DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAINエラーの直し方|原因と解決策を徹底解説
ウェブサイトにアクセスしようとした際に「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」というエラーが表示されていませんか?このエラーはDNS設定に関係しており、パソコンのDNS関連の設定をいくつか変更するだけで解決できます。
このエラーは、ブラウザがドメイン名のDNSを解決(名前解決)できない場合によく表示されます。エラーメッセージ末尾の「NXDOMAIN」は、入力されたドメインが存在しないことを示す言葉です。
以下では、このエラーを解消するために試せる具体的な対処法を、WindowsとMacそれぞれの手順とともに詳しく紹介します。
1. DNSキャッシュをクリアする
ドメイン名を素早く解決するために、パソコンは保存されているDNSキャッシュを参照します。このキャッシュに不具合があると(実際によくあるケースです)、ブラウザでエラーが発生します。キャッシュをクリアすれば問題が解消する可能性が高いので、まずはここから試してみましょう。
WindowsでDNSキャッシュをクリアする方法
- スタートメニューの検索バーで「コマンドプロンプト」を検索し、起動します。
- コマンドプロンプトのウィンドウに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
ipconfig /flushdns

MacでDNSキャッシュをクリアする方法
- DockのLaunchpadをクリックし、「ターミナル」を検索して開きます。
- 以下のコマンドを順番に入力し、それぞれ入力後にEnterキーを押します。
dscacheutil -flushcache
sudo killall -HUP mDNSResponder

2. IPアドレスを更新する
「このサイトにアクセスできません」というエラーは、IPアドレスの指定が正しくないことが原因の場合もあります。IPアドレスを更新してみて、問題が改善するかどうか確認しましょう。
WindowsでIPアドレスを更新する方法

- コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順番に実行します。
ipconfig /release - DNSキャッシュをクリアします。
ipconfig /flushdns - IPアドレスを更新します。
ipconfig /renew - 新しいDNSサーバーを設定します。
netsh int ip set dns - Winsockの設定をリセットします。
netsh winsock reset
MacでIPアドレスを更新する方法
- メニューバーのWi-Fiアイコンをクリックし、「ネットワーク環境設定を開く」を選択します。
- 左側で使用中のWi-Fiネットワークを選択し、右側の「詳細」をクリックします。
- 「TCP/IP」タブを開きます。
- 「DHCPリースを更新」ボタンをクリックします。

3. DNSクライアントサービスを再起動する
Windowsには「DNSクライアント」というサービスがあり、ブラウザがドメイン名を解決する際に補助的な役割を担っています。このサービスを再起動することで、ブラウザの「このサイトにアクセスできません」エラーが解消されることがあります。
Windows 10でDNSクライアントサービスを再起動する手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、services.mscと入力してEnterキーを押します。
- 表示された画面で「DNS Client」というサービスを探し、右クリックして「再起動」を選択します。

4. DNSサーバーを変更する
パソコンに設定されているDNSサーバー自体が正常に動作していない可能性もあります。この場合、ドメイン名を解決できず、結果として「DNS Probe Finished NXDOMAIN」エラーが表示されます。
そこで、DNSサーバーを変更してみましょう。ここでは例として、Googleが提供する無料の公開DNSサーバーへ変更する方法を紹介します。
WindowsでDNSサーバーを変更する方法
- 「設定」アプリを開き、「ネットワークとインターネット」→「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。
- 使用中のアダプターを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

- 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れます。
- 「優先DNSサーバー」に8.8.8.8、「代替DNSサーバー」に8.8.4.4を入力し、下部の「OK」をクリックします。
- ブラウザを再起動し、以前開けなかったサイトにアクセスできるか確認します。

MacでDNSサーバーを変更する方法
- メニューバーのWi-Fiアイコンをクリックし、「ネットワーク環境設定を開く」を選択します。
- 左側のサイドバーからネットワークを選択し、右側の「詳細」をクリックします。
- 「DNS」タブを開きます。
- 既存のDNSサーバーを選択し、下部の「−(マイナス)」ボタンをクリックしてすべて削除します。
- 「+(プラス)」ボタンをクリックし、8.8.8.8を追加します。
- もう一度「+(プラス)」ボタンをクリックし、8.8.4.4を入力します。
- 最後に下部の「OK」をクリックして変更を保存します。

5. ブラウザをデフォルト設定に戻す
ブラウザの設定を頻繁に変更していると、ウェブサイトの読み込みに悪影響が出ることがあります。ブラウザを初期状態にリセットすることで、問題が解決するかもしれません。
Chromeのリセット方法
Chromeをお使いの場合、いきなりブラウザ全体をリセットする必要はありません。まずは実験的機能である「flags」をリセットしてみてください。多くの場合はこれで改善します。それでも解決しない場合のみ、ブラウザ全体のリセットを行いましょう。
Chromeのflagsをリセットする手順:
- Chromeで新しいタブを開き、chrome://flagsと入力してEnterキーを押します。
- ページ上部の「すべてリセット」ボタンをクリックします。
- 下部の「再起動」をクリックしてブラウザを再起動します。これで変更が反映されます。

