ノートパソコンの画面のちらつきを直す方法|原因の切り分けと4つの解決策
ノートパソコンは日々普及が進み、従来のデスクトップPC(タワー型)を私たちの想像以上の速さで置き換えつつあります。演算性能や機能性を損なうことなく高い携帯性を実現できる点が、最大の魅力といえるでしょう。
ただし、製品が大量に生産されるにつれて、さまざまな不具合も徐々に表面化してきます。その代表例のひとつが「画面のちらつき」です。この症状の原因には、ハードウェアとソフトウェアの両面が考えられます。本記事では、それぞれのケースに応じた解決策を詳しく解説します。具体的な対処に入る前に、まずはサードパーティ製アプリが原因なのか、それともディスプレイドライバー関連の問題なのかを切り分けましょう。

まずタスクマネージャーを開きます。タスクマネージャー上でも画面がちらつく場合は、ディスプレイドライバーや設定に問題がある可能性が高いといえます。反対に、タスクマネージャーではちらつきが発生しない場合は、何らかのサードパーティ製アプリが原因と考えられます。Windows + Rキーを押し、ダイアログボックスに「taskmgr」と入力してEnterキーを押すと、タスクマネージャーを起動できます。
さらに、外付けモニターに接続して表示が正常かどうかを確認すれば、ハードウェア故障の有無をある程度判断できます。外付けモニターでもちらつきが再現される場合は、ハードウェアではなくソフトウェア側に原因がある可能性が高いでしょう。
解決策1:解像度とリフレッシュレートの変更
まず最初に試したいのが、パソコンの解像度とリフレッシュレートの見直しです。システムが対応していない高解像度や高リフレッシュレートを設定していると、画面のちらつきなどの表示の乱れが発生することがあります。設定値を下げて、改善するかどうかを確認しましょう。
- Windows + Sキーを押して検索アプリを起動し、ダイアログボックスに「resolution(解像度)」と入力します。表示されたアプリケーションを開いてください。

- 設定画面が開いたら、ページ下部までスクロールし、「詳細ディスプレイ設定(Advanced display settings)」を選択します。

- ディスプレイの詳細情報が記載されたウィンドウが表示されます。「ディスプレイ1のディスプレイアダプターのプロパティ(Display adapter properties for Display 1)」を選択してください。

- ハードウェアのプロパティが表示されたら、「アダプター」タブにある「すべてのモードを一覧表示(List All Modes)」をクリックします。

- 選択可能な解像度の一覧が表示されます。お使いのハードウェアの仕様に合わせて設定を変更し、その都度「OK」を押して、ちらつきに変化があるかどうかを確認してください。

- 設定変更が完了したらパソコンを再起動し、ちらつきが解消されたかどうかを確認しましょう。
解決策2:サードパーティ製アプリケーションのアンインストール
タスクマネージャーを操作中にちらつきが発生しなかった場合は、サードパーティ製アプリケーションに原因がある可能性が高いです。ノートパソコンのディスプレイ表示に干渉している可能性のあるアプリを探してみましょう。該当するのは、メーカーがプリインストールしている純正アプリや、画面表示を最適化すると謳うユーティリティソフトなどです。

Windows + Rキーを押し、ダイアログボックスに「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。すると、パソコンにインストールされているすべてのアプリケーション一覧が表示されます。一覧を確認しながら、画面のちらつきの原因と思われるアプリを見つけてアンインストールしてください。特にトラブルを起こすことで知られているのは、Norton AV(ノートン)、IDT Audio、iCloudなどです。
解決策3:グラフィックドライバーの更新/ロールバック
グラフィックカードメーカーは、新機能の追加やバグ修正のために頻繁にドライバーを更新しています。インターネットでお使いのハードウェア情報を検索し、利用可能な最新ドライバーがないか確認してみましょう。もちろん、Windowsの自動更新に任せることも可能ですが、事前に少し調べておくとトラブルシューティングが格段に楽になります。
また、ドライバーを更新しても問題が解消しない場合は、以前のバージョンへロールバック(戻す)ことも検討してください。新しいドライバーが不安定だったり、OSと競合して画面のちらつきを引き起こしたりすることは珍しくありません。
注意:この解決策を実行する前に、まず対象デバイスを一度無効化してから再度有効化してみてください。このシンプルな操作だけで問題が解決したという報告も多くあります。
- ユーティリティ「Display Driver Uninstaller」をインストールします。この手順は省略しても構いませんが、実行しておくことでドライバーの残骸が残らず安心です。
- 「Display Driver Uninstaller(DDU)」のインストール後、パソコンをセーフモードで起動します。セーフモードへの起動方法は、別途解説記事をご参照ください。
- セーフモードで起動したら、先ほどインストールしたDDUを起動します。
- アプリを起動したら、最初のオプション「Clean and restart(クリーンして再起動)」を選択します。アプリが自動的に既存のドライバーをアンインストールし、パソコンを再起動してくれます。

- パソコンを通常モードで起動し、Windows + Rキーを押して「devmgmt.msc」と入力、Enterキーを押してデバイスマネージャーを開きます。多くの場合、標準ドライバーが自動的にインストールされています。表示されない場合は、何もない部分を右クリックし、「ハードウェア変更のスキャン」を選択してください。
- ここからの手順は2通りあります。NVIDIAなどのメーカー公式サイトからお使いのハードウェア向けの最新ドライバーをダウンロードして手動でインストールするか、あるいはWindows自身に最新版を自動でインストールさせる方法です。
- ここでは自動インストールの手順を見ていきましょう。対象のハードウェアを右クリックし、「ドライバーの更新(Update driver)」を選択します。続いて、最初の選択肢である「更新されたドライバーソフトウェアを自動的に検索」を選びます。手動で更新する場合は2番目の選択肢を選び、「ドライバーの参照」からダウンロードしたファイルの保存場所へ移動してください。

- ドライバーのインストール後、パソコンを再起動し、画面のちらつきが解消されたかどうかを確認してください。
注意:Intel製ドライバーについても、最新版がインストールされているかどうか必ず確認しておきましょう。
解決策4:ハードウェア不良のチェック
これまでの方法をすべて試しても画面のちらつきが解消しない場合は、ハードウェア自体に問題がある可能性が高いです。セーフモードでもちらつきが発生するかどうかを確認すれば、ハードウェア故障かどうかをある程度判別できます。発生する場合は、ノートパソコンに接続されている電源ケーブル類がすべてしっかりと差し込まれているか、緩んでいる箇所がないかを確認してください。
また、コンデンサーの破損が画面のちらつきの原因になるという報告もあります。さらに、ノートパソコン内部のディスプレイケーブル(フラットケーブル)が正しく接続されていない、または破損しているケースもあります。この場合も、画面がちらつくことがあります。
当サイトでは、専門的なハードウェア修理の手順は扱っていません。お手数ですが、お近くの修理店にノートパソコンを持参し、点検を受けることをおすすめします。上記のような小さなモジュールが外れているか、破損しているだけのケースも多く、比較的安価に修理できることがほとんどです。
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