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deb-getの使い方をマスターしよう:DEBパッケージを管理する強力なAPTスタイルツール

Debian系やUbuntuベースのディストリビューションを使う大きな魅力のひとつが、高度なパッケージ管理ツール「APT(Advanced Package Tool)」です。オンライン上のパッケージを素早く検索し、インストール・更新・削除をたった1つのコマンドで実行できます。

もうひとつの導入方法がDEBファイルを利用する方法です。DEBファイルはインターネット上のさまざまなサイトで配布されていますが、更新するたびに最新版を再ダウンロードしてインストールし直す必要があり、管理が面倒でした。

そこで登場するのが「deb-get」です。このツールはAPTの機能を再現することを目指しており、専用のDEBリポジトリを対象に、ソフトウェアの検索・インストール・更新・削除をまるでAPTのように行えます。

deb-getの使い方をマスターしよう:DEBパッケージを管理する強力なAPTスタイルツール

APTはDebian系ディストリビューションのゴールドスタンダード

DebianやUbuntuを使い始めたばかりの頃、APTは非常に強力な味方になります。デフォルトでは、Canonicalが公式サポートする数千のFOSS(フリー・オープンソースソフトウェア)パッケージをmainリポジトリから、コミュニティがサポートする数万規模のプロジェクトをUniverseリポジトリからインストール可能です。

パッケージと依存関係をまとめてインストールするのは簡単で、ターミナルを開いて次のコマンドを入力するだけです。

sudo apt-get install package-name

このほかにも、ドライバやコーデックなど公式サポートされる非自由ソフトウェアを含む「Restricted」リポジトリ、自由でも公式サポートでもないソフトウェアを集めた「Multiverse」リポジトリが用意されています。

さらに、サードパーティ製のPPA(Personal Package Archive)を追加すれば、APT経由でそこからソフトウェアをインストールすることも可能です。各リポジトリの役割が分からない場合は、Ubuntuのリポジトリの種類について学んでおくと良いでしょう。

なぜDEBパッケージでソフトウェアをインストールするのか

優秀なAPTにも弱点があります。すべてのソフトウェアがパッケージ化されているわけではないため、欲しいアプリが見つからなかったり、リポジトリ内のパッケージが必ずしも最新版とは限りません。

GitHubでDebianやUbuntuで試せそうな興味深いプロジェクトを探すと、リリースページにバイナリ群としてしか公開されていないケースも多いものです。

場合によっては、開発者がGitHubにDEBファイルすらアップロードせず、個人サーバー上の自サイトに置いていることもあります。常に最新バージョンを使いたい場合、これは厄介な問題です。

また、DEBファイルを手動でインストールした場合、配布元のREADMEやダウンロードページを定期的にチェックして更新を追いかける必要があります。これは面倒な作業で、よほどの理由がない限りやりたくないものですよね。

deb-getを使えばapt-getと同等の機能が得られるため、DEBのインストールや更新を二度と手作業で気に掛ける必要がなくなります。

Linuxにdeb-getをインストールする方法

deb-getの使い方をマスターしよう:DEBパッケージを管理する強力なAPTスタイルツール

deb-getをまだインストールしていない段階では、当然deb-get自身を使ってインストールすることはできません。代わりにcurlコマンドでインストールスクリプトを取得し、Bashに渡します。

まず、次のコマンドでcurlをインストールします。

sudo apt install curl

続いて、以下のコマンドを実行してdeb-getをインストールしてください。

curl -sL https://raw.githubusercontent.com/wimpysworld/deb-get/main/deb-get | sudo -E bash -s install deb-get

deb-getで最新のDEBリリースを常にフォロー

deb-getの使い方をマスターしよう:DEBパッケージを管理する強力なAPTスタイルツール

APTに慣れている人なら、deb-getの操作にはすぐに馴染めるはずです。

最初に行うべきは、リポジトリ内のインストール済みおよび利用可能なソフトウェアの一覧を更新することです。

deb-get update

特定のパッケージやアプリを検索するには、次のコマンドを使用します。

deb-get search packagename

例えば、Linux向けの高性能PCゲームマネージャー「Lutris」を探したい場合は、次のように入力します。

deb-get search lutris

目的のパッケージが見つかったら、次のコマンドでインストールしましょう。

sudo deb-get install packagename

deb-getがパッケージとその依存関係を自動的に取得し、インストールまで行ってくれます。

好きなだけソフトウェアをインストールしたら、再度一覧を同期します。

deb-get update

アップグレードが必要なインストール済みソフトウェアがある場合は、upgradeコマンドを使用します。

sudo deb-get upgrade

個別のパッケージを再インストールしたい場合は、次のようにします。

sudo deb-get reinstall packagename

このほかにも多数のdeb-getコマンドが用意されています。詳細はdeb-getの公式ドキュメント(usage documentation)をご確認ください。

まとめ:deb-getならUbuntuへのDEB導入と更新がラクになる

古いバージョンを使ってしまう心配なく、UbuntuにDEBパッケージをインストールし、常に最新状態を保てるのは大きなメリットです。

なお、Linuxへのソフトウェアのインストール方法はこれ以外にもあります。ソースからのコンパイル、Flatpak、Snap、AppImageなど、目的や環境に応じて使い分けるのがおすすめです。

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