Windows 10でユーザーアカウントの利用時間を制限・設定する方法【Net Userコマンド活用】
本記事では、Windows 10/8/7においてNet Userコマンドを使用して、任意のユーザーアカウントの利用時間を制限または設定する方法を解説します。Net Userは、システム管理者がユーザーアカウントの追加や動作の変更を行うためのコマンドラインツールです。管理者向けのNet Userコマンドはすでにいくつか紹介してきましたが、今回はローカルアカウントに対して時間制限を設定する方法を見ていきましょう。
ユーザーアカウントの利用時間を制限または設定する手順

このような制限をかけるには、ペアレンタルコントロールやMicrosoftファミリーセーフティを利用する方法もあります。ただし、Windows 10のこれらの組み込み機能はMicrosoftアカウントと連携している点に注意が必要です。
そのため、ローカルアカウントでWindows 10 PCにサインインしている場合、今回紹介するコマンドが非常に役立ちます。
コマンドの実行手順
まず、コマンドプロンプトを管理者として実行します。次に、以下のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押してください。usernameの部分は、実際のユーザーアカウント名に置き換えてください。
net user username /times:M-F,10:00-22:00;Sa-Su,09:00-23:00
このコマンドを実行すると、対象ユーザーは月曜日から金曜日の午前10時から午後10時まで、および土曜日と日曜日の午前9時から午後11時まで、アカウントにアクセスできるようになります。
特定のユーザーに時間制限を設定すると、そのユーザーは指定された時間帯のみPCにログオンして利用できるようになります。使用する構文は以下の通りです。
net user <username> /times:{day[-day][,day[-day]] ,time[-time][,time[-time]] [;] | all}
ユーザーがコンピューターを使用できる時間を指定します。時間は1時間単位でのみ指定可能です。曜日の値は、省略形(M、T、W、Th、F、Sa、Su)または正式なスペルのいずれでも入力できます。時刻の表記は12時間制と24時間制のどちらでも使用でき、12時間表記の場合はAM/PM(またはA.M./P.M.)を付けます。「all」を指定するとユーザーは常にログオン可能になり、値を空欄にすると一切ログオンできなくなります。曜日と時刻はカンマで区切り、曜日と時刻の組はセミコロンで区切ります(例:M,4AM-5PM;T,1PM-3PM)。時刻を指定する際はスペースを入れないでください。
この方法により、Windows PC上でユーザーのログオン時間を柔軟に制限できます。
時刻表記のバリエーション
時刻の指定には「08:00」のような24時間表記でも「8am」のような12時間表記でも使用できます。例えば、以下のように記述できます。
net user username /time:M-F,08:00-17:00
net user username /time:M-F,8am-5pm
制限を解除してデフォルトに戻す方法
設定した時間制限を解除し、ユーザーがいつでもアクセスできるようにデフォルト状態へ戻したい場合は、以下のコマンドを使用します。
net user username /time:all
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです!
-
Windows 10のユーザーアカウントにパスワードを作成・変更する方法|PIN・ピクチャパスワードの設定も解説
オペレーティングシステムにとって最も重要な要素の一つがセキュリティです。そのため、ユーザーアカウントを作成する際には、不正アクセスなどのセキュリティ侵害を防ぐために強力なパスワードの設定が求められます。MicrosoftはWindows 10に多彩な認証機能を実装し、PCへのサインインをこれまで以上に便利にしました。パスワードによるログインは最も一般的な方法ですが、それ以外にもPINやピクチャパスワードを設定することができます。Windows 10のログイン画面では、これらのサインインオプションをいつでも自由に切り替えられます。 パスワードの変更方法は多くの方がご存じかもしれませんが、PINや
-
MicrosoftアカウントなしでWindows 11をセットアップする方法|ローカルアカウント作成の手順を解説
Windows 11では多くの変更が導入されましたが、中核となる機能の多くは従来のまま残されています。そのひとつが、Home版を搭載したデバイスのセットアップ時にMicrosoftアカウントが必要になるという要件です。今後はWindows 11 Proにも同様の要件が適用される予定です。 多くの人にとって、Microsoftアカウントでのサインインや新規作成は理にかなっています。Microsoft 365やOfficeアプリからOneDrive、Outlookまで、Microsoftの人気ソフトウェア群をつなぐハブとして機能するからです。 しかし、これらを一切利用しない人にとっては、Windo