Firefoxのリセット方法
- Firefoxを起動し、アドレスバーにabout:supportと入力してEnterキーを押します。
- 「Firefoxをリフレッシュ」ボタンをクリックします。
- 表示された確認画面で「Firefoxをリフレッシュ」を選択します。
Safariのリセット方法
MacのSafariでは、キャッシュの削除や不要なプラグイン・拡張機能の除去によって、エラーを解決できる可能性があります。
- Safariを起動し、画面上部の「Safari」メニューから「環境設定」を選択します。
- 「ウェブサイト」タブを開き、左側のサイドバーで不要なプラグインのチェックを外します。
- 「拡張機能」タブに移動し、左側で拡張機能を選択して右側の「アンインストール」をクリックします。これを全ての拡張機能に対して繰り返せば、すべて削除されます。
- 「詳細」タブを開き、「メニューバーに“開発”メニューを表示」にチェックを入れます。
- メニューバーに新しく追加された「開発」メニューを開き、「キャッシュを空にする」をクリックしてSafariのキャッシュファイルを削除します。

6. VPNアプリを無効にする
VPNは中継サーバーのような役割を果たし、パソコンの通信はすべてそこを経由します。VPN側に何らかの問題があると、ブラウザがサイトを一切開けなくなることがあります。
パソコンのVPNアプリを一度オフにして、サイトが開けるかどうか確認してみてください。開けるようになったなら、VPNアプリ自体に問題がある可能性が高いため、再度利用する前に対処しておきましょう。
7. hostsファイルを確認する
WindowsとMacのどちらにも、ドメイン名をローカルで解決するための「hostsファイル」が用意されています。サイトにアクセスする際、ブラウザはまずこのファイルを参照し、指定されたドメインのIPアドレスを探します。
自分や第三者が、アクセスしようとしているサイトをこのファイルに登録してしまっているケースもあります。対象サイトにlocalhostのIPアドレスなど誤ったIPが割り当てられていると、パソコンはドメインを正しく解決できず、「DNS Probe Finished NXDOMAIN」エラーが発生します。
hostsファイルを開いて、該当するドメインが登録されていないか確認してください。
Windowsでhostsファイルを開く方法
- スタートメニューで「メモ帳」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- Ctrl + Oキーを押し、C:\Windows\System32\drivers\etcフォルダへ移動して、hostsファイルをダブルクリックします。
- ファイル内にアクセスしたいドメインが記載されていないか確認します。記載がある場合は、そのドメインの行を削除し、ファイルを保存してメモ帳を閉じてください。

Macでhostsファイルを開く方法
- ターミナルを開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
sudo nano /etc/hosts - 管理者パスワードを入力してEnterキーを押します。
- hostsファイルの内容が表示されます。アクセスしようとしているドメインが記載されていないことを確認してください。

8. ルーターの設定をリセットする
「サーバーのIPアドレスが見つかりませんでした」というエラーは、ルーターの設定ミスが原因となっている場合もあります。自分や他の人がルーターにどのような変更を加えたのか不明な場合は、設定をすべて初期化して問題が解決するか確認しましょう。
ただし、ルーターをリセットすると既存の設定がすべて消える点に注意してください。環境によっては、インターネットサービスプロバイダ(ISP)との接続設定をやり直す必要があります。
ルーターをリセットする一般的な手順は以下の通りです。
- ルーターの設定画面にアクセスします。多くの場合、アドレスは192.168.1.1です。
- ルーターのログイン情報を入力します。
- 上部の「メンテナンス(Maintenance)」タブをクリックします。機種によって名称は異なりますが、似た項目が必ずあります。
- 左側のサイドバーで「工場出荷時の初期設定(Factory Default Settings)」を選択します。
- 右側のペインで「Factory Default Settings」をクリックして、ルーターをリセットします。

まとめ:アクセスできなかったサイトを復活させよう
ブラウザに「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」エラーが表示される原因はさまざまですが、本記事で紹介した8つの対処法のいずれかを実践すれば、ほとんどの場合は問題を解消できます。エラーが消えれば、これまでアクセスできなかったサイトにも問題なく接続できるようになります。
ブラウザのトラブルは非常によくあるもので、簡単に解決できる方法も数多く存在します。たとえばChromeユーザーなら、ブラウザの動作が重くなったり、完全に応答しなくなったりすることもあるでしょう。そんなときも適切な対処法を知っておけば、ブラウザを快適な状態に戻すことができます。
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