Windows 10でパーティションを誤って削除してしまった!失われたパーティションの復元方法を徹底解説
どれほど慎重にパソコンを扱っていても、思わぬトラブルは起こるものです。大切なファイルやフォルダがいつもの場所に見当たらず、青ざめた経験は誰にでもあるでしょう。たとえば作業中にうっかりパーティションを削除してしまい、そこに保存していた大事なデータへアクセスできなくなった――そんなとき、どうすればよいのでしょうか。
パーティションとは?その役割について
まず基本からおさらいしましょう。パーティションとは、1台のハードディスク(ドライブ)を論理的に複数の領域に分割する仕組みのことです。分割した領域には、システムファイルや各種データをそれぞれ割り当てることができます。
一般的なPCでは、少なくとも2つのパーティションが存在します。1つはOS(オペレーティングシステム)用、もう1つは写真・動画・音楽・ドキュメントなどのデータ保存用です。用途に応じて、さらに多くのパーティションを作成することも可能です。
パーティションが削除・消失する主な原因
ハードディスクのパーティションが失われる原因はさまざまです。代表的なものを以下に挙げます。
- OSのインストール時: 既存のパーティションを保持するかどうかの確認ダイアログで、誤って「保持しない」を選択してしまった。
- 再パーティション作業中: 新しいボリュームを作成するために、既存のパーティションを削除してしまった。
- 停電・電源障害: 突然の電源断により、パーティション情報に不具合が生じることがある。
- バッドセクター(不良セクタ): 不良セクターによってパーティションが破損し、「未割り当て領域」として表示されることがある。
- 誤操作による削除: ほんのひとつの誤操作で、パーティション全体を消去してしまうことがある。
- データ破損: ウイルス感染やディスク操作の不具合によってパーティションテーブルが破損し、パーティションが認識されなくなることがある。
Windows 10で失われたパーティションは復元できるのか?
結論から言えば、復元は十分可能です。
「パーティションを削除してしまったら二度と戻らない」と考えているユーザーは少なくありません。しかし実際には、いくつかの簡単な方法でWindows 10上の削除済みパーティションを復元できます。以下で具体的な手順を紹介します。
失われたパーティションを復元する方法
方法1:コマンドプロンプト(diskpart)を使用する
ステップ1:ディスクの管理で失われたパーティションを確認する
「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「diskmgmt.msc」と入力してディスクの管理を起動します。削除されたパーティションは「未割り当て」領域として表示されます。
ステップ2:管理者としてコマンドプロンプトを実行する
「ファイル名を指定して実行」に「cmd」と入力し、「Ctrl + Shift + Enter」を同時に押すと、管理者権限でコマンドプロンプトが起動します。
ステップ3:「diskpart」コマンドを実行する
以下のコマンドを順番に入力していきます(すべて半角英数で入力してください)。
- diskpart と入力してEnterキーを押す。
- list disk と入力してEnterキーを押す。
すると、PCに接続されているすべてのディスクの一覧が表示されます。
- select disk * と入力してEnter(*は対象のハードディスク番号に置き換える)
- list volume と入力してEnterキーを押す。
- select volume * と入力してEnter(*は失われたパーティションの番号に置き換える)
- assign letter=* と入力してEnter(*は未使用のドライブ文字に置き換える)
コマンドプロンプトを終了し、失われたパーティションにアクセスできるかどうか確認してみましょう。
方法2:パーティション復元ソフトを使用する
より確実に復元したい場合は、専用ソフトの活用がおすすめです。EaseUS Partition Masterは、Windows 10で失われた・削除されたパーティションの復元に対応した定番ツールです。削除・フォーマット済みのパーティションだけでなく、不良セクターを含むパーティションや、破損・RAW状態になったパーティションの復元にも対応しています。
以下、復元の手順を見ていきましょう。
ステップ1: Windows 10 PCにEaseUS Partition Masterをインストールして起動します。
ステップ2: メイン画面上部にある「パーティション復元(Partition Recovery)」ボタンをクリックします。
ステップ3: 削除・消失したパーティションを検索したいハードディスクを選択します。
ステップ4: 「スキャン」をクリックすると、ソフトが失われたパーティションとデータを自動的に探し出します。
スキャンモードは2種類あります。
- クイックスキャン: 最近失われた・削除されたパーティションを素早く効率的に検出します。
- ディープスキャン: より以前に削除されたパーティションを詳しく検索します。
ステップ5: 検出された削除済みパーティションが一覧表示されるので、ダブルクリックして中身を確認できます。
ステップ6: 復元したいパーティションを選択し、「続行(Proceed)」をクリックします。
ステップ7: 「実行(Execute Operation)」ボタンをクリックし、「適用(Apply)」で確定すれば、パーティションの復元は完了です。
なお、EaseUS Partition MasterはMBR/GPTディスクやパーティションエラーの修復、パーティションの複製作成などにも活用できる多機能ツールです。
復元の成功率を高めるための注意点
失われたパーティションの復元に挑む前に、以下のポイントを必ず守りましょう。
- ハードディスクへの余計な書き込み操作はしない
- ディスクのフォーマットはしない
- パーティションテーブルの再構築機能は使わない
- 安全性と有効性が確認できない手動の方法は試さない
- 現在のパーティションテーブルに変更を加えない
- 失われたパーティションがあった領域に新しいパーティションを作成しない
- 信頼できるパーティション復元ソフトを選ぶ
パーティションを誤って削除しても、正しい知識と手順さえあればデータを取り戻せる可能性は十分にあります。焦らず、上記の方法を順番に試してみてください。
この記事が役に立ったと思いましたら、ぜひコメント欄でご意見をお聞かせください。最新情報はSNSでも発信していますので、フォローをお願いします。
-
Windows 8.1でハードドライブのパーティションを管理する方法【初心者向け完全ガイド】
ハードドライブは、すべてのパソコンに搭載されている最も重要なハードウェアの一つです。あなたのファイルはすべてここに保存され、オペレーティングシステムもここにインストールされています。だからこそ、この大切なパーツを適切に管理することは最優先事項ですが、基礎知識しかない一般ユーザーには難しく感じられるかもしれません。この記事では、そのような方のために、Windows 8.1でハードドライブのパーティションを操作する方法を初心者にもわかりやすく解説します。 パーティション管理というと専門家だけができる作業のように思われがちですが、実際には手順さえ守れば初心者でも十分に対応できます。必要なのは、パソコ
-
Windows 10でハードディスクのパーティションを作成する方法
現代のインターネット社会では、さまざまな脅威からファイルを守ることが何よりも重要になっています。長年にわたり、企業やハードウェアメーカーはユーザーのデータを保護するための多彩な手段を提供してきました。フラッシュドライブやポータブルハードディスクといったモバイルストレージデバイスはその代表例です。ソフトウェアの面でも、データを暗号化するツールや、重要なファイルを無料で保存できるクラウドサービスがあり、オンラインアカウントにログインすればすぐに保存済みのファイルへアクセスできます。しかし、これらの方法はいずれも手間と時間がかかります。ポータブルストレージからPCへファイルをコピーしたり、クラウドに