ステップバイステップ解説:VirtualBoxでWindows PCにmacOS Sequoiaをインストールする方法
Windows PCでもmacOS Sequoiaは使えるのでしょうか?PC上でmacOSを利用するのは合法なのか?結論から言うと、「はい」です。
Windowsデバイスは標準ではmacOSに対応していませんが、VirtualBoxやVMwareといった仮想化ソフト、あるいはブータブルUSBなどを「橋渡し」として活用すれば、安全にPCへmacOSをインストールして動かすことができます。
本記事では、その中でも最も手軽な方法である「VirtualBoxを使ってWindows PCにmacOS Sequoiaをインストールする」手順を詳しくご紹介します。ステップバイステップのガイドに沿って進めれば、WindowsノートPCでもmacOS 15の新機能を体験できますよ。
VirtualBoxでWindows PCにmacOS Sequoiaをインストールする方法
わずか7つのステップで、Windows PC上のVirtualBoxにmacOS Sequoiaをインストールできます。
- ステップ1:必要な準備を整える
- ステップ2:macOS SequoiaのISOファイルをダウンロードする(ここからWindows用のmacOSファイルを入手)
- ステップ3:Oracle VM VirtualBoxと拡張パックをダウンロード・インストールする
- ステップ4:macOS Sequoia用の仮想マシンを作成する
- ステップ5:macOS Sequoia仮想マシンの設定をカスタマイズする
- ステップ6:コマンドプロンプトでコマンドを実行する
- ステップ7:Windows PC上のVirtualBoxにmacOS Sequoiaをインストールする
このクイック手順は、PCへのmacOS Sequoiaインストールを考えている友人にもぜひシェアしてください。
ステップ1:必要な準備を整える
PC上のVirtualBoxでmacOS Sequoiaをスムーズにインストールし、安定して動作させるために、以下の準備が必要です。
Windowsパソコンが主要なシステム要件を満たしていることを確認する
- RAM(メモリ):4GB以上(仮想マシンは一般的にメモリを大量に消費します)
- 空きディスク容量:80GB以上(空き容量が多いほどmacOS Sequoiaがより快適に動作します)
- CPU:2コア以上(コア数が多いほどパフォーマンスが向上します)
- Windowsの「メモリ整合性」と「Hyper-V」を無効化する(検索バーで「コア分離」を検索して「メモリ整合性」をオフにし、コマンドプロンプトで「bcdedit /set hypervisorlaunchtype off」を実行してからPCを再起動します)
パソコンの空き容量を確保する
Windows PCにmacOS Sequoiaをインストールすると、大量のストレージ容量が消費されます。十分な空き容量がない場合、インストールは失敗してしまいます。
そのため、インストールを成功させるには、不要なファイルを削除してあらかじめ空き容量を増やしておきましょう。「どのファイルが不要か探すのは面倒」という場合は、iBoysoft DiskGeeker for Windowsのスペース解析機能を活用すれば、ディスクの使用状況を素早く分析して、削除すべきファイルを効率的に見つけられます。

パソコンをバックアップする
インストール作業を始める前に、誤操作や予期せぬクラッシュによるデータ消失を防ぐため、パソコンのバックアップを作成しておくことを強くおすすめします。iBoysoft DiskGeeker for Windowsを使えば、OSディスク(Cドライブ)をクローンして、一対一の完全なコピーを簡単に作成できます。
この便利なディスククローンソフトを、お友達にもシェアしてみてはいかがでしょうか?
ステップ2:macOS SequoiaのISOファイルをダウンロードする
macOS SequoiaのISOファイルとは、Sequoiaのインストーラーを含んだディスクイメージファイルのことで、VirtualBoxにmacOS Sequoiaをインストールする際に使用します。
以下のリンクをクリックすると、macOS SequoiaのISOファイルを直接パソコンにダウンロードできます。
macOS Sequoia ISO
ステップ3:Oracle VM VirtualBoxと拡張パックをダウンロード・インストールする
ダウンロード前に注意点があります。VirtualBoxが対応しているのは、x86-64(x64、x86_64、AMD64、Intel 64とも呼ばれます)アーキテクチャのWindowsホストです。
- Windows 11
- Windows 10
- Windows Server 2025
- Windows Server 2022
① WindowsへのVirtualBoxのダウンロードとインストール方法:
- VirtualBoxの公式ダウンロードページにアクセスして、VirtualBoxをダウンロードします。

- .exeファイルを右クリックして「開く」を選択します。
- 画面の指示に従って、VirtualBoxをパソコンにインストールします。
② VirtualBox拡張パックのダウンロードとインストール方法:
- virtualbox.orgからVirtualBox拡張パックをダウンロードします。

