[解決策]「監査イベントがトランスポートによってドロップされました(0)」エラーの直し方
一部のWindowsユーザーの間で、イベントビューアーに「Audit Events Have Been Dropped By The Transport.0(監査イベントがトランスポートによってドロップされました)」というイベントエラーが連続して表示される問題が報告されています。多くのユーザーによると、システムの稼働中にこのエラーが次々と新たに発生するそうです。この問題は、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10での発生が確認されています。
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この問題を詳しく調査した結果、このエラーコードを引き起こす原因は複数あることが判明しました。以下は、このイベントエラーの発生につながる可能性があることが確認されている主な原因です。
- 破損したWindows Updateコンポーネント – 多くの場合、この問題はWindows Updateのコンポーネントが部分的に破損していることに関連しています。該当する場合は、自動修復ツール(WUリセットエージェント)を使用するか、管理者権限のコマンドプロンプトから手動で、関連するすべてのサブコンポーネントをリセットするのが唯一の有効な解決策となります。
- 不適切・互換性のないネットワークドライバー – 特定の環境では、デバイスマネージャーで使用中のネットワークアダプターを再インストールまたは更新したところ、イベントビューアーへのエラーログの記録が止まったという報告があります。
- セキュリティログへのリクエスト過多 – セキュリティログに同時に大量のリクエストが記録されると、このエラーが発生することがあります。これはWindows 10のバグが原因の場合もあります。該当する場合は、イベントビューアーのログ全体を削除することで問題を解決できます。
考えられる原因がわかったところで、実際にこのエラーの新たな発生を防ぐことに成功したユーザーが使用した、確認済みの対処法をご紹介します。
方法1: Windows Updateコンポーネントをすべてリセットする
この問題は、Windows Updateのコンポーネントが部分的に破損していることと関連していることが多いため、まずは重要なWindows Updateコンポーネントをすべてリセットしましょう。多くの場合、このエラーが繰り返し発生するのは、1つ以上のWU(Windows Update)コンポーネントが不安定な状態で停止していることが原因です。
このケースに該当する場合は、更新プロセスに関わるすべてのWUコンポーネントをリセットすることで問題を解決できるはずです。リセットの方法は以下の2つあります。
A. WUリセットエージェントを使用する
- お使いのブラウザーで「Reset Windows Update Agent」スクリプトのダウンロードページにアクセスします。
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- ダウンロードが完了したら、WinRar、WinZip、7-Zipなどの解凍ソフトを使ってアーカイブの内容を展開します。
- 展開したフォルダー内のResetWUENG.exeファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。UAC(ユーザーアカウント制御)のダイアログが表示されたら、「はい」をクリックして管理者権限を許可します。
- 画面の指示に従ってスクリプトを実行し、重要なWUコンポーネントをすべてリセットします。
- 処理が完了したらパソコンを再起動し、起動後にイベントビューアーを開いて、エラーが解消されたかどうかを確認します。
B. 管理者権限のコマンドプロンプトからWUコンポーネントをリセットする
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。テキストボックスに「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterを押して管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。
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注: UAC(ユーザーアカウント制御)のダイアログが表示されたら、「はい」をクリックして管理者権限を許可してください。
- コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを順番に入力し、それぞれ入力するたびにEnterキーを押して、WU関連のサービスをすべて停止します。
net stop wuauserv net stop cryptSvc net stop bits net stop msiserver
注: これらのコマンドにより、Windows Updateサービス、MSIインストーラー、暗号化サービス(Cryptographic Services)、BITSサービスが停止されます。
- 干渉する可能性のあるサービスをすべて停止したら、続いて以下のコマンドを入力して、SoftwareDistributionフォルダーとCatroot2フォルダーの名前を変更します。
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old
注: この2つのフォルダーには、Windows Updateが使用中の更新ファイルが保存されています。通常の方法では削除できないため、次善の策として名前を変更します。これにより、OSがこれらのフォルダーを無視するようになり、新しいフォルダーが自動的に作成されます。
- 2つのフォルダーの名前変更に成功したら、手順2で停止したサービスを再度有効にするために、以下のコマンドを実行します。
net start wuauserv net start cryptSvc net start bits net start msiserver
- すべてのサービスが正常に再開されたら、イベントビューアーを開き、新しいエラーが記録されていないか確認します。
上記の手順を実行しても同じエラーが表示され続ける場合は、次の対処法に進んでください。
方法2: ネットワークドライバーを再インストールする
複数のユーザーの報告によると、この問題はネットワークアダプタードライバーの競合や不正なインストールに関連している場合があります。実際に、デバイスマネージャーを使って問題のあるネットワークアダプタードライバーを再インストールまたは更新することで、問題を解決できたユーザーもいます。
まだ試していない場合は、以下の手順に従って、現在のネットワークアダプタードライバーをアンインストールまたは更新してみてください。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押すと、デバイスマネージャーが開きます。UACのダイアログが表示されたら、「はい」をクリックして管理者権限を許可します。
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- デバイスマネージャーで一覧を下へスクロールし、「ネットワークアダプター」カテゴリーを見つけて展開します。ワイヤレスネットワークアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」をクリックします。
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- 次の画面で「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックし、スキャンが完了するまで待ちます。
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注: 新しいバージョンのドライバーが見つかった場合は、画面の指示に従ってインストールし、完了後にパソコンを再起動してください。すでに最新版がインストールされている場合は、次の手順に進みます。
- デバイスマネージャーの「ネットワークアダプター」の一覧に戻り、ワイヤレスネットワークアダプターを右クリックして、コンテキストメニューから「デバイスのアンインストール」を選択します。
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- アンインストールの確認画面が表示されたら承認し、パソコンを再起動します。再起動により、OSがアンインストールされたドライバーを汎用ドライバーに自動的に置き換えます。
- イベントビューアーを開き、新しいエラーが記録されていないか確認します。
問題が解決した場合でも、エラーだらけのイベントビューアーのログをクリアしたい場合は、次の方法に進んでください。
方法3: イベントビューアーのログを削除する
上記のいずれかの方法で新しいエラーの発生が止まった場合や、単にイベントビューアーのログをクリアしたい場合は、「オプション」メニューから直接削除できます。
補足: 実は、この操作自体が解決策になることもあります。セキュリティログに同時に大量のリクエストが記録されることでもこのエラーは発生します。多くの場合、パソコンがリクエスト数を処理しきれないために、「監査イベントがトランスポートによってドロップされました」エラーが表示されるのです。
以下の手順で、イベントビューアーのログを削除してください。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。「eventvwr.msc」と入力してEnterキーを押すと、イベントビューアーが開きます。
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- イベントビューアー上部のメニューから「ファイル」をクリックし、表示されたメニューから「オプション」を選択します。
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- オプション画面で「ディスクのクリーンアップ」の下にある「ファイルの削除」をクリックし、確認ダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
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- パソコンを再起動し、新しいエラーの発生が止まったかどうかを確認します。
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