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Macの「その他」ストレージが容量を圧迫?原因と安全な削除方法を徹底解説

ハードディスクの容量は年々増加していますが、macOSやアプリのアップデートが続く中、Macを使い続けているとストレージ不足に悩まされることは少なくありません。特にBig SurやMonterey以降にアップグレードした環境では、この傾向が顕著です。

ストレージの使用状況を確認するには、Appleメニューから「このMacについて」→「ストレージ」を選択します。すると、ファイルのカテゴリごとに使用容量を示したバーが表示されます。

ほとんどのカテゴリは名前から内容が推測できますが、「その他」という項目だけは何が含まれているのか分かりにくく、次のような疑問が生じがちです。

  • 「その他」には具体的に何が保存されているのか?
  • なぜこれほど容量を消費するのか?「管理」ボタンを押しても操作できないのはなぜか?
  • この領域を安全に解放する方法はあるのか?

システムが分類するストレージのカテゴリ一覧

まず、macOSがストレージ内のファイルをどのように分類しているのかを見てみましょう。主なカテゴリは以下の通りです。

  • ビデオ・ミュージック・書類・ポッドキャスト:それぞれ対応するメディアファイル
  • メール:メールアプリで受信したメールと添付ファイル
  • メッセージ:メッセージアプリの会話履歴と添付データ
  • 開発者:Xcodeなどのキャッシュ、プロジェクトのビルドデータ、インデックス
  • 音楽制作:GarageBand、Logic Pro、MainStageのコンテンツ
  • App:Macにインストールされたすべてのアプリ(連絡先、メール、Safariなどシステム標準の削除不可アプリを除く)
  • iOSファイル:Macを使って行ったiOSデバイスのバックアップデータやファームウェア
  • iCloud Drive:iCloud Driveに保存されたすべてのファイル
  • 写真:写真アプリに保存された写真や動画
  • ゴミ箱:削除済みの項目(iCloud Driveから削除したものは含まれない)
  • ほかのユーザ:他のユーザーアカウントが作成・編集したファイル
  • 書類:上記カテゴリに該当しない個人ファイル
  • システム:macOS自体および標準搭載の削除不可アプリ(連絡先、メール、Safariなど)とその関連ファイル

「その他」には何が含まれているのか?

「その他」には、上記のいずれのカテゴリにも分類されなかったファイルが含まれます。主な内容は以下の2つです。

  1. システム稼働時に使用されるファイルやデータ:ログファイル、キャッシュ、VM(仮想メモリ)ファイル、一時ファイル、フォントなど、システムの動作に必要なランタイムリソース
  2. サードパーティ製アプリのサポートファイルとプラグイン:ログ、キャッシュ、設定ファイル、一時ファイル、データベースなどのリソース

ログはアプリの動作状態を記録し、不具合の調査などに使われます。設定ファイルにはアプリの環境設定情報が保存され、一時ファイルやデータベースにはアプリの実行中に生成・ダウンロードされたデータが格納されます。

問題は、アプリによってはログやキャッシュのサイズを制限していないこと、そして一時ファイルやデータベースが蓄積してもユーザーに管理を促さないことが多い点です。その結果、「その他」の容量が際限なく膨らんでしまいます。システム側は誤操作による予期せぬエラーを避けるため、ユーザーによる直接管理を推奨していませんが、適切な方法であれば安全に整理することは可能です。

Finderから見たファイルシステムの全体像

ここで、ファイル管理ツール「Finder」の視点からファイルシステムを整理してみましょう。Finder上のファイルは大きく「システムファイル」と「ユーザーファイル」の2種類に分けられます。

システムファイル

  • macOS本体
  • システムに標準搭載されているアプリ
  • システムの動作に必要なファイルとデータ
  • 標準アプリの動作に必要なファイルとデータ

ユーザーファイル

  • ユーザーがインストールしたアプリ
  • デスクトップ
  • 写真
  • ミュージック
  • ユーザーアプリの動作に必要なファイルとデータ
  • ゴミ箱
  • ダウンロード
  • その他のフォルダ

