MacでWordの「保存しない」を誤ってクリックした際のファイル復元方法4選
レポートを保存しようとしたところ、ファイルが「互換モード」になっていてうまく保存できませんでした。そこで内容を新規ドキュメントにコピー&ペーストしようとしたのですが、誤って「保存しない」をクリックしてしまいました。さらに新しいドキュメントへのコピーも失敗し、編集内容がすべて消えてしまいました。このファイルを復元する方法はありますか? ― Reddit
このように、Mac版Wordで「保存しない」を誤ってクリックしてしまい、編集済みのWord文書が見つからなくなったという相談は少なくありません。非常に焦る状況ですが、幸いにも信頼性の高い解決策がいくつか存在します。
Macで「保存しない」を押した後でも、Word文書を復元できるのでしょうか? 結論から言えば、復元できる可能性があります。以下で具体的な対処法を順番に見ていきましょう。
方法1. 自動回復(AutoRecovery)機能を使って復元する
Microsoft Wordにはオートセーブ(自動保存)機能が備わっており、通常5〜10分ごとにファイルの内容が自動的に保存されます。手動で保存していなくても、システムが比較的最近の編集バージョンを保持している可能性があります。
ただし、「保存しない」をクリックすると、Wordは通常AutoRecoveryファイルを削除します。「変更を破棄する」という意思表示とみなされるためです。そのため、この方法での復元成功率は低めです。
それでも、システムがAutoRecoveryファイルを即座に削除しきれていないケースもあります。以下の手順で確認してみてください。
- Finderを開き、上部メニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」を選択します。
- パス「~/Library/Containers/com.microsoft.Word/Data/Library/Preferences/AutoRecovery」を入力してEnterキーを押します。

- フォルダ内に「AutoRecovery save of ...」という名前のファイルがないか探します。
- 該当ファイルを開き、通常のWord文書として保存します。
注意:復元できるかどうかは、AutoRecoveryファイルがすでに削除されていないかに左右されます。成功率を高めるためには、できるだけ早く作業を行うことが重要です。
方法2. 専用データ復旧ソフトを使って復元する
上記の方法で未保存のWord文書を復元できなかった場合は、専門的なデータ復旧ソフトウェアの利用を検討しましょう。こうしたツールはハードディスクのディープスキャンを実行し、紛失したファイルの復元を支援します。特に、アプリやシステムを完全に終了した後にファイルが見つからなくなったケースに有効です。
ここでは、高い復旧力で定評のある「iBoysoft Data Recovery for Mac」をおすすめします。最近削除したファイルや完全に削除されたファイルの復元に加え、読み取り不能・アクセス不可・初期化済み・破損したSDカードや外付けハードディスクなど、さまざまなストレージデバイスからのデータ復旧にも対応しています。
手順は以下の通りです。
注意:復元したファイルは必ず元の場所以外に保存してください。元の場所に保存すると、過去にファイルが存在していた領域が上書きされ、復旧失敗やデータの一部欠損につながる恐れがあります。外付けハードディスクや別のディスクパーティションなど、安全な場所に保存することで、データ復旧の完全性を確保できます。
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方法3. 一時ファイルから復元する
Mac版Wordで「保存しない」を誤ってクリックしても、Word文書がすぐに完全削除されるわけではありません。OSやアプリケーションがバックグラウンドで一時ファイルを保持していることが多いのです。一時ファイルには編集中だった文書の内容が格納されているため、これらのファイルにアクセスすれば、失われた文書を復元できる可能性がまだ残っています。
一時ファイルは、作成中の文書のバックアップとして機能します。ファイルがクラッシュしたり、誤って閉じられたり、保存されなかったりした場合、一時ファイルが復旧の糸口になります。保存していなかったとしても、一時ファイルから文書を取り戻せるかもしれません。
- Finderを開き、「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択します。
- 表示されたダイアログボックスに「/private/var/folders」と入力し、「移動」をクリックします。

- フォルダ内のサブフォルダを確認し、ファイル名が「Word」で始まる一時ファイルなどを探します。これらのファイルには通常、ファイル名に「~」記号が含まれています。
- 該当する一時ファイルが見つかったら、デスクトップなど別の場所にコピーし、Wordで開いてみます。
- 一時ファイルを開き、失った文書の内容が含まれているか確認します。無事に開けたら、新しいWord文書として保存しましょう。
方法4. Time Machineから復元する
macOSのTime Machineバックアップが有効になっている場合は、以前のバージョンから失われた文書を取り戻せる可能性があります。この方法は、定期的にデータをバックアップしているユーザーにとって特に効果的です。
- 必要に応じて、Time Machineのバックアップドライブを接続します。
- Finderを開き、文書が最後に保存されていた場所へ移動します。
- メニューバーのTime Machineアイコンをクリックし、「Time Machineに入る」を選択します。
- 右側のタイムラインを使って、目的の文書のバックアップバージョンを探します。

- ファイルを選択し、「復元」をクリックします。
上記の4つの解決策をシェアして、「保存しない」を誤クリックして困っている人を助けましょう!
「保存しない」誤クリックによるファイル消失を防ぐためのコツ
これら4つの方法を使えば、Mac版Wordで「保存しない」を誤ってクリックした場合でも、未保存データを取り戻せる可能性があります。今後同じトラブルでデータを失わないために、以下の予防策もあわせて実践しておきましょう。
- 自動保存とバージョン履歴を有効にする:Wordのオートセーブ機能を有効にしておけば、作業が自動的に保存され、重要な内容の喪失を防げます。
- こまめに手動保存する:大きな変更を加えた後は特に、頻繁に保存する習慣をつけましょう。「Command + S」キーで素早く保存できます。
- クラウドストレージを活用する:iCloud、OneDrive、Google Driveなどのサービスを利用すれば、ファイルがリアルタイムでバックアップされ、ローカルストレージのトラブルによるデータ消失を防げます。
- ファイル復旧機能を有効にする:MacではTime Machineをオンにしてファイルを自動バックアップできます。万が一ファイルが失われたり誤って削除されたりしても、Time Machineから復元できます。
- 文書を閉じるときは注意する:文書やアプリを閉じる際は、ダイアログボックスの内容をよく確認し、正しいボタンを選びましょう。誤って「保存しない」を選ばないように注意してください。
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