Mac
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> Mac

Macでkernel_taskのCPU使用率が高くなる問題を解決する方法

Macの動作が急に遅くなったり、MacBook Proが異常に熱くなったり、ファンの音がうるさくなったりすると、とても困りますよね。「アプリを同時に起動しすぎた」「Macをつけっぱなしにしすぎた」と考えている方も多いでしょう。

しかし、すべてのアプリを終了したり、Macを再起動しても状況が変わらない場合は、kernel_taskによるCPU使用率の異常上昇が原因である可能性があります。この問題を放置すると、最悪の場合、システムがクラッシュしたり、Macが起動しなくなることもあります。

本記事では、Macにおけるkernel_taskのCPU使用率が高くなる問題を効率的に解決する方法を詳しく解説します。

目次

  • 1. Macのkernel_taskとは何か?
  • 2. kernel_taskのCPU使用率を確認する方法
  • 3. kernel_taskのCPU使用率が高くなる原因
  • 4. kernel_taskのCPU使用率が高い場合の対処法
  • 5. 問題が解決しない場合
  • 6. よくある質問(FAQ)

Macのkernel_taskとは何か?

kernel_taskとは、Macの「アクティビティモニタ」に表示されるプロセス名の一つです。カーネル(OSの中核部分)を通じて処理されるさまざまなシステム活動をまとめて表しています。

Macを起動してゲームをプレイしたり、書類を編集したりすると、背後では一連のシステム活動が発生します。アクティビティモニタは、これらの多様な活動を「kernel_task」という名前で一括表示しているのです。

kernel_taskのCPU使用率を確認する方法

まず「アクティビティモニタ」を起動しましょう。Command + SpaceキーでSpotlight検索を開き、「アクティビティモニタ」と入力して起動できます。Spotlightが正常に動作しない場合は、「Finder > アプリケーション > ユーティリティ > アクティビティモニタ」から開くことも可能です。

アクティビティモニタのウィンドウで「CPU」タブを選択し、右上の検索ボックスに「kernel_task」と入力すれば、該当プロセスを見つけられます。

通常、kernel_taskのCPU使用率は10%未満です。一時的に60%程度まで上がることもありますが、それ自体は問題ありません。

しかし、kernel_taskのCPU使用率がほぼ100%に達し、その状態が数分〜数時間続くようであれば、異常な高負荷状態といえます。このとき、Mac全体の動作が極端に遅くなるなどの症状が現れます。

kernel_taskのCPU使用率が高くなる原因

kernel_taskは多数のプロセスの総称であるため、原因をすぐに特定するのは難しいものです。調査の結果、以下のような要因が考えられることがわかりました。

  • 長時間充電しながらMacを使用している
  • 同時に多くのアプリを起動している
  • 不具合のあるAdobe Flash Playerがインストールされている
  • サードパーティ製の拡張機能(kext)が有効になっている
  • Mac内部のファンが正常に動作していない
  • マルウェアに感染している

kernel_taskのCPU使用率が高い場合の対処法

他のアプリと違い、kernel_taskはアクティビティモニタから強制終了できません。これは、kernel_taskが一連のシステム活動を表すものであり、単独のプログラムではないためです。

そこで、以下の対処法を順番に試して、問題の解決を目指しましょう。

1. Macを冷やす

Appleは、Macを10°C〜35°C(50°F〜95°F)の環境温度で使用することを推奨しています。推奨範囲外の環境で使用すると筐体温度が上昇し、温度調節のためにCPU使用率が高くなることがあります。

まずは充電ケーブルを外し、不要な周辺機器を取り外して、涼しい環境にMacを移動させてみてください。Macが冷えた後、kernel_taskのCPU使用率が下がっているか確認しましょう。

2. アクティビティモニタで不要なプロセスを終了する

起動しているプログラムが多いほどCPUへの負荷は大きくなり、Macの動作は遅くなります。アクティビティモニタを使って、不要なプロセスを一つずつ終了させましょう。

  • 画面右上のSpotlight検索で「アクティビティモニタ」と入力し、ダブルクリックして開きます。
  • 終了したいプロセスを選択し、ウィンドウ左上の「×」ボタンをクリックします。
  • 「終了」をクリックします。
  • 不要なプロセスごとに同じ操作を繰り返します。

不要なアプリやプログラムをすべて終了したら、Macをシャットダウンして少し待ちます。その後、再起動して動作が改善したか確認してください。

3. SMCをリセットする

SMC(System Management Controller)は、Macの電源管理やバッテリー、ファンなどのハードウェアを制御するチップです。ファンが高速回転し続けてkernel_taskのCPU使用率が高くなっている場合は、SMCのリセットで改善する可能性があります。

MacBook Pro / MacBook Airの場合:

  • Macをシャットダウンします。
  • Control + Option + Shift(右側のキー)を押しながら、電源ボタンも押し続けます。

※T2チップ非搭載のMacBookでは、左側のShiftキーを使用してください。

  • 10秒後に4つのキーを離します。
  • Macの電源を入れます。

iMac / Mac miniの場合:

  • Macをシャットダウンし、電源コードを抜きます。
  • 10秒待ってから、電源コードを差し直します。
  • さらに5秒待ってから、電源ボタンを押してMacを起動します。

