Ubuntu で複数のタイムゾーンの時計を簡単に表示する方法|ステップバイステップガイド
リモートワークで世界中の人々と協力しているフリーランサーなら、複数の地域の時刻を何度も確認する場面が多いのではないでしょうか。あるいは、海外に住む友人や家族の時間帯を気にかけて、相手の就寝時間に電話をかけてしまわないよう注意している方もいるかもしれません。
理由は何であれ、デスクトップに追加の時計があれば作業の流れがスムーズになり、時間の管理もしやすくなります。この記事では、Ubuntu で別のタイムゾーンの時計を追加する方法を詳しく解説します。
GNOME Clocks で Ubuntu に複数のタイムゾーンを設定する

GNOME(Ubuntu の標準デスクトップ環境)では、インストール時に設定したタイムゾーンの時計が1つだけ表示されます。通常は自分の所在地に近いタイムゾーンを設定しますが、出張が多い場合や海外への引っ越しをした場合などは、別のタイムゾーンの時計を追加したくなるでしょう。GNOME なら、新しいタイムゾーンの時計を簡単に追加できます。
なお、この方法は Ubuntu やその派生ディストリビューションに限らず、GNOME ベースのすべての Linux ディストリビューションで利用可能です。
まず必要になるのが「GNOME Clocks」。Linux 上でタイムゾーンを管理できるグラフィカルツールです。Ubuntu では、Ubuntu Software から GUI でインストールするか、ターミナルで次のコマンドを実行してインストールできます。
sudo apt install gnome-clocksインストールが完了したら、アプリケーションメニューから Clocks を起動します。最初の画面に「世界時計を追加(Add World Clock)」という項目が表示されるので、クリックしてダイアログを開き、都市名を検索しましょう。候補から希望の都市を選択し、「追加(Add)」をクリックすれば完了です。

時計をさらに追加したい場合は、ウィンドウ左上にあるプラス(+)ボタンをクリックし、同じ手順で新しいタイムゾーンを設定していきます。

ただし、このままでは通知パネルを開かない限り、追加した時計を確認できません。
そこで便利なのが「Panel World Clock (Lite)」のような GNOME シェル拡張機能です。これを導入すれば、クリック操作なしに時計をひと目で確認できるようになります。
Panel World Clock (Lite) でトップバーに複数の時計を表示する

その名のとおり、Panel World Clock は、設定済みのすべての時計を Ubuntu のトップバーに表示してくれるシンプルな GNOME 拡張機能です。インストール後すぐに問題なく動作し、シンプルさを重視した設計のため、煩雑な設定項目はほとんどありません。
Panel World Clock (Lite) は、GNOME Extensions の公式サイトからインストールできます。拡張機能のページで「インストール(Install)」ボタンをクリックすれば、導入が始まります。
ダウンロード: Panel World Clock (Lite)
また、「GNOME Extension Manager」というツールを使って拡張機能を管理する方法もあります。Extension Manager を使えば、GNOME 拡張機能の検索・インストール・削除がぐっと楽になります。
Extension Manager をインストールして起動したら、「参照(Browse)」タブに切り替え、検索欄に「Panel World Clock (Lite)」と入力します。検索結果に表示された拡張機能名の横にある「インストール(Install)」ボタンをクリックしてください。

Extension Manager は拡張機能を即座に有効化するので、すぐにトップパネルに各地域の時計が表示されるはずです。Linux デスクトップの使い勝手をさらに高めてくれる、おすすめの GNOME 拡張機能は他にもたくさんあります。
GNOME と Ubuntu で時間を上手に管理しよう
世界各地の仲間と一緒に働く組織に所属しているなら、複数のタイムゾーンの時計を追加しておくのは非常に便利です。この機能は、ディストリビューションを問わず、ほぼすべての Linux デスクトップ環境で実現できます。
Linux は夢中になると時間を忘れてしまうほど奥深い OS ですが、だからこそ時間管理と自己管理は大切です。仕事中に気が散ってしまうことが多いと感じたら、ActivityWatch のようなオープンソースのスクリーンモニタリングアプリの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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