【解決法】After Effectsの「不特定の描画エラー」を直す4つの対処方法
After Effectsを使用している一部のユーザーから、プログラムがクラッシュする直前に「不特定の描画エラー(Unspecified Drawing Error)」が表示されるという報告が寄せられています。一方で、このエラーが単なる警告メッセージとして表示され、ダイアログを閉じればそのまま作業を続けられるケースもあります。
調査の結果、このエラーにはいくつかの異なる原因があることが判明しています。主な原因として考えられるものは以下の通りです。
- 管理者権限の不足 – Windows 7やWindows 8.1でこの問題が発生している場合、After Effectsの実行ファイルに特定タスクを完了するための管理者権限がない可能性があります。この場合は、実行ファイルを管理者として強制的に実行することで問題を解決できます。
- After Effectsフォルダ内の破損 – 「ドキュメント」フォルダ内にあるAfter Effectsフォルダに何らかの破損が生じていると、このエラーが発生することがあります。この場合、設定フォルダをOSに無視させることで問題を修復できます。
- カスタムワークスペースの不具合 – カスタマイズしたワークスペースを使用している場合、After Effectsの比較的よくある不具合によって、特定の構成でプログラムがクラッシュすることがあります。この問題はデフォルトのワークスペースに戻すことで解決できます。
- オーディオパネルとの競合 – 特定のバージョンのAfter Effectsでは、オーディオパネルを前面に表示したときだけこのエラーが発生することが知られています。オーディオパネルをワークスペースから削除すれば、手軽に問題を回避できます。
方法1:After Effectsを管理者として実行する
Windows 10より古いバージョンのWindowsを使用している場合、単純な権限の問題である可能性があります。Windows 7やWindows 8で「不特定の描画エラー」が表示されていた複数のユーザーが、After Effectsのメイン実行ファイルを管理者権限で実行することによって問題を解決できたと報告しています。
手順がわからない場合は、以下の手順に従って管理者権限でAfter Effectsを開き、以降も常に管理者アクセスで起動するように設定してください。
- まず、After Effectsが完全に終了していることを確認します。タスクトレイのアイコンを開いて、After EffectsとCreative Cloudのどちらもバックグラウンドで動作していないことを再確認しましょう。
- 次に、After Effectsのメイン実行ファイルを右クリックし、コンテキストメニューから「管理者として実行」を選択します。ユーザーアカウント制御(UAC)の画面が表示されたら、「はい」をクリックして管理者アクセスを許可します。
- After Effectsが起動したら、以前にエラーを引き起こしていた操作をもう一度実行し、問題がまだ発生するかどうかを確認します。この操作で問題が解決したと判断できたら、以下の手順で設定を永続化しましょう。
注意: 同じエラーがまだ表示される場合は、次の対処法に進んでください。 - 再びAfter Effectsの実行ファイルを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから「プロパティ」をクリックします。
- プロパティ画面で「互換性」タブを開き、「設定」セクションにある「管理者としてこのプログラムを実行する」のチェックボックスにチェックを入れます。
- 最後に「適用」をクリックして変更を保存し、After Effectsを再度開いて問題が解決したかどうかを確認します。
それでも同じ「不特定の描画エラー」が表示される場合は、次の対処法に進んでください。
方法2:After Effectsフォルダの名前を変更する
このエラーは、「ドキュメント」フォルダ内にあるAfter Effectsフォルダに何らかの破損が生じている場合にも発生します。該当する場合は、「PC > ドキュメント > Adobe」にあるAfter Effectsフォルダの名前を変更することで問題を解決できるはずです。
After Effectsフォルダの名前の末尾に「.old」という拡張子を付けると、OSはそのフォルダを無視し、次回プログラムを起動したときに新しいフォルダをゼロから作成します。これにより、After Effectsフォルダ内の破損したファイルに起因する「不特定の描画エラー」の大半を解消できます。
After Effectsフォルダの名前を変更する手順は以下の通りです。
- まず、After EffectsとAdobe Creative Suiteが完全に終了していることを確認します。
- 次に、エクスプローラーを開いて以下の場所へ移動します。
PC > ドキュメント > Adobe
- 正しいフォルダに移動したら、After Effectsフォルダを右クリックし、コンテキストメニューから「名前の変更」を選択します。
- フォルダ名の変更時には、名前の末尾に「.old」という拡張子を追加するだけでOKです。
- 拡張子を追加したら、After Effectsを再度起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
それでも同じ問題が発生する場合は、次の対処法に進んでください。
方法3:標準のワークスペースに切り替える
多くのユーザーが、デフォルトのワークスペースに戻すことでこの問題を解決できたと報告しています。実際のところ、このエラーはユーザーがカスタムワークスペースを使用している場合に発生することが多いようです。
自分でカスタマイズした使い慣れたワークスペースがある方にとっては理想的ではありませんが、時間をかけずに素早く対処したい場合には有効な方法です。
このシナリオが当てはまると思われる場合は、以下の手順で標準のワークスペースに戻してください。
- After Effectsを開き、プロジェクトを読み込んで処理が完了するまで待ちます。
- 次に、上部のメニューバーから「ウィンドウ」をクリックします。
- 「ウィンドウ」メニューを開いたら、「ワークスペース」にマウスカーソルを合わせて「デフォルト」をクリックします。その後、再び「ワークスペース」メニューに戻り、「'デフォルト' を保存されたレイアウトにリセット」をクリックします。
- デフォルトのワークスペースレイアウトに戻ったら、通常どおりAfter Effectsを使用して、問題が解決したかどうかを確認します。
デフォルトのワークスペースに戻してもまだ「不特定の描画エラー」が発生する場合は、次の対処法に進んでください。
方法4:After Effectsのオーディオパネルを閉じる
同じ問題に直面していた一部のユーザーからは、After Effectsでの作業中にオーディオパネルを閉じると「不特定の描画エラー」が消えたという報告があります。もちろん、この方法ではAfter Effects上で音声編集ができなくなるため理想的とは言えませんが、このエラーによる頻繁なクラッシュを防ぐことができるかもしれません。
この簡単な対処法を試してみたい場合は、オーディオパネルを閉じて動画編集を続行し、問題が解決するかどうかを確認してみてください。
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