- 拡張パックのファイル(VirtualBox拡張パックの拡張子は.vbox-extpackです)をダブルクリックします。
- 画面のウィザードに従って、拡張パックをVirtualBoxにインストールします。
※補足:VirtualBox拡張パックは、Oracle VirtualBox基本パッケージの機能を拡張するためのアドオンです。USB 2.0/USB 3.0デバイスのサポート、VirtualBoxリモートデスクトッププロトコル(VRDP)のサポート、クラウド統合機能、ホストWebカメラのパススルー、AESアルゴリズムによるディスクイメージ暗号化、Intel PXEブートROMなどの機能が追加されます。
ステップ4:macOS Sequoia用の仮想マシンを作成する
macOS SequoiaのISOファイルのダウンロードと、VirtualBoxおよび拡張パックのインストールが完了したら、次はmacOS Sequoia用の仮想マシンを作成しましょう。
ステップ5:macOS Sequoia仮想マシンの設定をカスタマイズする
macOS Sequoiaの仮想マシンをVirtualBoxに正常にインストールし、その後Windows PC上で快適に動作させるためには、いくつかの必須設定を行う必要があります。
ステップ6:コマンドプロンプトでコマンドを実行する
VirtualBoxがWindowsデバイス上でmacOS Sequoia仮想マシンのインストールを完全にサポートできるようにするには、以下のコマンドラインを実行する必要があります。また、これらのコマンドは、VirtualBoxへのSequoiaインストール時に発生しがちなエラーの回避にも役立ちます。
コマンドはプロセッサーの種類によって異なります。まず、「設定 > システム > バージョン情報」から、お使いのWindows PCのプロセッサーを確認してください。
確認できたら、以下の手順に進みます。
- 検索バーに「CMD」と入力し、表示されたコマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

- コマンドプロンプトのウィンドウに、以下のコマンドを入力します。
【AMDプロセッサーの場合】
cd "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\"(別のディレクトリにVirtualBoxをインストールした場合は、パスを読み替えてください)
VBoxManage.exe modifyvm "macOS 15" --cpuidset 00000001 000106e5 00100800 0098e3fd bfebfbff
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiSystemProduct" "iMac19,3"
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiSystemVersion" "1.0"
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiBoardProduct" "Iloveapple"
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/Devices/smc/0/Config/DeviceKey" "ourhardworkbythesewordsguardedpleasedontsteal(c)AppleComputerInc"
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/Devices/smc/0/Config/GetKeyFromRealSMC" 0
VBoxManage modifyvm "macOS 15" --cpu-profile "Intel Core i7-6700K"
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/TM/TSCMode" "RealTSCOffset"
【Intelプロセッサーの場合】
cd "C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\"(別のディレクトリにVirtualBoxをインストールした場合は、パスを読み替えてください)
VBoxManage.exe modifyvm "macOS 15" –-cpuidset 00000001 000106e5 00100800 0098e3fd bfebfbff
VBoxManage setextradata "macOS 15" VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiSystemProduct "MacBookPro15,1"
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/Devices/efi/0/Config/DmiBoardProduct" "Mac-551B86E5744E2388"
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/Devices/smc/0/Config/DeviceKey" "ourhardworkbythesewordsguardedpleasedontsteal(c)AppleComputerInc"
VBoxManage setextradata "macOS 15" "VBoxInternal/Devices/smc/0/Config/GetKeyFromRealSMC" 1 - Enterキーを押します。
- コマンドプロンプトを終了します。
ステップ7:Windows PC上のVirtualBoxにmacOS Sequoiaをインストールする
すべての準備が整ったら、いよいよ最終ステップです。VirtualBoxにmacOS Sequoiaをインストールしましょう。
※ヒント:インストール中にフリーズしてしまった場合は、一度VirtualBoxを終了してPCを再起動し、もう一度試してみてください。
macOS Sequoiaのインストールが完了したら、初期設定を行い、macOS 15の新機能を存分に体験してください。
-
【エラー修正】Macで「ブータブルUSBドライブを作成できませんでした」と表示されたときの解決法
Macユーザーにとって、「ブータブルUSBドライブを作成できませんでした(your bootable usb drive could not be created)」という警告は、Windowsインストール中に発生する厄介なエラーとして知られています。システム要件を満たしていれば、Boot Campアシスタントを使ってWindowsを導入するのが最も確実な方法ですが、ハードディスクの空き容量が不足していると処理を完了できません。その場合は、不要なアプリをアンインストールしたり、パージ可能なファイルを削除したりして、Macの空き容量を増やすのがおすすめです。 実際、MacでWindowsをインス
-
【2022年版】Macでスクリーンショットを撮るおすすめスニッピングツール8選
パソコンの画面から画像を取り込みたい場面は意外と多いものです。たとえば、壁紙にしたい素敵な風景画像を見つけたのに保存機能が使えないとき、別の方法でその画像を手に入れたくなるでしょう。そんなときに役立つのがMac用のスニッピングツールです。スニッピングツールを使えば、画面上のあらゆる画像を簡単にキャプチャできます。スマートフォンやタブレットなどモバイル端末にも同様のスクリーンショット機能が搭載されており、ソフトウェアの使い方チュートリアルを作成する際にも大いに活躍します。 本記事では、Macで使えるおすすめのスニッピングツールをご紹介します。まず、ショートカットキーだけで使えるMac標準の基本機