Androidスマホ・タブレットをWindows PCのサブモニターとして使う方法
Androidスマホ・タブレットをWindows PCのサブモニターに変える方法
Windows PCでの作業効率をさらに高めたいなら、モニターの拡張が最も効果的な手段のひとつです。デスクトップ画面を別のモニターへ拡張することで、複数のウィンドウやアプリケーションを同時に開けるようになり、情報を一画面に詰め込むことなく、広々とした作業環境で業務を素早く進められるようになります。
従来、マルチモニター環境を実現するには、高価な液晶モニターを購入し、PCとケーブルで接続する必要がありました。据え置き型のデスクトップPCであればそれでも問題ありませんが、ノートパソコンなど持ち運べるデバイスと組み合わせて、外出先でもサブモニターを使いたい場合にはSpacedeskが最適なソリューションです。Spacedeskを使えば、AndroidスマートフォンやタブレットをノートPCのセカンドモニターとして活用できます。接続は無線LANネットワーク経由で確立されるため、複数のケーブルをつなぐ手間も一切かかりません。
同じ目的で使えるその他のアプリとしては、ApowerMirror、LetsView、TeamViewerなどがあり、いずれもAndroid/iOSとWindows/Macの両方に対応しています。
導入手順は大きく分けて次の3ステップです。
- Windows PC側にアプリをセットアップする
- Androidスマホ・タブレット側にアプリをセットアップする
- 両デバイス間で追加画面の設定を行う
ここではSpacedeskを例に、ポータブルサブモニターを稼働させるまでの全手順を解説します。他のアプリを選んだ場合でも、基本的な流れはほぼ同じです。
ステップ1:Windows PC側の設定
まず、Spacedeskの公式サイトからWindowsプライマリPC(サーバー)用ドライバーをダウンロードします。32bit版と64bit版が用意されているので、Windowsの「設定」→「システム」→「バージョン情報」から自分のシステム種類を確認し、対応する方をダウンロードしてください。ダウンロードが完了したら、インストーラーの指示に従ってセットアップを進めます。インストール手順はシンプルなので、迷うことはないでしょう。
注意:現在、SpacedeskはKasperskyやAvastなどのアンチマルウェアソフトとの互換性に問題があります。これらのアンチウイルスソフトがインストールされている場合は、TeamViewerやLetsViewなど、別のソフトウェアの利用を検討してください。
ステップ2:Androidデバイス側の設定
次に、Google Playストアで「Spacedesk」のリモートディスプレイアプリを検索してインストールします。インストールは自動的に完了します。このアプリは完全無料で、モニター拡張機能を使うためにアプリ内課金が必要ない点も大きな魅力です。
ステップ3:WindowsとAndroidデバイスの連携
両方のデバイスにアプリをインストールしたら、あとは2つをリンクさせて、メイン画面をリモートディスプレイへ拡張するだけです。まず、両方のデバイスが同じWi-Fiネットワークに接続されていることを確認しましょう。その上で、両デバイスでアプリを起動します。スマートフォン側のアプリがWindowsデバイスを自動的に検出するので、「Connect」ボタンをタップすればペアリングは完了です。
もしWindowsデバイスが自動検出されず、利用可能なデバイスの一覧に表示されない場合は、WindowsデバイスのIPアドレスを手動で入力して接続することもできます(同じWi-Fiネットワーク上にあることが前提です)。その際は、アプリ内の「Auto Network Search」のチェックを外し、表示されたフィールドにプライマリPCのネットワークアドレスを入力します。
PCのIPアドレスがわからない場合は、以下の手順で確認できます。
- Windowsの検索バーに「CMD」と入力してコマンドプロンプトを開く
- コマンドプロンプトに「ipconfig」と入力する
- 表示された情報の中からPCのIPv4アドレスを見つける
- そのアドレスをスマホのSpacedeskアプリに入力する
2つのデバイスがペアリングされると、Windows側は新しいハードウェアが接続されたことを自動的に認識します。外付けキーボードやUSBメモリを挿したときと同じような挙動です。これにより、Windowsのデスクトップがモバイル端末の画面に表示されるようになります。初期状態では、メイン画面と同じ内容がリアルタイムで映し出される「ミラーリング」モードで動作します。
もしサブモニターを独立した画面として使い、それぞれ別のアプリを並行して動かしたい場合は、Windowsの「ディスプレイ設定」を開き、「ディスプレイを拡張する」を選択してください。こうすることで、モバイル画面が独立したセカンドモニターとして機能し、メイン画面とは別の作業を同時に進められるようになります。
まとめ
サブモニター環境の構築に、高価なモニターの購入や面倒な配線は必須ではありません。手持ちのAndroidスマホやタブレットをセカンドモニターとして活用したいなら、Spacedesk、ApowerMirror、LetsView、TeamViewerといったアプリを使えば簡単に実現できます。Wi-Fi経由のワイヤレス接続ながら、物理モニターを接続したのと同等の快適さを得られるうえ、ノートパソコンをメインデバイスとしている場合にも対応しているのが大きな強みです。出先でも自宅でも、手軽にマルチモニター環境を構築してみてはいかがでしょうか。
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