Macのシステムストレージを削除する方法|空き容量を増やす完全ガイド
Macのストレージ残量が少なくなると、さまざまな問題が発生します。たとえば「起動ディスクの空き容量がほとんどありません」という警告が表示され、これを無視し続けると、最悪の場合Mac自体が起動できなくなることもあります。ストレージ不足はMacの動作を著しく遅くし、本来のパフォーマンスを発揮できない原因にもなります。
Macの空き容量が足りずに悩んでいるなら、「何を削除すればいいのだろう?」と考えますよね。Appleもこの作業を簡単に行える仕組みを用意しています。Appleメニュー >「このMacについて」>「ストレージ」を開くと、次のようなグラフが表示されます(macOS Ventura以降では「システム設定」>「一般」>「ストレージ」から確認できます)。

このグラフには、Mac上のファイルの種類ごとにどれだけのストレージが使われているかが表示されます。上の画像の例では、システムが19.63GBを占めています。ただ、これよりはるかに大きな容量がシステムとして計上されるケースも報告されています。
システムがどれだけの容量を占めていても、ストレージに余裕がないなら、なんとかして削減したいところです。そもそも「システム」とは何なのか、どんなファイルが含まれているのか、そしてどうすればその領域を取り戻せるのでしょうか?
Macのディスク容量の確認方法がわからない場合は、まず「Macでディスクの空き容量を確認する方法」を参照してください。
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Macのストレージにおける「システム」とは?
「システム」は、Macのドライブ全体に散らばるさまざまな要素をひとまとめにした、いわば総称のようなものです。一般的に以下のようなファイルが含まれます。
- 過去のTime Machineローカルスナップショット
- iPhoneやiPadのiOSバックアップ
- キャッシュファイル
- アプリやmacOSのアップグレード用にダウンロードされたディスクイメージ
- FileVault暗号化機能を有効にしている場合、その関連ファイル
Macでのキャッシュ削除方法については、別記事「Macでキャッシュを削除する方法」でも詳しく解説しています。
システムはどれくらいの容量を使っている?
システムファイルが使用している容量を確認するには、以下の手順を実行します。
- 画面左上のAppleロゴをクリックします
- 「このMacについて」を選択します
- 表示された小さなウィンドウで「ストレージ」タブをクリックします

ディスクの容量がどのように割り当てられているかを示すグラフが表示されます。システムはグレーで表示され、その部分にマウスカーソルを合わせるとサイズが確認できます。より詳細な内訳を見たい場合は「管理…」ボタンをクリックしましょう。新しいウィンドウが開き、各項目とそれぞれが使用しているストレージ容量の一覧が表示されます。

