Windows 10の仮想デスクトップ活用ガイド|作成・切り替え・削除の基本とショートカット
仮想デスクトップを活用すれば、物理的なディスプレイの制限を超えて、仮想ワークスペースを自由に管理できます。アプリやウィンドウを用途ごとに整理し、素早くアクセスできるため、特にモニターが1台しかない環境で大きな効果を発揮します。
仮想デスクトップは、デスクトップ領域を拡張してくれる仕組みです。関連するウィンドウをデスクトップごとにグループ化できるので、目的のウィンドウやウィンドウ群へ素早く移動・切り替えが可能になります。作業内容の変化に合わせて、グループの再編成やウィンドウの移動も簡単に行えます。
たとえば私自身は、常に2〜3個の仮想デスクトップを使い分けています。1つは個人用アプリと仕事用アプリを分離するため、もう1つはWordだけを開き、他のアプリに気を取られずに集中して執筆するためのものです。
仮想デスクトップの歴史
古参のギークに尋ねればすぐにわかることですが、仮想デスクトップは長年にわたって「パワーユーザー」の間で人気の高い機能でした。ここで少し豆知識を。1980年代、ゼロックスPARCが「Rooms」と呼ばれる、世界で最も初期の仮想デスクトップ体験を生み出しました。
このRoomsのバージョンはWindows 3.x向けにも提供され、Windows上で初めて実現した仮想デスクトップとなりました。その後、Windows XPでは、MicrosoftがPowerToysコレクションの一環として「Virtual Desktop Manager」を導入。さらにしばらくして、類似機能を持つSysinternals製の「Desktops」アドオンもリリースされています。こうした流れを経て、Windows 10において初めて、仮想デスクトップが標準機能として誰でも使える形で搭載されたのです。
Windows 10における仮想デスクトップ

仮想デスクトップという概念が広く普及するにつれ、Microsoftはネイティブの仮想デスクトップ体験をWindows 10本体に直接組み込むことを決断しました。
仮想デスクトップの追加方法
仮想デスクトップを追加するには、タスクバーの「タスクビュー」ボタン(2枚の重なり合った四角形のアイコン)をクリックするか、Windowsキー + Tabを押してタスクビュー画面を開きます。タスクビュー内の「新しいデスクトップ」をクリックすると、新しい仮想デスクトップが追加されます。
また、Windowsキー + Ctrl + D のショートカットキーを使えば、タスクビューを開かずに直接デスクトップを追加することもできます。作成できるデスクトップの数に上限はありません。
デスクトップの中身をプレビューで確認
各デスクトップのサムネイルにマウスカーソルを合わせると、実際に切り替えなくても、そのデスクトップで開いているウィンドウをピーク表示で確認できます。さらに、タスクビューからアプリのプレビューをクリックすれば、該当ウィンドウを直接最前面に呼び出すことも可能です。
仮想デスクトップの切り替え方法
仮想デスクトップを切り替えるには、タスクビュー画面を開き、移動先のデスクトップをクリックします。キーボード操作では、Windowsキー + Ctrl + ←(左矢印) および Windowsキー + Ctrl + →(右矢印) を使えば、前後のデスクトップへ素早く移動できます。
仮想デスクトップの閉じ方
不要になった仮想デスクトップを閉じるには、タスクビューを開き、閉じたいデスクトップにマウスを合わせます。サムネイルの右上に小さな X ボタンが表示されるので、クリックすればデスクトップを閉じられます。Windowsキー + Ctrl + F4 のショートカットキーでも同様に閉じることができます。なお、閉じたデスクトップ上で開いていたウィンドウは失われることなく、隣接するデスクトップへ自動的に移動されるので安心です。
覚えておくと便利な応用テクニック
ウィンドウを別の仮想デスクトップへ移動したい場合は、タスクビューを開いて対象のウィンドウをドラッグ&ドロップするか、ウィンドウを右クリックして「移動先」を選択します。また、Windowsキー + Ctrl + Shift + ←/→ のショートカットを使えば、現在アクティブなウィンドウを隣のデスクトップへ直接送ることもできます。これらを組み合わせれば、仕事・趣味・資料調べなど、目的別の作業環境を瞬時に整えられるでしょう。
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