Windows 10アップグレード後の$Windows.~BTと$Windows.~WSフォルダーは削除しても安全?
Windows 10へアップグレードした後、Cドライブ(システムドライブ)に$Windows.~BTと$Windows.~WSという見慣れない2つのフォルダーが作成されていることに気づいた方は多いのではないでしょうか。これらはアップグレード処理の過程でWindowsによって自動的に生成されるフォルダーです。そこで気になるのが「これらのフォルダーは削除しても安全なのか?」という点です。
これらの隠しフォルダーを確認するには、エクスプローラーでCドライブを開き、「表示」タブにある「隠しファイル」にチェックを入れます。

設定を変更すると、以下のように2つのフォルダーが表示されます。

それぞれ右クリックして「プロパティ」を開いてみると、$Windows.~BTは約625MB、$Windows.~WSは約5.6GBの容量を占めていることがわかります。つまり、これらを削除できれば、かなりのディスク容量を回収できることになります。
$Windows.~BTと$Windows.~WSフォルダーは削除しても安全?
結論から言えば、$Windows.~BTと$Windows.~WSはどちらも一時フォルダーであるため、安全に削除可能です。
ただし、通常の右クリックからの削除ができない場合もあります。その際は、以下のコマンドを使ってアクセス権限を変更し、強制的に削除しましょう。
まず、スタートボタンを右クリックしてWinXメニューを開き、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
次のコマンドをコピー&ペーストしてEnterキーを押すと、$Windows.~BTディレクトリの中身を削除できます。
takeown /F C:\$Windows.~BT\* /R /A icacls C:\$Windows.~BT\*.* /T /grant administrators:F rmdir /S /Q C:\$Windows.~BT\
続いて、以下のコマンドを実行すると、$Windows.~WSディレクトリの中身を削除できます。
takeown /F C:\$Windows.~WS\* /R /A icacls C:\$Windows.~WS\*.* /T /grant administrators:F rmdir /S /Q C:\$Windows.~WS\
コマンドが正常に完了すると、「Successfully processed(正常に処理されました)」というメッセージが表示されます。

初回の実行でうまくいかない場合や、「Access Denied(アクセスが拒否されました)」というメッセージが表示された場合は、パソコンを再起動してから同じコマンドを再度実行してください。
また、「The system cannot find the file specified(指定されたファイルが見つかりません)」というメッセージが表示された場合は、そのフォルダーがすでに削除済みであることを意味します。
ディスククリーンアップでさらに容量を確保する方法
Windows 10へのアップグレード後にさらに多くのファイルやフォルダーを削除したい場合は、「ディスククリーンアップ」を検索し、右クリックから「管理者として実行」を選択しましょう。
表示される項目の中に「以前のWindowsのインストール」というオプションがあります。ここにチェックを入れ、その他のチェック状態を確認した上で「OK」をクリックしてください。これにより、最大222GBもの空き容量を確保できる可能性があります。なお、このオプションを選択して実行すると、ディスククリーンアップはWindows.oldフォルダーと$Windows.~BTフォルダーを削除しますが、$Windows.~WSフォルダーは削除されない点に注意が必要です。

削除前に必ず確認しておきたい注意点
$Windows.~BT・$Windows.~WS・Windows.oldの各フォルダーは、旧バージョンのWindowsへ戻す(ロールバックする)ために必要なデータを含んでいます。そのため、これらを削除するのは、Windows 10が問題なく正常に動作していることを確認し、旧バージョンへの復元やロールバックを行う予定がないと判断できてからにすることをおすすめします。削除後にロールバックを試みても、「申し訳ありませんが、前のバージョンに戻すことはできません」というメッセージが表示され、元に戻せなくなってしまうからです。
関連記事として、Pantherフォルダーや$SysResetフォルダーについての解説もぜひご覧ください。

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