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コマンドプロンプトでWindowsレジストリを編集する方法を徹底解説

Windowsレジストリは、MicrosoftのWindows OS上で動作するPCの設定やアプリケーションの各種構成情報を保存するデータベースです。すべてのアプリがレジストリに設定情報を保存するわけではありません(XMLファイルや独立した実行ファイルに保存するものもあります)が、レジストリはWindows PCが正常に動作するうえで重要な役割を担っています。

Windowsでは、アプリやプログラムの設定を変更したい場合に、これらのレジストリを編集できます。本記事では、レジストリの基本的な仕組みと、コマンドプロンプトを使った編集方法について詳しく解説します。

Windowsレジストリの仕組み

Windowsレジストリに保存される情報は、次の3つの階層で整理されています。

1. レジストリハイブ(Registry Hives)

キー、サブキー、レジストリ値の集合体で、フォルダとして表現されます。これらのフォルダは、保持するデータ値の種類に応じてサブフォルダへ分類されます。

2. レジストリキー(Registry Keys)

レジストリハイブを構成するサブフォルダであり、Windowsレジストリにおける標準的な組織単位です。エクスプローラーのフォルダがさまざまなファイルを保持するのと同じように、レジストリキーはレジストリ値を保持します。

3. レジストリ値(Registry Values)

構成やシステム設定に関する指示・情報そのものです。各レジストリ値は、特定のシステム設定、アプリケーション、または関連する構成に対する個別の指示を保持しています。

コマンドプロンプトを使ってWindowsレジストリを編集する方法

Windows 10 PCのコマンドプロンプトから、以下の手順に従ってレジストリを編集できます。

コマンドプロンプトを開く

  1. まずWindowsの検索バーを開きます。
  2. 検索バーにcmdと入力します。検索結果の最上位にコマンドプロンプトが表示されます。
  3. コマンドプロンプトを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

これで管理者モードでコマンドプロンプトが開きます。

レジストリ編集の操作タイプを確認する

ステップ1: レジストリ編集で実行できるすべての操作一覧を取得するには、次のコマンドを実行します。

REG /?

操作タイプとは、レジストリに対してどのような変更を行うかを定義するものです。たとえば、Add操作タイプを使えばサブキーを追加できます。

ステップ2: コマンドプロンプトには、すべての操作とそれぞれの戻りコード(Return Code)が表示されます。戻りコードにより、コマンドの実行が成功したか失敗したかを判定できます。

※下記の表の内容はMicrosoftによる公式情報です

操作タスク内容
Add(追加)レジストリに新しいエントリを追加する
Compare(比較)2つ以上のレジストリサブキーまたはエントリを比較する
Copy(コピー)レジストリエントリを、ローカルまたはリモートコンピューターの指定場所にコピーする
Load(読み込み)保存済みのサブキーとエントリを、レジストリ内の別のサブキーに書き込む。トラブルシューティングやレジストリ編集用の一時ファイルでの使用を想定
Restore(復元)保存済みのサブキーとエントリをレジストリに書き戻す
Query(照会)指定したサブキーの直下にあるサブキーとエントリの一覧を返す
Import(インポート)エクスポート済みのレジストリサブキー・エントリ・値を含むファイルの内容を、ローカルコンピューターのレジストリにコピーする
Export(エクスポート)ローカルコンピューターの指定したサブキー・エントリ・値を、他サーバーへの転送用ファイルにコピーする
Save(保存)レジストリの指定したサブキー・エントリ・値のコピーを、指定したファイルに保存する
Delete(削除)サブキーまたはエントリを削除する
Unload(アンロード)REG LOAD 操作で読み込んだレジストリのセクションを削除する

出典:Microsoft

戻りコード結果
0成功
1失敗

出典:Microsoft

構文を調べる方法

構文を確認するには、先ほどのREGコマンドの間に操作名を追加するだけです。

REG <Operation>

この手順により、対象の操作に関する必要な情報(パラメータと構文を含む)がすべて表示されます。ここではAdd操作タイプを例に、構文の調べ方を見ていきましょう。

操作タイプを使って編集タスクを実行する:サブキー・エントリの追加

ステップ1: Add操作を使うと、レジストリにサブキーを追加できます。編集を始めるには、REGコマンドの間に操作タイプを入力します。

Add操作タイプを使うので、次のように入力します。

REG <Add>

ステップ2: 構文はプロンプトの2行目に表示されます。

REG ADD <KeyName> [{/v ValueName | /ve}] [/t DataType] [/s Separator] [/d Data] [/f]

  • <KeyName>:サブキーのパスを指定します。パスとして使われるルートキーは通常、HKLMまたはHKUで示されます。
  • /v ValueName:サブキーの名前を指定します。

Add操作タイプの場合、その他の構文パラメータは不要です。

ステップ3: たとえばサブキー名が「MySubkey」の場合、実行するコマンドは次のようになります。

REG ADD HKLM\Software\MySubkey

サブキーの削除方法

ステップ1: Delete操作の構文は次のとおりです。

REG DELETE <KeyName> [{/v ValueName | /ve | /va}] [/f]

ステップ2: 前の手順で作成した同じサブキーを削除する場合、コマンドは次のようになります。

REG DELETE HKLM\Software\MySubkey

ステップ3: 削除コマンドの確認を求められたら、YESと入力します。

ステップ4: Enterキーを押します。

以上は2つの操作の例にすぎません。すべての操作にはそれぞれ異なる構文が必要ですが、その調べ方はもうおわかりいただけたはずです。レジストリ操作タイプ、構文、パラメータの詳細については、Microsoftが公開している公式ドキュメントを参照してください。

注意:Windowsレジストリの編集は慎重に

コントロールパネルの設定変更、システムの関連付け、ソフトウェアやアプリのインストールなどで行った変更は、自動的にWindowsレジストリへ反映されます。手動でレジストリを編集しようとすると、これらの設定・構成・システムポリシーを破損させてしまう恐れがあります。その結果、システムクラッシュ、アプリケーションの破損、OSが起動できないドライブ、保存ファイルやシステムフォルダの不具合など、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。

そのため、すべての構文とパラメータを完全に理解していない限り、あるいは緊急の必要性がない限り、Windowsレジストリを安易に編集しないことを強くお勧めします。編集前には必ずレジストリのバックアップや復元ポイントの作成を行いましょう。

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