再起動し、起動直後にBIOS(またはUEFI)の設定画面に入ります。設定画面を開くためのキーはマザーボードのメーカーによって異なり、Esc、Delete、F2、F8、F10、F12などさまざまです。設定画面内で「Boot」項目へ移動します。

「NTLDR is missing」エラーの直し方|原因と8つの対処法を徹底解説

起動順序(Boot order)を変更し、ハードディスクドライブ(HDD)が最初に試行され、その他のデバイスがその後に来るように設定してください。

対処法5:ハードディスクのIDEケーブルを確認する

ハードディスクとマザーボードを接続するIDEケーブルが緩んでいたり故障していたりしても、このエラーが発生することがあります。IDEケーブルの両端がポートに確実に固定されていることを確認しましょう。念のため、新しいIDEケーブルに交換して問題が解決するか試してみるのも有効です。

対処法6:NTLDRとNTDETECT.COMファイルを置き換える

この問題に悩む多くのWindowsユーザーが、NTLDRファイルとNTDETECT.COMファイルを新しいものに置き換えることで解決に成功しています。

  1. 対象のPCにWindowsインストールディスクを挿入し、再起動してディスクから起動します。
  2. 「Windows Options」メニューが表示されたらRキーを押して回復コンソールに入ります。
  3. コンピューターの管理者パスワードを入力します。
  4. 回復コンソールで以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。

copy D:\i386\ntldr C:\

copy D:\i386\ntdetect.com C:\

注意:「D」はWindowsインストールディスクに割り当てられているドライブ文字です。環境によって異なる場合があるため、ご自身の環境でインストールディスクに対応するドライブ文字に置き換えてください。

コマンド実行後、インストールディスクを取り外し、コンピューターを再起動して問題が解決したかどうかを確認してください。

対処法7:MBRとboot.iniを再構築し、Cドライブをアクティブにする

Cドライブ(Windowsがインストールされているドライブ)がアクティブパーティションになっていない場合にも、同様の起動エラーが発生することがあります。実際、過去にこの問題に悩まされていた多くのWindowsユーザーが、Windowsがインストールされているパーティションをアクティブ化することで解決しています。(詳細な手順は関連記事をご参照ください)

対処法8:Windowsを再インストールする

上記の対処法をすべて試しても解決しない場合は、「NTLDR is missing」エラーを根本的に解決できる最後の手段として、Windowsの完全な再インストールを検討しましょう。再インストールによって問題が解決する可能性は十分にあります。ただし、再インストールを行うと環境は初期状態からのやり直しになる点には注意が必要です。それでも、高価な文鎮と化したPCを抱えるよりはずっとましでしょう。

応急処置:データ救出のための一時的な回避策

なお、「NTLDR is missing」エラーには一時的な回避策も存在します。お使いのOS(XP/7/Vista/8/10)に対応したWindowsインストールディスクをお持ちの場合、それをPCに挿入して再起動し、CD/DVD-ROMから起動するよう設定します。「Press any key to boot from CD...」(任意のキーを押してCDから起動)と表示されたら、あえて何も押さずにそのまま待ちます。しばらくすると、コンピューターは自動的に起動するはずです。

これは恒久的な解決策ではありませんが、上記の対処法を試す前にシステム内の大切なデータを安全に救出しておきたい場合に非常に役立ちます。

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