一覧の一番下に「システム」がありますが、他の項目と違ってクリックしても、どのファイルがシステムとして計上されているかは表示されません。つまり、クリア作業は自分で行うしかないのです。
もし「その他」という項目がディスク容量を圧迫している場合は、そちらにも対処が必要です。手順については「Macでその他のストレージを削除する方法」をご覧ください。
なぜMacのシステムストレージは大きくなりすぎるのか?
これはMacに入っているファイルの内容によります。Time MachineのスナップショットやiOSバックアップが多い場合、それらがシステム領域肥大化の原因になっていることがよくあります。
なお、「このMacについて」のストレージ画面を開いた直後は、すぐに結論を出さず数分待つのがおすすめです。システムとして計上されていた一部のデータがiCloudなどへ移動され、数分後に数値が自動的に再調整されることがあるためです(残念ながら、筆者の場合は再調整されませんでしたが…)。
Macのシステムストレージは削除できる?
macOSには「システムを消去」や「システムを削除」といったボタンは用意されていないため、ストレージは自分で管理する必要があります。以下では、システムに含まれる各種ファイルの削除方法を順番に説明します。
システムカテゴリに含まれるファイルは手動で削除することも可能ですが、自分が何をしているか理解している自信がある場合にのみ行うことをおすすめします。重要なファイルを誤って削除してしまい、後で問題が発生することも珍しくありません。万が一トラブルが起きたら、「Macで削除したファイルを復元する方法」のヒントを試してみてください。
また、何かを削除する前に、Macのストレージ全体のバックアップを作成しておくことをおすすめします。問題が発生した場合に元の状態へ戻せるようにするためです。詳細は「Macのバックアップ方法」や「おすすめのMacバックアップソフト」をご覧ください。
あるいは、より安全な選択肢として、MacPawのCleanMyMac XやNektonyのMacCleaner Proといったシステムクリーンアップアプリを使う方法もあります。これらのツールのレビューは「おすすめのMacクリーナーソフト&最適化ユーティリティ特集」で紹介しています。こうしたアプリなら、不要なファイルを安全に削除してくれるので、「削除しても安全なファイル」を探して見分ける手間や心配がなくなります。
MacでTime Machineのスナップショットを削除する方法
システム領域を圧迫する最大の原因のひとつが、Time Machineが毎日作成するローカルスナップショットです。Time Machineのバックアップは外付けディスクにのみ保存されると思われがちですが、実はAppleは起動ボリューム上にもローカルスナップショットを作成しています。Appleによると、これらのスナップショットは空き容量が十分にある場合にのみ保存され、新しいスナップショットが作成されると古いものは自動的に削除されるそうです。
この機能のおかげで、ドキュメントに誤った変更を保存してしまったり、意図せずファイルを削除してしまったりしても復旧できます。しかし、その分Macの貴重なストレージを消費してしまうのも事実です。
幸い、ローカルスナップショットをハードドライブから取り除くのは簡単です。Time Machine機能自体をオフにすれば、Macに保存されているすべてのローカルスナップショットが削除されます。少し複雑ですが、ターミナルを使う方法もあります。両方の手順については、「MacでTime Machineのバックアップを削除する方法」のステップバイステップガイドで詳しく解説しています。
Macで古いiOSバックアップを削除する方法
システム領域のもうひとつの大食漢が、iPhoneやiPadの古いバックアップです。これらはMacの不要な容量を消費するため、定期的に整理するのがおすすめです。お使いのmacOSのバージョンに応じて、以下の手順で素早く削除できます。
macOS Catalina以降
- Finderを開きます
- 左側のサイドバーで自分のiPhoneを選択します
- 「バックアップを管理…」を選択します

- 不要になったバックアップを選択します
- 「バックアップを削除」をクリックし、選択を確定します
macOS Mojave以前
- iTunesを開きます
- 左上の「iTunes」メニューから「環境設定」を選択します
- 表示されたウィンドウで「デバイス」タブを選択します
- 不要になったバックアップを選択します
- 「バックアップを削除」をクリックします
Macでシステムフォルダを見つける方法
ここまでで、システムストレージの大きな占有者トップ2(Time MachineスナップショットとiOSバックアップ)に対処しました。では、それ以外のファイルはどうすればいいのでしょうか?
macOSは、ユーザーが重要なファイルを誤って移動・削除してしまうのを防ぐため、「システム」フォルダや「ライブラリ」フォルダを非表示にしています。しかし、Finderのメニュー操作から、これらの領域にアクセスすることは可能です。
一時的にアクセス権を得るには、以下の手順を実行します。
- 新しいFinderウィンドウを開きます
- ホームフォルダに移動します(Command + Shift + H)
- 右クリックして、メニューから「表示オプションを表示」を選択します

- 「ライブラリフォルダを表示」のオプションを有効にします

これでフォルダを開き、ドライブの容量を占有していそうなファイルを探せるようになります。隠しライブラリフォルダを表示する方法は実際には複数あり、隠しファイルの探し方について詳しくは「Macで隠しファイルを表示する方法」をご覧ください。
重要なのは慎重さです。不要だと確信できるものだけを削除するようにしてください。
私たちのおすすめは、やはり専用の最適化ユーティリティを使うことです。「おすすめのMacクリーナーソフト&最適化ユーティリティ特集」のガイドでは、Macを最高のコンディションに保つ最も簡単な方法を紹介しています。また、「Macの空き容量を増やす方法」のヒントを参考にすれば、デバイス上の無駄なストレージをさらに減らせます。
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