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Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説

多くのユーザーは、使用していないMacを一時的にスリープ状態にすることで省エネを図り、再び使うときにはすぐに復帰できるようにしています。スリープモード中のMacは電源が入ったままですが、すべてのプロセスが停止し消費電力も抑えられるため、作業を中断したところからそのまま再開できます。

しかし、Appleメニューから「スリープ」を選んだり、ディスプレイを閉じたりしても、Macがスリープせず動作し続けるという異常事態が発生することがあります。実は、macOS Venturaにアップデートしたユーザーの間では、WindowServerがスリープを妨げているという報告が少なくありません。

「MacBookのソフトウェアをVenturaに更新したところ、ディスプレイを閉じているのにバッテリーの減りが異常に速くなりました。スリープを妨げているプロセスを確認したところ、WindowServerが原因のようです。直す方法はありますか?」

これは実際のMacユーザーの相談事例です。同じ問題でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

まずは何がMacのスリープを妨げているのかを確認しよう

Macがスリープできない場合、macOS標準のツール「アクティビティモニタ」を使えば、バックグラウンドで動作しているすべての活動をリアルタイムで監視しながら、問題の犯人を特定できます。手順は以下の通りです。

  1. Launchpadを開き、「アクティビティモニタ」を検索して起動します。
  2. 上部のメニューバーから「表示」>「列」>「スリープを防止」の順にクリックします。Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説
  3. 一番右端に追加された「スリープを防止」の列見出しをクリックすると、プロセスが並べ替えられます。
  4. 各プロセスの値を確認します。「はい(Yes)」と表示されているプロセスが、現在Macのスリープを妨げている犯人です。
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また、コマンドでOSを操作できるmacOSのツール「ターミナル」を使う方法もあります。こちらはやや上級者向けですが、より詳細な情報を得られます。

  1. Finder > アプリケーション > ユーティリティからターミナルを開きます。
  2. ターミナルウィンドウに次のコマンドを入力します:pmset -g assertions
  3. 出力結果の中からPreventUserIdleDisplaySleepPreventSystemSleepPreventUserIdleSystemSleepを探します。
  4. これら3つのアサーションのいずれかに1のステータスが付いていれば、そのアサーションが現在発動中であることを意味します。
  5. 続いて「Listed by owning process」セクションを確認しましょう。ここには、どのプロセスがMacのスリープを妨げているかが一覧表示されます。Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説

WindowServerがスリープを妨げる場合の対処法

筆者の環境(macOS Ventura搭載のMacBook Air 2020)では、WindowServerだけが「はい」と表示され、他のプロセスはすべて「いいえ」でした。つまり、この場合はWindowServerが唯一の原因だったわけです。

WindowServerとは、Macの画面上のあらゆる視覚的表示を管理・処理する重要なプロセスです。Macを起動してアプリを開くと、画面に表示されるすべての要素はこのプロセスによって描画されています。これがないとデバイスは正常に機能せず、画面上の何もダイナミックに表示できなくなります。

WindowServerがスリープを妨げていると判明した場合、それは何らかのアプリがWindowServerに画面の再描画を要求していることを意味します。動画プレーヤーやその他のアプリが考えられるため、怪しいアプリを終了するか、すべてのアプリを閉じてみましょう。この方法は、WindowServerのCPU使用率が高くなっているケースにも有効です。

注意点として、アクティビティモニタでWindowServerプロセスを直接終了させるのはおすすめできません。強制的にすべての開いているウィンドウが閉じられ、アカウントからログアウトされてログイン画面に戻されます。まるでMacを再起動したような状態になり、編集中のドキュメントを保存していなければデータを失う恐れがあります。

macOS VenturaでMacがスリープしなくなるその他の原因

しかし実際には、Macがスリープしない正確な原因を突き止めるのが難しいケースがほとんどです。ソフトウェアやハードウェアに関わるさまざまな問題が、macOS Ventura以前のシステムでもスリープを妨げることがあります。具体的には、スリープ設定、システムのネットワークアクセス設定、実行中のプロセス、接続されたストレージや周辺機器などが挙げられます。

Macがスリープしないときの10の対処法

Macがスリープできないままだと、大量のエネルギーを消費し続け、バッテリーの急激な消耗につながります。常に電源を確保できない状況では、Macの稼働時間が短くなってしまい、非常に不便です。

原因がWindowServerであれ別のものであれ、Macを使用していないときに通常どおりスリープさせ、省エネを実現するために問題を解決する必要があります。以下に、実績のある対処法を10個まとめました。

1. スリープを妨げているプロセスを終了する

複数のプロセスがスリープを妨げていることが確認できた場合は、アクティビティモニタで該当するプロセスをダブルクリックし、表示されるダイアログで「終了」を選んで、1つずつ強制終了していきます。その後、再度Macをスリープしてみてください。それでもダメなら、すべてのアプリケーションを閉じましょう。

Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説

2. Macを再起動する

Macに軽微なシステムエラーが発生すると、スピンニングホイールでフリーズする、MacBook Proが過熱する、macOS Venturaでスリープしないなど、正常に動作しなくなることがあります。そんなときはMacを再起動して、まっさらな状態から起動してみてください。問題が解決する可能性があります。

Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説

3. システムのスリープ設定を確認する

気づかないうちにシステムのスリープ設定を誤って変更してしまい、長時間非アクティブでもスリープしなくなっているケースもあります。数ステップの操作でシステム設定アプリから確認できます。