4. NVRAMをリセットする

NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)は、OS関連の設定を保存し、Macの正常な動作と高速な起動を支える少量のメモリです。

kernel_taskが高負荷になりMacの動作が不安定になった場合、NVRAMのリセットが有効なことがあります。

NVRAMのリセット手順:

  • Macの電源を切ります。
  • Macの再起動時に、Option + Command + P + Rキーを同時に押し続けます。
  • 2回目の起動音が聞こえたらキーを離します。T2チップ搭載Macの場合は、Appleロゴが2回表示・消滅したタイミングでキーを離します。

なお、Apple M1チップ搭載のMacでは、NVRAMの手動リセットは不要です。必要に応じて、起動のたびに自動的にリセットされます。

5. セーフモードでMacを起動する

一部のソフトウェアは、ハードウェアを管理するためにサードパーティ製の拡張機能を有効にします。これがkernel_taskの高CPU使用率を引き起こすリスクがあります。

セーフモードで起動すれば、必要最低限の拡張機能とドライバのみが読み込まれるため、原因の切り分けに役立ちます。

Intel搭載Macをセーフモードで起動する方法:

  • Macを完全にシャットダウンします。
  • Macを再起動する際に、Shiftキーを押し続けます。
  • ログインウィンドウが表示されたらShiftキーを離します。

M1搭載Macをセーフモードで起動する方法:

  • Macをシャットダウンします。
  • 起動オプションとOptionsアイコンが表示されるまで、電源ボタンを押し続けます。
  • 起動ディスクを選択し、Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリックします。
  • Shiftキーを離します。

セーフモードでMacが正常に動作する場合は、最近インストールしたサードパーティ製ソフトウェアが原因です。そのソフトを削除してMacを再起動すれば、通常どおりの動作に戻るはずです。

6. ソフトウェアをアップデートする

macOS Big Surでもkernel_taskの高CPU使用率バグが報告されています。新しいOSの初期バージョンには、未解決のバグが残っていることが珍しくないためです。

また、macOSを長期間アップデートしていないと、ソフトウェアとハードウェアの相性が悪くなり、kernel_taskの高負荷といった問題が発生することがあります。ソフトウェアのアップデートでバグが修正されるケースも多いのです。

Appleメニューから「システム環境設定」を開き、「ソフトウェア・アップデート」を選択して、新しいバージョンがないか確認してください。アップデートがある場合は、最新版へ更新しましょう。

※注意:アップデート中にエラーが発生するとデータ損失につながる可能性があります。Macをアップデートする前に、重要なファイルのバックアップを取っておくことをおすすめします。

問題が解決しない場合

macOSを最新版にアップデートしても、上記の方法を試してもkernel_taskの高CPU使用率が改善しない場合は、Macを初期化(リセット)するか、macOSを再インストールすることで、正常な状態に戻すことを検討してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. CPU使用率はどのくらいなら正常?

A:通常、kernel_taskのCPU使用率は数%〜数十%程度です。100%やそれ以上(複数コア合計で数百%)になる場合は異常であり、Macの動作が遅くなったり、フリーズやクラッシュが発生したりします。

Q2. Macでkernel_taskを停止できる?

A:いいえ、できません。アクティビティモニタに表示されるkernel_taskは、Macの起動以降に進行する一連のシステム活動を表すラベルです。個別のプログラムではないため、終了や停止はできません。実際、アクティビティモニタでkernel_taskを選択しても、終了ボタンがグレーアウトして使えないことが確認できます。

Q3. MacのCPU使用率が高くなる理由は?

A:原因はさまざまです。複数のプログラムを同時に実行している、周囲の気温が高い、ファンが正常に動作していない、マルウェアに感染している、などが挙げられます。

Q4. MacでCPU使用率を確認するには?

A:「アクティビティモニタ」(Finder > アプリケーション > ユーティリティ)を起動し、「CPU」タブを選択してください。各プロセスのCPU使用率を一覧で確認できます。

  1. システムアイドルプロセスのCPU使用率が高いときの直し方

    パソコンを再起動してタスクマネージャーを開いたら、「システムアイドルプロセス」のCPU使用率が100%になっている――そんな経験はありませんか?背景で動作しているアプリやプログラムを確認しても原因らしきものが見つからず、何がCPUリソースを消費しているのか分からず困ってしまう方も多いはずです。この記事では、システムアイドルプロセスのCPU使用率が高くなる原因と、その解決方法について詳しく解説します。 システムアイドルプロセスとは? 「システムアイドルプロセス(System Idle Process)」とは、現在使用されていないCPUリソースの量を表すプロセスです。つまり、実行中のプログラムがC

  2. Windows 11でWifitask.exeのCPU使用率が高くなる問題を解決する5つの方法

    タスクマネージャーを開いたら、見慣れない「Wifitask.exe」というプロセスがCPUリソースを100%近く消費していた――そんな経験はありませんか?このプロセスが原因で、Windows PCの動作が極端に遅くなっている場合、適切な対処が必要です。 Wifitask.exeによる高いCPU使用率は、システムのクラッシュ、動作の遅延、フリーズなど、Windows 11上でさまざまなパフォーマンス低下を引き起こします。原因を取り除くことで、PCのパフォーマンスは40〜60%程度改善するとも言われています。 本記事では、Windows 11でWifitask.exeの高CPU使用率を解消する具体