Windows
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Windows

Windows 10の「System Volume Information」フォルダーとは?容量肥大の原因と安全な対処法

Windows 10に存在する「System Volume Information(システムボリューム情報)」フォルダーについてご存じでしょうか?PCのドライブ容量を大幅に消費し、サイズがどんどん膨らんでいくことに悩んでいる方も多いはずです。この記事では、このフォルダーの正体や役割、そして削除できるのかどうかについて詳しく解説します。

System Volume Informationフォルダーとは

Windows 10の「System Volume Information」フォルダーとは?容量肥大の原因と安全な対処法

System Volume Informationフォルダーは、Windows OSによって保護された特別なシステムフォルダーです。表示するには、Windowsの設定で「隠しファイル」と「保護されたオペレーティングシステムファイル」を表示するよう変更する必要があります。設定後、各ドライブのルート直下にこのフォルダーが見つかります。

このフォルダーはPC上のすべてのパーティションに存在し、以下のような重要な情報を格納しています。

  1. システムの復元ポイント
  2. ボリュームシャドウコピー(VSS)
  3. インデックスサービスのデータベース
  4. NTFSディスククォータの設定
  5. 分散リンク追跡サービスのデータベース
  6. DFSレプリケーションおよびファイル重複除去サービスのデータベース

このフォルダーはデフォルトですべてのドライブに作成されますが、USBドライブについては作成を防ぐことも可能です。

フォルダーへのアクセス方法

内蔵ハードドライブやNTFSでフォーマットされた外付けドライブの場合、このフォルダーにはアクセスできず、削除することもできません。アクセスするには、フォルダーのプロパティから「セキュリティ」タブを開き、自分のユーザーアカウントに権限を付与する必要があります。一方、exFATまたはFAT32でフォーマットされた外付けドライブでは、フォルダーの中身にアクセスしたり、フォルダー自体を削除したりすることができます。

System Volume Informationフォルダーへのアクセス権を取得するには、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

cacls "ドライブレター:\System Volume Information" /E /G ユーザー名:F

このコマンドにより、指定したユーザーにフォルダーへの「フルコントロール」権限が付与されます。

付与した権限を取り消す場合は、次のコマンドを実行します。

cacls "ドライブレター:\System Volume Information" /E /R ユーザー名

また、以下のコマンドを実行すると、このフォルダーに何が保存されているかを確認できます。

vssadmin list shadowstorage

Windows 10の「System Volume Information」フォルダーとは?容量肥大の原因と安全な対処法

フォルダーサイズが巨大になる原因

ハードドライブの空き容量が限られている場合、特に外付けドライブでは、System Volume Informationフォルダーが数GBもの容量を占有していると心配になりますよね。デフォルト設定では、システムの復元機能はドライブごとに最大10GBまでの領域を使用できるようになっています。System Volume Informationフォルダーはその上限いっぱいまで容量を使い、場合によってはそれ以上に大きくなることもあります。

System Volume Informationフォルダーは削除できる?

System Volume Informationフォルダーには重要な情報が保存されているため、内蔵ドライブやNTFSフォーマットの外付けドライブでは削除すべきではなく、そもそも削除も許可されていません。exFATまたはFAT32フォーマットの外付けドライブの場合は、メリットとデメリットを考慮したうえで自身で判断することになります。

実際に行える対策は次の2つです。

  1. 古いシステム復元ポイントと以前のバージョンのファイルをすべて削除する
  2. システム復元ポイントによるディスク使用量を制限する

System Volume Informationフォルダーにはさまざまな情報が保存されていますが、そのすべてを個別に管理するのは現実的ではありません。ただし、フォルダー容量の大半を占めるのはシステム復元ポイントなので、復元機能が使用できる最大サイズを小さく設定すれば、フォルダーの肥大化を抑えられます。

システム復元ポイントのディスク使用量を制限する手順は以下の通りです。

スタートボタンをクリックし、「設定」>「システム」>「バージョン情報」>「システムの詳細情報」の順に進みます。

Windows 10の「System Volume Information」フォルダーとは?容量肥大の原因と安全な対処法

左側の一覧から「システムの保護」を選択します。

Windows 10の「System Volume Information」フォルダーとは?容量肥大の原因と安全な対処法

「保護の設定」の一覧から、対象のドライブを選択し、「構成」ボタンをクリックします。

Windows 10の「System Volume Information」フォルダーとは?容量肥大の原因と安全な対処法

「システムの保護を有効にする」ラジオボタンを選択したまま、「最大使用量」のスライダーでシステム復元ポイントに割り当てる最大容量を減らすことができます。数値を下げるほど、System Volume Informationフォルダー内で復元ポイントが占有できる容量が小さくなります。

すでにフォルダーが大きくなっている場合は、メリット・デメリットを十分に検討したうえで、「削除」ボタンを使って既存のシステム復元ポイントを削除することを検討しましょう。

Windows 10の「System Volume Information」フォルダーとは?容量肥大の原因と安全な対処法

また、ラジオボタンを「システムの保護を無効にする」に切り替えれば、そのドライブでのシステム復元機能自体を無効化できます。ただし、OSがインストールされているシステムドライブ(Cドライブ)に対しては、この操作を行わないことを強くおすすめします。

この記事が皆さんの疑問を解決する助けになれば幸いです。

Windows 10の「System Volume Information」フォルダーとは?容量肥大の原因と安全な対処法
  1. Windows システム情報ツール おすすめ10選!PCの詳細スペックを無料でチェック

    Windows システム情報ツールとは?Windowsのシステム情報ツールは、パソコンに搭載されているハードウェアに関する隠れた情報をすべて引き出してくれるソフトウェアです。自分のPCに入っている部品の種類をある程度把握していても、各ハードウェアの詳細なスペックまでは人間の手では追いきれません。こうしたツールを使えば、詳細なレポートとして一括で確認できます。特に、システムのアップグレードを検討しているときに「今使っているRAMはどのタイプだろう?」と疑問に思う場面で大いに役立ちます。今回は、Windowsで使えるおすすめのシステム情報ツール10選をご紹介します。1. Speccy(スペシー)S

  2. Windows 10の「システム情報」ツールを徹底解説!PCの詳細情報の確認方法と活用ガイド

    人や物事を深く知ることは、常に良いことです。恋愛関係や友人選び、将来のキャリア選びにも当てはまりますが、信じられないかもしれませんが、自分が所有するWindowsデバイスについても同じことが言えます。 だからこそ私たちWindowsTechiesは、読者の皆様にご自身のWindowsマシンについてしっかり知っていただきたいと考えています。ユーザーの皆様がPCの操作において自ら専門家になれるようサポートすることが、私たちの使命です。前回のチュートリアルでは、さまざまなWindowsバージョンで「システム情報」ウィンドウにアクセスする手順をご紹介しました。 この機能には、コンピュータをより深く理解