iPhone 4・5・6・7をDFUモードにする方法|手順と注意点を徹底解説
DFUモードとは?
DFUモード(Device Firmware Update)とは、iPhoneに対して実行できる最も深いレベルの復元(リストア)方法です。iDeviceをDFUモードにすると、復元を試みる前にiOSが読み込まれることはありません。iOSのブートローダー(iBoot)はスキップされますが、MacやWindowsのiTunesとの通信は可能です。このモードを使えば、ほぼどんな状態からでもiPhone・iPad・iPod touchを復元できます。
DFUモードとリカバリーモードの主な違いは、iBootを扱うかどうかにあります。DFUモードではiBootをバイパスしますが、リカバリーモードではアップデートや復元の際にiBootを使用します。そのため、DFUモードなら現在のファームウェアをダウングレードすることさえ可能です。
iPhone・iPad・iPod touchがDFUモードに入ると、画面は完全に真っ暗なままになります。この「画面が黒いまま」という状態こそが、手順が正しくできているかを見分けるポイントです。
DFUモードで復元する前に知っておくべきこと
DFUモードでiPhoneを復元すると、パソコンがiPhoneのハードウェアとソフトウェアを制御するすべてのコードを一度削除し、再び書き込みます。そのぶん、何かが上手くいかないリスクもあります。
特に注意が必要なのは、iPhoneのハードウェアに損傷がある場合です。水没などのダメージがあるデバイスでDFU復元を行うと、かえって故障につながることがあります。軽微な不具合だけで普段どおり使えていたiPhoneが、DFUモードの失敗によって完全に使えなくなるケースもあり得ます。
ここで改めて強調しておきます。DFU復元を実行すると、iDevice内のデータはすべて消去されます。必ず事前にバックアップを取っておきましょう。パソコンがなくても、iCloud経由でバックアップすることは可能です。
iPhoneをDFUモードにする手順
ステップ1:iTunesを起動する
パソコンでiTunesを起動し、最新バージョンにアップデートされていることを確認します。なお、macOS Catalina以降ではiTunesが廃止されているため、Finderを使って同様の操作が可能です。

ステップ2:iDeviceを接続する
iPhone・iPad・iPod touchをパソコンに接続します(デバイスの電源がオンでもオフでも構いません)。
iPhone 8 / 8 PlusまたはiPhone Xをお使いの場合は、ボタンの組み合わせが異なるため、本記事の手順は使えません。専用の手順を別途ご確認ください。
iPhone 7以前、iPad、iPod touchをお使いの場合は、ステップ3へ進みましょう。
ステップ3:ボタンを同時に押し続ける
iPhone 6s以前:スリープ/スリープ解除(電源)ボタンとホームボタンを同時に押し続けます。

iPhone 7 / 7 Plus:スリープ/スリープ解除(電源)ボタンと音量を下げるボタンを同時に押し続けます。

ステップ4:8秒後に電源ボタンだけを離す
ちょうど8秒数えたら、スリープ/スリープ解除(電源)ボタンを離します。ただし、ホームボタン(iPhone 6s以前)または音量を下げるボタン(iPhone 7 / 7 Plus)は押し続けてください。iTunesに「リカバリーモードのiPhoneが検出されました」というメッセージが表示されれば成功です。

ステップ5:残りのボタンを離して完了
ホームボタンまたは音量を下げるボタンを離します。DFUモードに正しく入れていれば、iPhoneの画面は真っ黒なままです。もし画面に何かが表示されている場合は、最初から手順をやり直してください。

コツをつかむまでは少し難しく感じるかもしれません。私の場合、Appleロゴが表示される直前だろうというタイミングでホームボタンを離すようにしています。両方のボタンを押したままAppleロゴが画面に出てしまったら、押している時間が長すぎたということです。DFUモードへの移行は練習とタイミング勝負です。最初に失敗しても、落ち着いて何度か挑戦してみてください。
まとめ
選べるのであれば、私はいつでもリカバリーモードや通常の復元よりもDFU復元を選びます。「やりすぎだ」と感じる人もいるかもしれませんが、復元で解決できる問題を抱えたiDeviceであれば、DFU復元が最も高い確率で修復してくれるのは間違いありません。
この記事が、iPhoneをDFUモードにする方法についての誤解を解く一助となれば幸いです。ご不明な点があれば、下のコメント欄からお気軽にお尋ねください。
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