Windowsの「赤い画面(RSOD)」エラーの原因と5つの修正方法
Microsoftは「死の赤い画面(Red Screen of Death:RSOD)」に代表される深刻なエラーとは、長く苦い付き合いをしてきました。私自身がXboxから離れることになった最大の理由も、購入わずか3ヶ月のコンソールを壊してしまった「レッドリング・オブ・デス(RRoD)」エラーでした。そして残念なことに、こうした問題の亜種は、Windowsが動作するPCでも遭遇する可能性があります。
ただし、すぐにMicrosoftを責めるのは早計です。PCにおけるRSODエラーは、たいていの場合ハードウェアの不具合か、ユーザー自身の操作ミスが原因です。赤画面エラーは青画面(BSOD)ほど頻繁に発生するものではありませんが、もし2つのうちどちらかを選べと言われるなら、私は青の方を選びます。赤画面エラーは非常に稀ですが、その分、PCを使えなくなるような重大な問題のサインであることが多いからです。

最新バージョンのWindows(8および10)では、赤画面エラーは別形式の青画面に置き換えられましたが、XPやVistaを使用している場合は今でも遭遇する可能性があります。残念ながら、RSODエラーの原因を特定するのは容易な作業ではなく、場合によってはハードウェアを交換しなければ自分で修復できないこともあります。
具体的な対処法に入る前に、まずは最も一般的な原因を確認しておきましょう。
RSODエラーの主な原因
- 圧倒的に多い原因はグラフィックボードです。通常、ゲームプレイなどハードウェアに高負荷がかかる作業中にRSODエラーが発生します。
- 次に多いのは、一部のハードウェアとの互換性がない古いBIOS/UEFIファームウェアです。
- GPUやCPUをオーバークロックしている場合は、まずそこを疑うべきです。主要パーツを無計画にオーバークロックすると、電源の供給能力を超える電力が必要になり、この問題が引き起こされます。
- 新しく増設したハードウェアも原因になります。特に、適切なドライバーが用意されていない新しい機器でよく起こります。
原因がわかったところで、具体的な対処法を見ていきましょう。以下の方法を順番に試し、ご自身の環境で有効な解決策を見つけてください。
注意: システム起動前に赤画面エラーが表示される場合は、一部の方法が使用できません。その場合は方法1、方法3、方法4のみを実行してください。
方法1:セーフモードで起動する
まず試すべきはセーフモードでの起動です。セーフモードでは、ほとんどのデバイスドライバーとサードパーティ製ソフトウェアを読み込まずにPCを起動できます。この最小構成のWindowsで起動できれば、原因がソフトウェアやドライバーにあるのかどうかを切り分けられます。
セーフモードでWindowsを起動するには、電源投入または再起動の直後にF8キーを連打します。「詳細ブートオプション」メニューが表示されたら、矢印キーで「セーフモードとネットワーク」を選択してEnterを押してください。

セーフモードで起動できたら、ブラウジングや負荷の高い作業などを行い、最初に赤画面エラーが出た状況をできるだけ再現してみましょう。
セーフモード中にエラーが再現しない場合、原因はソフトウェアまたはドライバーである可能性が高いと判断できます。その場合は、エラーが出始めた頃にインストールしたソフトウェアをアンインストールし、最近更新したドライバーを以前のバージョンにロールバックしてみてください。それでも特定できない場合は、Windowsの再インストールや修復が確実な解決策となります。
逆に、セーフモードでも同じ問題が発生する場合は、ハードウェアを交換しなければ解決できない可能性が高いです。ただし、その場合でもBIOS/UEFIの更新(方法2)、オーバークロック設定の解除(方法3)、そして方法4は試す価値があります。
方法2:BIOSまたはUEFIを更新する
比較的新しいマザーボードをお使いの場合、従来のBIOSメニューはすでに新しいUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)に置き換わっているかもしれません。BIOS/UEFIを最新版に更新していないと、グラフィックボードがマザーボードとうまく連携できず、RSODエラーが発生することがあります。特に、マザーボード側の必要な更新を行わずに新しいGPUへアップグレードした直後のユーザーに、この症状はよく見られます。
また、GPU自体に既知の不具合があり、それがマザーボードのファームウェア更新によって修正されるケースもあります。数年前には、旧バージョンのBIOS上でRSODエラーを表示するAMD R9カードのロットが存在したことが報じられていました。いずれにせよ、BIOS/UEFIの更新は最初に試す価値のある対策です。
警告: BIOS/UEFIの更新は繊細な作業であり、手順を誤るとPCが起動しなくなる(文鎮化する)リスクがあります。経験がない方は、必ず信頼できるガイドを参考に慎重に行ってください。
ほぼすべてのメーカーが独自の書き換え技術を採用しているため、万能な手順は紹介できませんが、大まかな流れは以下の通りです。
- ノートPCの場合はバッテリー残量を十分に確保し、デスクトップの場合は安定した電源に接続します。
- ノートPC/マザーボード(デスクトップの場合)メーカーの公式サイトにアクセスし、お使いのモデルを検索します。ダウンロードページからBIOS更新ファイルを入手してください。

