WindowsとUbuntuのデュアルブート環境を作成する方法
Ubuntuは無料で利用できるオープンソースのLinuxディストリビューションで、OpenStackに対応したクラウドコンピューティング向けOSとして高い人気を誇ります。一方、Windowsは世界で最も広く使われているオペレーティングシステムの一つであり、日常的な作業からオフィス業務まで、幅広い用途に適しています。

本記事では、1台のPCにWindowsとUbuntuの両方をインストールし、起動時にどちらのOSで立ち上げるかを選択できる「デュアルブート」環境を構築する、最も簡単な方法をご紹介します。手順を誤るとシステムに不具合が生じる可能性があるため、作業前には必ず重要なデータのバックアップを取っておきましょう。
WindowsとUbuntuのデュアルブートを作成する手順
デュアルブート環境は比較的簡単に構築できます。作業を始める前に、以下の準備が整っていることを確認してください。
- Windows 10がすでにインストールされているPC
- 2GB以上の容量を持つUSBメモリ
準備ができたら、以下の手順に沿って進めていきます。
- PCの電源を入れ、Windows 10を起動します。
- UbuntuのISOイメージを公式サイトからダウンロードします。
- Ubuntuは「.iso」形式のファイルとして保存されます。
- 「Windows」キー + 「R」キーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「Diskmgmt.msc」と入力して「Enter」キーを押し、ディスクの管理を開きます。

- Windowsがインストールされているドライブを右クリックし、「ボリュームの縮小」を選択します。

注意: 作業前にドライブ内の不要データを削除し、十分な空き容量を確保しておいてください。 - 縮小する容量を入力します。Ubuntu本体および関連ソフトウェア用には、50GB以上の空き領域を確保することをおすすめします。
- 縮小処理が完了するまで待ち、ウィンドウを閉じます。
- Ubuntuのインストールに使用するUSBメモリをPCに接続します。
- USBメモリを右クリックし、「フォーマット」を選択します。

- 「ファイルシステム」のプルダウンメニューから「FAT32」を選択します。

- 「フォーマット開始」をクリックし、処理が完了したら「OK」をクリックします。
- 書き込みツール「Etcher」を公式サイトからダウンロードします。
- ダウンロードした実行ファイルをクリックし、画面の指示に従ってインストールします。
- Etcherを起動し、「Select Image(イメージの選択)」をクリックします。

- 手順3でダウンロードした「.iso」ファイルを選択します。
- 手順12でフォーマットした「USBドライブ」を選択します。
- 「Flash(書き込み)」をクリックすると、USBメモリの起動メディア化が始まります。

- 起動可能なUSBメモリが完成したら、PCに挿入したまま再起動します。
- 起動直後に「F10」または「F12」キー(機種によって異なります)を押して、ブートメニューを表示します。
- 矢印キーでカーソルを移動し、USBメモリを選択します。
- 次の画面で「Try Ubuntu Without Installing(Ubuntuをインストールせずに試す)」を選択します。

- Ubuntuが起動したら、デスクトップ上の「Install Ubuntu(Ubuntuをインストール)」をクリックします。
- 言語を選択し、「続ける」をクリックします。
- 次の画面で「通常インストール」にチェックを入れ、「Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする」のチェックを外して「続ける」をクリックします。

- 次の画面で「Windows Boot Managerとは別にUbuntuをインストール(Install Ubuntu Alongside Windows Boot Manager)」にチェックを入れ、「インストール」をクリックします。
- インストールが完了したら、Ubuntuログイン用のアカウント情報を入力します。
- 以降、PCの起動時にWindowsとUbuntuのどちらを起動するかを選択できるようになります。
注意: 一部のPCでは、BIOS内のUEFIブート順序設定でUbuntuを優先起動デバイスとして設定する必要がある場合があります。
まとめ
以上の手順で、WindowsとUbuntuが共存するデュアルブート環境を構築できます。作業中に電源が切れるとデータ損失の恐れがあるため、ノートPCの場合はAC電源に接続した状態で進めるのが安全です。また、Secure Bootの設定やUEFIの仕様によっては追加の設定が必要になることもあるため、うまく起動しない場合はお使いのPCメーカーのマニュアルも併せて確認してください。
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