  1. Appleメニューから「システム設定」を選択します。
  2. 左サイドバーで「ロック画面」を選びます。
  3. 「バッテリー駆動時に非アクティブ状態が続いたらディスプレイをオフにする」および「電源アダプタ使用時に非アクティブ状態が続いたらディスプレイをオフにする」の項目が「しない」に設定されていないか確認します。Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説
  4. 「しない」になっていたら、ポップアップメニューをクリックして任意の時間に変更してください。

4. 「ネットワークアクセスによるスリープ解除」をオフにする

他のユーザーがプリンタやミュージックのプレイリストなど、あなたのMacの共有リソースへアクセスしたときにMacがスリープ解除されるよう設定している場合、共有が行われている間はスリープできなくなることがあります。「ネットワークアクセスによるスリープ解除」をオフにすれば、簡単に解決できます。

  1. Appleロゴをクリックし、「システム設定」を選択します。
  2. 左サイドバーで「バッテリー」を見つけてクリックします。
  3. 右側の一番下までスクロールし、「オプション…」ボタンをクリックします。
  4. 新しいウィンドウで、「ネットワークアクセスによるスリープ解除」「しない」に設定します。Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説

5. システムの共有設定を見直す

Mac上の共有サービスが他のユーザーに利用されると、Macはスリープ状態になれません。例えば、Macに保存された共有ファイルへのアクセスや、接続されたプリンタの利用などが該当します。これを防ぎたい場合は、不要なサービスを無効化しておきましょう。

  1. Appleメニューを開き、「システム設定」を選択します。
  2. 左サイドバーで「一般」を選びます。
  3. 右側を下にスクロールして「共有」をクリックします。
  4. 使用しないサービスをオフにします。Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説

6. セーフモードでMacを起動する

セーフモードを使えば、Macの問題がスタートアップ関連のソフトウェアによって引き起こされているかどうかを切り分けられます。セーフモードではmacOSに必須のソフトウェアのみを読み込み、一部のシステムキャッシュを削除し、起動ディスクの基本的なチェックも行われます。

Intel搭載Macをセーフモードで起動する:

  1. Macを再起動し、同時にShiftキーを押し続けます。
  2. ログインウィンドウが表示されたらキーを離します。
  3. アカウントにログインすると、ウィンドウの右上に「セーフブート」と表示されます。

Apple Silicon搭載Macをセーフモードで起動する:

  1. Macを再起動し、電源ボタンを押し続けます。
  2. 起動オプションのウィンドウが表示されたらボタンを離します。
  3. 起動ディスクを選択した後、Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」を選択します。
  4. アカウントにログインします。

セーフモードでもMacがスリープしない場合は、macOSの再インストールで解決する可能性があります。また、Apple製およびサードパーティ製アプリのアップデートも推奨します。逆に、セーフモードでスリープできた場合は、通常どおり再起動して問題が再現するか確認してください。問題が再現するなら、スタートアップ項目が原因である可能性が高いので、Appleソフトウェアとサードパーティアプリのアップデートがすべて適用済みか確認しましょう。

それでもスリープの問題が解決しない場合は、ログイン項目の削除、新しいユーザーアカウントの作成、すべてのアクセサリの取り外し、macOSの再インストールなどを順番に試してみてください。

7. Spotlightのインデックス作成中かどうか確認する

Spotlightがハードドライブのインデックスを作成している間、Macはスリープしません。Command+SpaceキーでSpotlightを開き、インデックス作成中かどうかをチェックしましょう。Mac内のファイル数によっては、インデックス作成に数時間かかることもあり、その間Macはスリープ状態になれません。

8. 不具合のある外部機器を取り外す

USBやThunderbolt接続のストレージ・周辺機器が正常に動作していないと、Macはスリープを拒否することがあります。それらの機器を取り外した状態でMacがスリープするか確認し、スリープできれば、機器を1台ずつ再接続していけば、故障しているものを特定できます。

9. Handoffをオフにする

Handoff(ハンドオフ)機能が原因でMacがスリープモードに入れなくなるという報告もあります。Handoffを有効にしている場合は、一度オフにして原因かどうかを確認してみましょう。

  1. Appleメニューから「システム設定」を選択します。
  2. 左側で「一般」を選び、右側で「AirDropとHandoff」を選択します。
  3. 「このMacとお使いのiCloudデバイスでHandoffを許可」の横にあるスイッチをオフにします。Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説

10. macOSをアップデートする

ソフトウェアを最新の状態に保つことで、最新のアップデートが以前のバグを修正してくれるため、いくつかのソフトウェア問題を解決できます。システム関連の不具合に遭遇したときは、macOSをアップデートしてみてください。

  1. Appleロゴをクリックして「システム設定」を開きます。
  2. 「一般」を選択し、「ソフトウェアアップデート」をクリックします。
  3. アップデートの確認が完了するまで待ちます。
  4. 利用可能なアップデートがあれば、最新のmacOSをインストールします。Macがスリープしない原因と対処法|WindowServerの問題も徹底解説

以上の10個の方法のうちどれかでMacがスリープしない問題が解決したら、ぜひ他の方にもシェアしてください!

まとめ

Macがスリープしない問題が発生するのは、何かがコンピュータのリソースを占有しているか、ソフトウェア・ハードウェア関連のエラーが原因です。WindowServerがスリープを妨げている場合でも、本記事で紹介した10の方法を使えば、macOS Venturaでの問題を解決できるはずです。

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