Ubuntuでスクリーンショットを撮るなら?おすすめアプリ6選
複雑な内容を説明するとき、スクリーンショットほど便利な補助手段はありません。「百聞は一見に如かず」ということわざの通り、一枚の画像には文章千語にも勝る説得力があります。Ubuntuユーザーであれば、キーボードショートカットやターミナルコマンドなど、スクリーンショットを撮影する方法はすでにいくつも備わっています。
しかし、単純なキャプチャにとどまらず、画像の編集やスタイル効果の追加など、より踏み込んだ操作をしたい場合、標準機能だけでは物足りないこともあるでしょう。幸い、Ubuntuでは多彩なサードパーティ製スクリーンショットツールが利用でき、自分好みのやり方で画面をキャプチャできます。
1. GNOME Screenshot
まず紹介するのは、UbuntuにプリインストールされているGNOME Screenshotです。日常的な軽い作業が中心なら、ほとんどの場面でこのアプリだけで十分でしょう。主な機能は以下の通りです。
- 複数のショートカットキーでスクリーンショットを撮影
- マウス操作によるキャプチャ
- 簡単な編集機能
- GNOME環境にプリインストール済み
- スクリーンショットへの枠線追加オプション
編集エフェクトの豊富さでは他のアプリに及びませんが、メール添付用の画像やブラウザタブのキャプチャなど、シンプルな用途であれば十分すぎるほどの性能を持っています。
2. GIMP
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、Ubuntuユーザー向けに提供されている強力なサードパーティ製画像編集アプリです。フリーソフトウェアとして公開されており、自由に使用・コピー・改変、さらには改良まで行うことができます。
高度な編集機能を求めるなら、GIMPを選んで間違いありません。このアプリはまさに「全部入り」であり、初心者からプロまで幅広く使えます。Ubuntuでのスクリーンショット撮影だけでなく、次のような本格的な編集作業にも活用可能です。
- グラフィックデザイン
- 画像加工・レタッチ
- 画像の作成
- アイコンやクリップアートの制作
GIMPは1998年に大学生2人によって初版がリリースされ、以来長い歴史を経て今も開発が続けられています。その長い実績は安定性の高さの証明でもあります。試してみたい場合は、snapコマンドで直接インストールできます。
sudo snap install gimp
数秒でシステムにインストールされます。GIMPでスクリーンショットを撮るには、アプリを起動してメインメニューからファイル > 作成 > スクリーンショットを選択します。
表示されたダイアログで、取得したい種類(全画面キャプチャか、特定領域の切り抜きか)を選びます。最後にSnapをクリックすれば画面がキャプチャされます。
3. Shutter
Shutterは、Ubuntuコミュニティで人気の高い無料のオープンソーススクリーンショットツールです。GIMPとは異なり、スクリーンショット撮影に特化しているのが特徴です。
Shutterで利用できる主なキャプチャモードは以下の通りです。
- ウィンドウ全体のキャプチャ
- 特定の画面領域のキャプチャ
- Webサイトの特定部分の切り抜き
- 特定のメニューのスクリーンショット
しかも、ただ撮るだけのアプリではありません。編集、トリミング、エクスポートなど、撮影後の画像を自在に加工できる機能も備えています。さらにプラグインを追加すれば、編集スタイルを拡張することも可能です。
Shutterをインストールするには、ターミナルで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
sudo add-apt-repository -y ppa:linuxuprising/shutter
sudo apt-get install -y shutter
数秒でインストールが完了し、Ubuntuのアプリケーションメニューから直接起動できます。
4. Kazam
Kazamは、スクリーンショットと画面録画の両方に対応した万能ツールです。将来的に画面の動画録画が必要になるかもしれないと考えているなら、Kazamをインストールしておくのがおすすめです。
インストールするには、以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get install kazam
自動的にインストールが完了したら、アプリケーションメニューから起動できます。Kazamでは、全画面、特定の領域、ウィンドウ全体など、さまざまな方法で画面録画やスクリーンショット撮影を行えます。
5. Scrot
Scrotは、シンプルで軽量なスクリーンショット&録画ユーティリティです。このリストの他のツールとは少し異なり、GUIアプリケーションを持たず、コマンドラインからのみ操作できる点が特徴です。
コマンドライン操作が好きな人なら、Scrotはきっとお気に入りになるでしょう。Ubuntuへのインストール方法は以下の通りです。
sudo apt-get install scrot
インストールが完了したら、次のコマンドでスクリーンショットを撮影できます。
scrot
デフォルト設定では、撮影した画像はすべてホームディレクトリに保存されます。
デスクトップの特定領域だけをキャプチャしたい場合は、-sオプションを付けてコマンドを実行します。
scrot -s
コマンド実行後、キャプチャしたい範囲をクリックしてドラッグし、ボタンを離せばスクリーンショットが完成します。Scrotには他にも多数のコツやショートカットがあり、使いこなせば効率的に撮影できます。
6. ImageMagick
ImageMagickは、ラスタ画像の作成・変換・編集で人気を博している無料のオープンソースソフトウェアです。追加機能としてスクリーンショットの撮影にも対応しており、これ自体も十分魅力的な機能です。
Scrotと同様にコマンドラインからの操作になりますが、スクリーンショット以外にも将来役立つ多彩な機能を備えています。
- 画像形式の相互変換(JPGからPNGへの変換など)
- 連続画像からGIFアニメーションの生成
- 画像への特殊効果の追加
- 画像の一部を透明化する処理 など
ImageMagickをシステムにインストールするには、ターミナルで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
sudo apt-get -y install imagemagick
ImageMagickで画面全体をキャプチャするには、次のコマンドを使います。
import -window root file1.jpg
これにより画面全体がキャプチャされ、file1.jpgという名前でホームディレクトリに保存されます。スクリーンショット撮影以外にも、ImageMagickでできることはまだまだたくさんあります。
Ubuntuで快適なスクリーンショットライフを
オープンソース文化が根付くUbuntuには、乗り換え先として選べる無料アプリが豊富にあります。今回紹介したどのアプリを使っても、手間なくスクリーンショットを撮影できるはずです。あなたのニーズに合った一本を見つけてください。
また、システムにスクリーンショットアプリをインストールしたくないという人には、オンライン上でWebサイトのスクリーンショットを簡単に撮れるWebサービスもありますので、そちらを活用するのも一つの手です。
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