Google Fi(旧Project Fi)とは?仕組み・料金・メリット・デメリットを徹底解説
モバイル通信市場はすでに飽和状態にあり、それでも「本当にお得なプラン」に出会うのは簡単ではありません。実際、携帯電話キャリアは評判が良くないことが多く、それには理由があります。「無制限」と謳いながら実質的に制限のあるデータプラン、高騰し続けるデータ料金、縮小される容量上限など、ユーザーを悩ませる問題が絶えないからです。データプランに大金を費やすだけでなく、エリアカバー率の高いキャリアを選ぶ手間も発生します。数ある選択肢の中に、さらに加わったのがGoogleの「Project Fi(現Google Fi)」です。
Google Project Fiとは?
Project Fiは、Googleが提供する携帯電話サービスで、複数のモバイルネットワークを経由してモバイルデータサービスを提供します。パートナー通信会社3社とWi-Fiホットスポットを組み合わせたこのサービスは、常に最も受信状態の良いネットワークを自動的に選択し、シームレスに切り替えます。また、Wi-Fiが利用できる環境では、通話やSMSにもWi-Fiを活用します。
仕組みはどうなっている?
提携しているのはSprint、T-Mobile、U.S. Cellularの3つのネットワークです。通常の携帯電話サービスでは1つのキャリアに固定で接続しますが、Project Fiでは、その時点で最も強い電波を受信できるネットワークへ自動的に接続されます。3社すべてに個別に支払う必要はなく、そのコストはサービスのパッケージ料金に含まれています。

出典:fiercewireless
セキュリティは安全?
気になるのが、オープンなWi-Fiホットスポットの利用は安全なのかという点です。一般的にはリスクを伴いますが、Googleによると、信頼できるホットスポットに接続する際、データはVPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)と呼ばれる安全なネットワーク経由で送信され、保護されるといいます。つまり、Google Fiを利用すれば、公衆Wi-Fiホットスポットでも安心してデータ通信を行えます。
主な機能と料金
機能面では、国内の通話とSMSが無制限、国際SMSも無制限で、スマートフォンをWi-Fiテザリングとして使用できます。Googleのマルチネットワークサービスは、従来の135カ国から拡大し、現在では170カ国でデータ通信を利用可能です。料金面でも、これらの国でのデータ使用に追加料金はかかりません。場所を問わず1GBあたり10ドルの均一料金で、SMSの利用も無制限です。対応国からアメリカへの音声通話は1分あたり0.20ドルです。
さらに嬉しいポイントとして、前月に使い切れなかったデータ分の料金は返金され、翌月の請求額に反映されます。ただし、Project Fiは特定の端末でのみ動作します。技術的には、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 5X、またはPixelシリーズのスマートフォンが必要です。これらの端末を所有していれば、Googleから専用SIMカードが送付され、どの対応端末でも有効化できます。

出典:zdnet
メリット
海外渡航が多い人に最適: 頻繁に海外へ出かけ、データプランやローミング料金に悩んでいるなら、Google Fiが強い味方になります。ローミング料金を最小限に抑え、隠れた追加料金なしで普段どおりモバイルデータを利用できます。
圧倒的なカバレッジ: 世界の国の総数は200カ国未満ですが、Googleは170カ国でデータ通信を提供しています。国際的なカバレッジとしては非常に充実した水準です。
迅速でロボットではないカスタマーサポート: 通常のカスタマーサポートへの電話のストレスは誰もが経験済みでしょう。Project Fiなら、公式サイトのアカウントにログインしてチャットウィンドウを開くだけで、5分以内に担当者とつながります。
デメリット
ネットワーク切り替えの課題: このサービスの狙いは、3つのネットワークを介した途切れないデータ通信の提供です。しかし、ネットワーク間のインテリジェントな切り替えがうまく機能せず、サービス品質に不満が出るケースがあります。ただし、サービスはまだ発展段階のため、現時点で過度な期待をするのは早急かもしれません。
対応端末の限定: Google製の一部端末でのみ利用でき、他メーカーの端末には対応していません。
価格帯: 市場の他の通信会社とそのカバレッジを比較すると、Google Project Fiの価格設定はやや割高に感じられる場合があります。
本サービスはまだ発展途上ですが、プランへの加入に関心がある方は公式サイトをチェックしてみてください。以上がGoogle Project Fiの解説でした。このサービスについて共有したい情報やご意見があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。
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