Windows 11/10で発生する0x8900002Aエラーの原因と7つの解決策
Microsoftからの更新プログラムの重要性は、いくら強調してもし足りません。しかし、アップデートによっては、かえってトラブルを引き起こすケースもあります。その代表例が「0x8900002A」エラーです。
0x8900002Aエラーが発生するとどうなる?
このエラーについては、実際に以下のような事例が報告されています。
- Windows 10からWindows 11へアップグレードしたユーザーが、SSDに対してトリム(Trim)を実行しようとしたところ失敗し、0x8900002Aエラーが表示された。
- 別のユーザーは、Windows 10を更新しただけでデフラグやドライブ最適化ツールが動作しなくなり、さらにハードウェア関連のエラーや不正なリクエストにも悩まされるようになった。
また、このエラーが発生すると、次のエラーメッセージが表示されます。
「要求された操作は、このボリュームをバッキングするハードウェアではサポートされていません。(The operation requested is not supported by the hardware backing the volume.)」
同じ症状でお困りの方は、以下の方法を順番に試して、0x8900002Aエラーを解決していきましょう。
0x8900002Aエラーを修正する7つの方法
エラーの概要がわかったところで、問題を解決して快適に作業を続けるための具体的な対処法を紹介します。
1. PCを再起動する
一見恐ろしく見えるエラーほど、実は簡単な操作で解決することがあります。0x8900002Aエラーもその一例で、多くのユーザーがPCを再起動するだけで問題を解消できたと報告しています。定期的な再起動は、メモリ(RAM)を占有するプロセスの停止やキャッシュのクリアにつながるため、まずは真っ先に試してみましょう。
2. Windows Updateサービスを停止する
進行中のアップデートがエラーの原因になっている可能性もあるため、Windows Updateサービスを一時的に停止してみましょう。手順は以下の通りです。
- 「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログに「services.msc」と入力します。
- 一覧を下にスクロールし、「Windows Update」サービスを探します。
- 右クリックして「停止」をクリックします。
3. インターネット接続を確認する
インターネット接続が不安定だと、Windows Updateのダウンロードが途中で中断され、その結果このエラーが発生することがあります。Wi-Fiを使っている場合は、有線LANケーブルへの切り替えを検討してください。それでも改善しない場合は、ネットワーク関連のトラブルシューティングを試すのも有効です。
4. SFCスキャンを実行する
0x8900002Aエラーの一般的な原因の一つが、システムファイルの破損です。SFC(システム ファイル チェッカー)スキャンを実行すると、保護対象のシステムファイルがスキャンされ、破損したファイルがキャッシュ内の正常なコピーと自動的に置き換えられます。
- Windowsの検索バーに「cmd」と入力します。
- 右側に表示される「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトが開いたら、「sfc /scannow」と入力して「Enter」キーを押します。
- スキャンが完了するまで待ちます。
スキャン終了後、エラーが解消され、各種操作が問題なく実行できるかどうかを確認してください。
補足:SFC単体で改善しない場合は、先に「dism /online /cleanup-image /restorehealth」(DISMコマンド)を実行してから、SFCを再試行するとより効果的です。
5. サードパーティ製の最適化ツールを利用する
手作業での解決が難しいと感じたら、システムの問題や破損ファイルを自動で検出できるPC最適化ツールに頼るのも一つの手です。例えば「Advanced System Optimizer」は、Windowsレジストリやシステムファイルに関連する問題など、エラーの原因となっている項目を特定するのに役立ちます。
Advanced System Optimizerの使い方
できるだけ早く問題を解決したい方のために、Advanced System Optimizerを使った手順を紹介します。
- 「Advanced System Optimizer」をダウンロードしてインストールし、起動します。
