Windows 10で設定アプリが開かない・動作しないときの対処法まとめ
設定アプリはWindows 10において非常に重要な機能です。システム管理に関するほぼすべての機能がここに集約されており、ストレージセンサーの変更、ネットワーク設定の確認、個人用設定など、さまざまな操作を行うことができます。
しかし、その設定アプリが突然動作しなくなったらどうすればよいのでしょうか。同じ問題に直面している方や、アプリがまったく起動しない方は、本記事で紹介する対処法を順番に試してみてください。
まず試したいこと:設定アプリの別の起動方法とリセット
設定アプリを通常の方法で開けない場合でも、実は複数の起動方法があります。まずは以下の方法を試してみましょう。
- ショートカットキー: 「Windows」キーと「I」キーを同時に押すことで、設定アプリを直接起動できます。
- アクションセンター: タスクバー右下のアクションセンターアイコンをクリックし、「すべての設定」を選択します。
- スタートメニューから: スタートボタンをクリックし、歯車型の「設定」アイコンを右クリックして「その他」→「アプリの設定」を選択します。

また、設定アプリ自体をリセットするのも有効です。「アプリの設定」画面が開いたら、「リセット」ボタンをクリックしてください。設定アプリが初期状態に戻ります。

それでも設定アプリが起動しない場合は、次に紹介する3つの解決策を試してみてください。
Windows 10で設定アプリが動作しない問題の解決手順
方法1:Windowsアプリを再インストール&再登録する
設定アプリはWindows標準のネイティブアプリのため、アプリ全体を再インストール・再登録することで問題が解決するケースがあります。
- スタートボタンを右クリックし、コンテキストメニューから「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
- 検索ボックスに「PowerShell」と入力して起動する場合は、PowerShellを右クリックして「管理者として実行」を選択してください。
- PowerShellが起動したら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Get-AppXPackage | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}


このコマンドを実行すると、Windows標準アプリがすべて再登録・再インストールされます。処理が完了したら、設定アプリが正常に動作するか確認してみましょう。
方法2:SFCスキャンでシステムファイルを修復する
システムファイルの破損が原因の場合は、SFC(システムファイルチェッカー)スキャンが有効です。
- 検索ボックスに「cmd」と入力し、結果に表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- コマンドプロンプトのウィンドウに「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。


スキャンが完了すると、PC上の破損したシステムファイルが自動的に検出・修復されます。この方法で解決しない場合は、「Windows Updateのトラブルシューティングツール」の実行も併せて試してみてください。
方法3:最終手段——新しいWindowsユーザーアカウントを作成する
上記の方法で解決できない場合は、新しい管理者アカウントを作成し、ファイルをそちらへ移行するのが最終手段となります。設定アプリが使えないため、アカウントの作成には別のツールを使用します。
Windows 10 Proの場合:ローカルユーザーとグループを使う
- 検索ボックスに「lusrmgr.msc」と入力し、ローカルユーザーとグループの管理コンソールを起動します。
- 左側の「ユーザー」フォルダーを右クリックし、「新しいユーザー」を選択します。
- 必要な情報を入力してアカウントを作成し、一度サインアウトします。
- 「Ctrl + Alt + Delete」キーを押して、作成した新しいアカウントにサインインします。



Windows 10 Homeの場合:コマンドプロンプトを使う
Homeエディションにはローカルユーザーとグループの機能がないため、コマンドプロンプトを使用します。
- 検索ボックスに「CMD」と入力し、コマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
net user 新しいユーザー名 新しいパスワード /add
注意: 「新しいユーザー名」と「新しいパスワード」は、実際に使いたいものに必ず置き換えてください。
- 「コマンドは正常に終了しました」と表示されれば、新しいアカウントの作成は成功です。
- 続いて、検索ボックスから「コントロールパネル」を開き、「ユーザーアカウント」→「別のアカウントの管理」を選択します。
- 作成した新しいアカウントを選び、「アカウントの種類の変更」をクリックして「管理者」に変更します。
- 現在のユーザーからサインアウトし、新しい管理者アカウントにサインインします。
その後、設定アプリが正常に起動できるか確認してください。
おまけのヒント:旧アカウントから新アカウントへファイルを移行する方法
新しいアカウントを作成したら、これまで使っていたファイルを引き継ぎましょう。以下の手順で移行できます。
- 「Windows」キーと「E」キーを同時に押して、エクスプローラーを開きます。
- 「表示」タブをクリックし、「隠し項目」にチェックを入れます。
- Cドライブ →「ユーザー」→ 旧アカウントのユーザー名フォルダーの順に移動します。ユーザー名をダブルクリックすると「このフォルダーにアクセスする許可がありません」と表示されるので、「続行」をクリックします。
- フォルダー内のすべてのファイルをコピーし、新しいアカウントのフォルダーに貼り付けます。
- 移動中に「フォルダーを統合するかどうか」を尋ねるダイアログが表示されたら、「はい」を選択します。
この方法は決して簡単ではありませんが、新しいユーザーアカウントを作成することで、Microsoftが正式な修正パッチをリリースするまでの間、実用的な回避策として活用できます。まずは負担の少ない方法1・2から順番に試すことをおすすめします。
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