- ダウンロードした更新ファイルを直接実行するか、専用ツールで開きます。メーカーによっては実行ファイル形式で配布していたり、WinFlashやEZ Flashなどの専用ソフトを使う場合もあります。
注意: ファイルの開き方がわからない場合は、メーカーサイトのドキュメントを参照してください。 - 画面の指示に従って更新を進めてください。

- 更新中は絶対に電源を切らないでください。PCが起動しなくなる恐れがあります。
方法3:オーバークロック設定を解除する
オーバークロックは数分で完了する作業ではありません。完璧なバランスを見つけるまで、何度も調整と検証を繰り返す必要があります。しかし、手順を正しく踏んでいたとしても、システムの不安定さを招き、赤画面エラーにつながることがあります。
システムがオーバークロックされていて、熱によるシャットダウンの直前に一瞬RSODエラーが表示される場合は、間違いなくオーバークロック設定を控えめにすべきです。オーバークロックを原因候補から除外するために、BIOS/UEFIメニューを開き、すべての設定をデフォルトに戻しましょう。その後、通常どおりPCを使用して赤画面が再発するか確認してください。再発しなければ、次回オーバークロックする際はより低い周波数で設定することをおすすめします。
方法4:電源ユニットの供給能力を確認する
ゲームやその他の高負荷作業中に赤画面エラーが発生する場合、電源ユニットが主要パーツに十分な電力を供給できていない可能性があります。ここまでの対策で効果がなかった場合は、電源不足の可能性を潰しておきましょう。
新しい電源を購入せずにこの仮説を検証する簡単な方法は、ケースを開けて、必須ではない機器の電源ケーブルを抜くことです。例えば、DVDドライブやセカンダリHDDへの給電を止めてみてください。取り外した後、再度高負荷作業を行い、RSODエラーが再現するか確認します。エラーが消えたら、より大容量の電源ユニットへの買い替えを検討しましょう。
方法5:ハードウェアの不具合を調査する
ここまでの方法で改善しなかった場合、残念ながらハードウェアの交換が必要になる可能性が極めて高いです。あらゆる機器と同様、ハードウェア部品は経年劣化し、徐々に性能が低下していきます。ハードウェア故障こそRSODエラーの最大の原因ですが、故障箇所を特定するのは決して簡単ではありません。
しかし、イベントビューアーを使えば、エラー発生時のクラッシュログを調査できます。手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押し、「Eventvwr.msc」と入力してEnterを押すと、イベントビューアーが開きます。

- 左側の列で「カスタムビュー」をクリックし、「管理イベント」をダブルクリックして右側にイベント一覧を表示させます。

- RSODエラーに関連する項目を探してクリックして選択します。選択した状態で下部の「全般タブ」を確認し、エラー内容を調べます。エラーメッセージをコピーしてオンラインで検索してもよいですし、「詳細」タブから不具合を起こしたデバイス名を確認することもできます。

- 不具合のあるハードウェアを特定できたら、まずドライバーを更新してみてください。それでも改善しない場合は、パーツの交換を検討するか、専門業者に詳しい診断を依頼しましょう。
まとめ
本記事で紹介した対策のいずれかが、皆さんのエラー解決に役立ったことを願っています。ここではRSODエラーの最も一般的な原因を挙げましたが、実際の状況はこれとは異なる場合もあります。上記の方法がすべて効果なかった場合は、Windowsのクリーンインストールを試し、それでも改善しないようであれば、詳細なハードウェア診断のために修理業者へ持ち込むことをおすすめします。
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