Windows 10のタスクバーに複数の時計を表示する3つの方法
世界にはさまざまなタイムゾーンが存在し、アメリカだけでも太平洋・山岳部・中部・東部の4つの時間帯に分かれています。それぞれの時差を覚えて、別の地域の現在時刻を瞬時に計算するのは簡単ではありません。この課題を解決するため、MicrosoftはWindows 10のタスクバーに複数の時計を表示して異なる地域の時刻を確認できるよう、実に3つの方法を用意しています。筆者がこの機能を知る前は、Google検索で現在時刻を調べていました。しかし、タスクバーに追加の時計を設定しておけば、PCがインターネットに接続されていなくても時刻を確認できます。

Windows 10のこの機能が役立つシーンの例を挙げてみましょう。
- 世界各地に親戚や家族が住んでいる
- 世界各国のクライアントとビジネスミーティングを行う機会がある
- 特に旅行中など、2つの異なるタイムゾーンを把握しておきたい
- 海外から配信されるウェビナーに参加する予定がある
Windows 10のタスクバーに複数の時計を表示する手順
タスクバーの右下隅には、Windows 95の時代からずっと時刻が表示されてきました。さらにWindows 7以降は日付も表示されるようになっています。しかし、その部分をクリックするだけで、異なるタイムゾーンの時刻も確認できることをご存じでしたか?以下に、Windows 10のタスクバーに複数の時計を表示する具体的な手順を紹介します。
ステップ1. タスクバー左下の検索ボックスに「コントロールパネル」と入力します。
ステップ2. スタートメニューに表示された検索結果から「コントロールパネル」をクリックして開きます。
ステップ3. 「日付と時刻」を見つけてクリックします。
ステップ4. 新しいウィンドウが開きます。最初のタブでは、システムの現在の日付と時刻を変更できます。

ステップ5. 「追加の時計」というラベルの付いた2番目のタブをクリックします。ここで、タスクバーに追加できる時計は最大2つです。
ステップ6. まず「この時計を表示する」のチェックボックスにチェックを入れ、1つ目の時計として表示したいタイムゾーンを選択します。次に、どのタイムゾーンを選んだのか分かるように表示名を入力しましょう。

ステップ7. 手順6と同じ要領で操作を繰り返し、2つ目の時計を追加します。
ステップ8. まず「適用」をクリックし、続いて「OK」をクリックします。これで、Windows 10のタスクバーに複数の時計が表示されるようになります。
変更はすぐに反映され、標準の時刻に加えて2つの異なるタイムゾーンを確認できるようになります。動作を確認するには、マウスカーソルをタスクバー右下の現在時刻の上に合わせるだけで、3つのタイムゾーンの時刻がすべて表示されます。あるいは、タスクバーの日付と時刻をクリックすれば、カレンダーの上に新しい時計が表示されます。

たとえば筆者のPCでは、デフォルトのタイムゾーンをPST(太平洋標準時)に設定し、MST(山岳部標準時)とEST(東部標準時)を有効にしています。こうすることで、アメリカ各地に住む家族や友人に電話をかける前に、相手の現地時刻をいつでもひと目で確認できるのです。
Windows 10のスタートメニューに複数の時計を表示する手順
Windows 10のスタートメニューに複数の時計を表示するもう一つの方法が、標準搭載の「アラーム&クロック」アプリを活用するやり方です。この方法では、キーボードのWindowsキーを押すだけで確認できる、異なるタイムゾーンのタイルがスタートメニューに表示されます。しかも、追加できる時計の数に制限がないのが魅力です。

筆者は3つの大陸からそれぞれ異なる都市を追加してみました。ロンドンの人々が一日を始めようとしている頃、シドニーの人々はすでに一日を終えて夜の街へ繰り出している――そんな時差の面白さもひと目で分かります。それでは、スタートメニューに複数の時計を表示する手順を見ていきましょう。
ステップ1. Windowsキーを押して、すぐに「アラーム&クロック」と入力します。
ステップ2. 該当するアプリがスタートメニューの検索結果に表示されます。
ステップ3. 検索結果から「アラーム&クロック」をクリックします。
ステップ4. アプリが起動したら、「時計」というラベルの付いた2番目のタブをクリックします。この画面には現在のタイムゾーンと日付が表示され、世界地図上の該当地点がピンで示されます。
ステップ5. ピンを右クリックして「スタートにピン留めする」を選択します。
ステップ6. 次に、アプリ画面の右下隅にある「+」アイコンをクリックします。
ステップ7. これで新しい場所を追加できます。国名・州名・都市名を入力すると、ドロップダウンメニューに関連する候補が表示されます。

ステップ8. 表示したい場所を選択すると、対応する地理的な位置に2つ目のピンが地図上に追加されます。
ステップ9. 2つ目のピンを右クリックして「スタートにピン留めする」を選択します。
ステップ10. この手順を繰り返せば、好きなだけ多くの場所を追加できます。各地点を必ずスタートメニューにピン留めするのを忘れないようにしましょう。
ステップ11. キーボードのWindowsキーを押すと、選択したすべてのタイムゾーンが個別のタイルとして一覧表示されます。

豆知識:日付変更線が生む驚きの時差

サモアの首都アピアでは土曜日の午前0時24分であるのに対し、同じ瞬間、隣接する米領サモアのパゴパゴでは木曜日の午後11時36分です。タイムゾーンの差はなんと25時間にもなります。ところが、両島の実際の距離はわずか約120キロメートルほどしかありません。国際日付変更線を挟んで位置しているため、このような驚きの現象が起こるのです。信じられないかもしれませんが、筆者も初めて知ったときは同じでした。

Cortanaで任意の地域の現在時刻を即座に確認する方法
追加の時計をあらかじめ設定しなくても、世界中のどの地域の現在時刻でもすぐに知りたい場面はありますよね。そんなときは、タスクバーの検索ボックスにおまじないのようなキーワードを入力するだけで、Cortanaが快く答えてくれます。
そのキーワードとは「Time in (地名)」です。たとえば「Time in South Africa」と入力すると、以下のような結果が表示されます。日本語環境では「南アフリカ 現在時刻」のように日本語で検索しても同様に確認できます。

まとめ
以上が、サードパーティ製ソフトを一切インストールせずに、Windows 10のPCで複数の時計を表示するためのさまざまな方法でした。世界各地の異なるタイムゾーンに取引先や大切な人がいるなら、複数の時計を常時表示しておくことで、仕事とプライベートの両方のスケジュール管理がぐっと楽になります。ぜひ本記事の手順を試して、時差のストレスから解放されましょう。
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