「その他」のファイルをクリーンアップする方法

整理すべきターゲットは「ユーザーアプリの動作に必要なファイルとデータ」です。まず、Finderで通常は非表示になっている「ライブラリ」フォルダを開きましょう。

このフォルダには、ユーザーアプリの動作に必要なファイルやデータが格納されています。特に注目すべきサブフォルダは以下の通りです。

  • Application Support:App Store以外からダウンロードしたアプリの一時ファイルとデータベース
  • Caches:App Store以外からダウンロードしたアプリのキャッシュファイル
  • Logs:App Store以外からダウンロードしたアプリのログファイル
  • Preferences:App Store以外からダウンロードしたアプリの環境設定ファイル
  • Containers:App Storeからダウンロードしたアプリのログ、キャッシュ、環境設定、一時ファイル、データベース
  • Group Containers:グループコンテナ技術を利用するアプリ(Microsoft Officeシリーズなど)の一時ファイルとデータベース

アプリのキャッシュファイルとログファイルは「ライブラリ」フォルダ内で見つけることができ、ストレージが逼迫している場合は比較的安心して削除できるファイルです。

「その他」のストレージを安全に削除するには

手動での作業に不安がある方には、専用のクリーナーアプリを活用するのが最も簡単かつ効果的な方法です。ここでは「Cleaner One Pro」を例に紹介します。ログ・キャッシュの清理機能とディスク解析機能を無料で両方備えているのが特徴です。

  1. ジャンクファイルスキャンを実行:ユーザーアプリのログファイルやキャッシュファイルを検出して削除します。
  2. ディスクマップで「ライブラリ」を解析:一時ファイルやデータベースを分析し、スキャン完了後に結果画面が表示されます。
  3. 結果を確認:左側に現在のフォルダ配下のサブフォルダが容量の降順で一覧表示され、右側には各サブフォルダのサイズ比率を示す円グラフが表示されます。
  4. フォルダを掘り下げる:容量の大きなフォルダを見つけたら、左側のリストをダブルクリック、または右側の円グラフをクリックして、対象フォルダの階層をさらに詳しく確認できます。

注意点:削除作業の際は慎重に行いましょう。削除した項目はしばらくゴミ箱に残しておくと、必要になったときに復元できます。不安な場合は、事前にファイルをバックアップしておくのも有効です。

よくある質問(Q&A)

Q1:「その他」には具体的に何が含まれていますか?

「システムの動作に必要なファイルとデータ」「標準アプリの動作に必要なファイルとデータ」「ユーザーアプリの動作に必要なファイルとデータ」の総称です。主にログ、キャッシュ、環境設定ファイル、一時ファイル、データベースなどで構成されています。

Q2:なぜこれほど容量を消費するのですか?

一部のアプリはログやキャッシュのサイズを制限しておらず、また一時ファイルやデータベースが蓄積してもユーザーに通知しないためです。例えば、Adobe製品群の一時ファイル、Outlookのメールデータ、WeChatのチャット履歴や添付ファイルなどが典型例として挙げられます。

Q3:「管理」ボタンを押しても操作できないのはなぜですか?

これらのファイルは、システムや現在実行中のアプリが使用しているものです。ユーザーが直接触れることを前提としていないため、システム側も直接の管理を推奨していません。

Q4:この領域のディスク容量を解放するには?

ポイントは「ユーザーアプリの動作に必要なファイルとデータ」に絞ることです。Finderで非表示の「ライブラリ」フォルダを表示し、以下の主要ディレクトリ内をアプリ名やバンドルIDで検索して、ログ・キャッシュ・一時ファイル・データベースを探します。

  • Logs:App Storeからダウンロードしたアプリのログ
  • Preferences:App Storeからダウンロードしたアプリの環境設定
  • Containers:App Storeからダウンロードしたアプリのログ、キャッシュ、環境設定、一時ファイル、データベース
  • Group Containers:グループコンテナ技術を利用するアプリ(Microsoft Officeシリーズなど)の一時ファイルとデータベース

ログファイルとキャッシュファイルは直接削除できますが、一時ファイルやデータベースは手動での削除が必要で、作業には十分な注意が求められます。

手作業が面倒な場合は、Cleaner One Proの無料の「ジャンクファイル」機能でログとキャッシュを先にスキャンし、続いて「ディスク解析」で「ライブラリ」フォルダをスキャンすれば、該当ファイルを素早く特定できます。Macのストレージ整理にお悩みなら、ぜひ一度試してみてください。

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