Microsoft、M365個人・ファミリーアカウントのカスタムドメインを廃止へ ― 知っておくべきこと
Microsoftは、Outlook.comにおいてMicrosoft 365(M365)個人向けプランおよびファミリー向けプランのメールアドレスに独自ドメイン(例:[email protected])を使用できる機能を廃止する方針を発表しました。あわせて、M365の新しいサポートページも公開されています。
個人向け・ファミリー向けアカウントへの影響
すでにOutlook.comで独自ドメインのメールアドレスを利用している場合、そのまま使い続けることができます。ただし、メールの設定がOutlook上で完了している必要があります。なお、セットアップはモバイルのWebブラウザからは完了できず、PCから行う必要がある点には注意してください。
Microsoftの公式発表によると、次の通りです。
「2023年11月30日以降、Microsoft 365 PersonalまたはMicrosoft 365 Familyのサブスクライバーは、Outlook.comのメールボックスに関連付ける新しいパーソナライズされたメールアドレスを作成できなくなります。」
さらに、「2023年11月30日以降にOutlook.comアカウントからパーソナライズされたメールアドレスを削除した場合、再度追加することはできません。この機能は今後利用できなくなります」とされています。
つまり、2023年11月30日以降もカスタムドメインのOutlook.comメールアドレスを作成したい場合は、M365 Business Basicなどの小規模ビジネス向けプランへのアップグレードが必要になります。
M365 Business Basicは6アカウントで年間約432ドル(1アカウントあたり72ドル)となり、年間99ドルのM365 Familyと比べるとかなり割高です。ただし、一人で事業を運営している場合、M365 Personal(年間69ドル)とBusiness Basic(年間72ドル)ではほぼ同じ価格水準である点は覚えておくと良いでしょう。
期限までにパーソナライズされたメールアドレスを設定する方法
2023年11月30日までは、M365 PersonalおよびFamilyアカウントにパーソナライズされたメールアドレスを引き続き追加できますが、対応は早めに行いましょう。手順は以下の通りです。
- Outlook.comのプレミアム機能の設定ページにサインインします。
- [パーソナライズされたメールアドレス]セクションで[開始する](Get Started)を選択します。

Business Basicでドメインを追加する方法
Microsoft 365 Business Basicは、他のプランと比べてコストパフォーマンスに優れています。プロフェッショナルなビジネス用メール、クラウドファイルストレージに加え、お気に入りのMicrosoft/OfficeアプリのWeb版・モバイル版にもアクセスできます。
M365 Business Basicを購入する際は、すでに所有しているドメインを使用するか、サインアップ時に新たにドメインを購入するかを選択できます。設定手順は以下の通りです。
- Microsoft 365管理センターにアクセスします。
- [設定]>[ドメイン]ページに移動します。
- [ドメインの追加]をクリックします。
なお、利用中のドメインレジストラがDomain Connectに対応している場合、Microsoftが自動的にドメインの所有権を確認し、Microsoft 365アカウントとの接続まで行ってくれます。
それでも問題が解決しない場合
パーソナライズされたメールアドレスの設定中に問題が発生した場合、Microsoftは現在、より分かりやすいエラーメッセージの追加に取り組んでおり、既知の問題の修正に関する提案も受け付けています。以下の対処法を試してみてください。
1. https://account.live.com/names/Manage にアクセスします。Microsoftアカウントに10個以上のエイリアスが登録されている場合は、パーソナライズされたメールアドレスを追加する前に、いくつか削除する必要があります。
2. https://account.microsoft.com/security にアクセスし、[情報の更新](UPDATE INFO)をクリックします。追加しようとしているエイリアスがすでにこのページに表示されている場合は、別のアドレスに置き換えてから、パーソナライズされたメールアドレスの作成を完了させる必要があります。
Microsoftによると、子アカウントに対してはパーソナライズされたメールアドレスを作成できないケースがあるそうですが、この問題の修正にも取り組んでいます。また、M365サブスクライバー向けに、小規模ビジネスオーナーの支援を目的とした新しいYouTubeチャンネルも公開されていますので、活用してみてはいかがでしょうか。
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