- 画面左側のメニューから「Smart PC Care」をクリックします。
- 画面右下の「Start Smart PC Care」をクリックします。
- スキャンが完了するまで待ちます。
- スキャン終了後、「Optimize」ボタンをクリックします。
これだけの簡単な操作で最適化が完了します。その後、エラーがまだ発生するかどうかを確認しましょう。
6. SoftwareDistributionフォルダの中身を削除する
Windowsディレクトリ内にある「SoftwareDistribution」フォルダには、Windows Updateに関連するファイルが一時的に保存されています。このフォルダの中身を完全に削除することで、エラーが解消する場合があります。手順は以下の通りです。
- 「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログに以下のコマンドを入力します。
%windir%\SoftwareDistribution\DataStore
- エクスプローラーで該当フォルダが開いたら、「Ctrl + A」ですべての内容を選択し、「Shift + Delete」で完全に削除します。
削除後は、改めてWindows Updateを実行して更新プログラムを取得してみてください。
7. 日付と時刻を正しく設定する
あまり知られていませんが、日付や時刻の設定が誤っていると、更新ファイルが正しくダウンロードできないことがあります。設定画面から日付と時刻を確認し、自動設定を有効にするなどして、必ず正しい状態にしておきましょう。
まとめ
ここまでの内容から、0x8900002Aエラーは主に以下の原因で発生すると考えられます。
- 更新プログラムが正常にダウンロードできなかった場合:Windows Updateサービスを停止するか、SoftwareDistributionフォルダをクリアしてから、再度更新を取得しましょう。
- ネットワーク接続に問題があり、更新が正しくインストールされない場合:Wi-Fiから有線LANへの切り替えや、ルーターの再起動を試してください。
- システムファイルが破損している場合:コマンドプロンプトでSFCコマンドを実行するか、「Advanced System Optimizer」などのサードパーティ製最適化・クリーニングツールを活用しましょう。
- 日付と時刻に不整合がある場合:日付と時刻の設定を見直して修正してください。
- Windows Updateに関連するDLLファイルに問題がある場合:専用の解説記事を参考にエラーを修正してください。
- サードパーティ製ウイルス対策ソフトが干渉している場合:アップデートのインストール中はサードパーティ製ソフトを一時的に無効化し、Windows標準のセキュリティ機能(Windowsセキュリティ)を使用しましょう。
本記事で紹介した方法が、皆さんの0x8900002Aエラー解決の一助になれば幸いです。うまく解決できた方は、どの方法が有効だったのか、ぜひコメント欄でシェアしてください。
-
Windows 11/10でランタイムエラー217を修正する方法【原因と解決策を徹底解説】
Windows 11でアプリやプログラムを起動しようとした瞬間に「ランタイムエラー217」が表示され、お困りではありませんか?このエラーは特定のアプリの起動時に発生しやすいのが特徴で、しかもエラーウィンドウを閉じても何度も表示され続けるため、アプリの起動や操作そのものを妨げられてしまいます。 「できるだけ早くこのエラーを解消したい」とお考えの方は、ぜひ本記事をご覧ください。この記事では、ランタイムエラー217を解決するための対処法を、手順に沿ってわかりやすくご紹介します。 それでは始めましょう。 関連記事:Windows 11で「バッテリーが検出されません」エラーを修正する方法(6つの解決策
-
Windows 11/10でHAL_INITIALIZATION_FAILEDエラーを解決する方法|原因と8つの対処法
HAL_INITIALIZATION_FAILEDエラーは、PCがスリープ状態から復帰する際に発生する厄介なブルースクリーン(BSOD)エラーです。多くの場合、PCの再起動で一時的に解消されますが、根本的な原因を放置すると頻繁に再発します。このエラーはOSが古いPCで発生しやすく、ブルースクリーンが表示された後、PCが何度も自動的に再起動を繰り返すことがあります。 Windows PCでHAL_INITIALIZATION_FAILEDエラーが発生する原因 Windows 11/10のPCでBSODのHAL_INITIALIZATION_FAILEDエラーが発生する主な原因は以下の通りです。