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Windows Terminalの機能とは?Microsoftの新世代コマンドラインツールを徹底解説

Microsoftは、コマンドプロンプト、PowerShell、WSL(Windows Subsystem for Linux)のユーザーに向けて、モダンで高速な新しいターミナルアプリケーション「Windows Terminal」を発表しました。Windows TerminalはMicrosoft Storeから入手でき、継続的なアップデートによってユーザーのニーズに合わせて進化していきます。つまりWindows Terminalは、PowerShellやCMD、Linux用Windowsサブシステムなど、さまざまな環境へアクセスするためのハブとなるツールなのです。

Windows Terminalの主な機能

Windows Terminalの機能とは?Microsoftの新世代コマンドラインツールを徹底解説

Windows Terminalは、コマンドラインツールやシェル(コマンドプロンプト、PowerShell、WSLなど)を活用するユーザーのために開発された、高機能かつ生産性の高いターミナルアプリケーションです。主な機能には、マルチタブ、ペイン分割、UnicodeおよびUTF-8文字のサポート、GPUアクセラレーションによるテキストレンダリングエンジン、カスタムテーマ・スタイル・設定などが含まれます。

さらに、絵文字の表示やGPUベースのテキストレンダリングにも対応しており、Powerline記号、特殊テキスト文字、プログラミング用リガチャ(合字)などを正しく表示できます。ここからは、Windows Terminalが提供する新機能をひとつずつ詳しく見ていきましょう。

マルチタブ対応

Windows Terminalの機能とは?Microsoftの新世代コマンドラインツールを徹底解説

ユーザーから最も要望の多かった機能が、複数タブのサポートです。Microsoftはユーザーの声を受け止め、Windows Terminalにマルチタブ機能を実装しました。これにより、各タブをお好みの環境(コマンドプロンプト、PowerShell、Ubuntu、Raspberry Piなど)に接続しながら、複数のタブを同時に開いて操作できるようになります。

GPUアクセラレーションによるテキストレンダリングエンジン

Windows Terminalの機能とは?Microsoftの新世代コマンドラインツールを徹底解説

Windows Terminalは、GPUアクセラレーションを活用したテキストレンダリングエンジンを採用しています。その結果、テキスト文字、グリフ、各種記号を美しく表示できるだけでなく、従来のGDIエンジンよりもはるかに高速にテキストを描画できます。

それだけではありません。新しいWindows Terminalには、ターミナルの見た目と操作性を向上させるために設計された新しい等幅フォントも用意されています。なお、Windows Terminalはオープンソースとして公開されており、専用のリポジトリも存在します。

関連記事: Windows Terminalの使い方

新しい設定とカスタマイズ機能

コマンドラインユーザーにとって、ターミナルのカスタマイズはおなじみの作業ですが、新しいTerminalではアプリ内の設定画面から直接行えるようになりました。Terminalの外観を変更したり、シェルごとのプロファイルを個別にカスタマイズしたりできるため、設定作業が格段に簡単になっています。もちろん、Windows Terminalに新しいプロファイルを追加することも可能です。

Windows Terminalでは、シェル・アプリ・ツールごとに複数のプロファイルを作成でき、PowerShell、コマンドプロンプト、Ubuntuはもちろん、Azure IoTデバイスにも対応しています。カスタマイズ項目として、フォントスタイル、カラーテーマ、背景、透明度などのパラメータを選択できます。次回Windows Terminal 1.0を起動するときには、自分好みにカスタマイズされたUIが表示されることになるでしょう。

前述のとおり、Windows Terminalはオープンソースであり、GitHubリポジトリから誰でもアクセスできます。Microsoftは同年末までにWindows Terminal 1.0を正式発表する予定でした。オープンソースである以上、誰もがWindowsのコマンドライン体験を改善・強化できるのです。

TIP: Windows Terminalの設定を初期状態に戻す方法はこちらの記事をご覧ください。

なぜ新しいWindows Terminal 1.0が必要だったのか

まず浮かぶ疑問は、「なぜMicrosoftは既存のWindowsコンソールを更新しなかったのか」という点です。Microsoftによると、その理由は、旧コンソールとの後方互換性を維持しながら、Windows Terminal 1.0側に新機能を追加するためだそうです。古いコンソールに新しいUI変更を加えても、あまり意味がなかったということです。

関連記事: 「Windows cannot find wt.exe」エラーの対処法

また、後方互換性を気にせず新機能を追加できるという点で、Microsoftにとって大きな自由度をもたらしたとも言えます。特筆すべきは、Windows Terminalが従来のWindowsコンソールアプリケーションと並行して動作するという点です。つまり、CMDやPowerShellはこれまでどおり起動し、従来型のコンソールに接続されます。さらにMicrosoftは、Windows Consoleが廃止されることはなく、今後何十年にもわたってWindowsに同梱され続けると明言しています。

なぜオープンソースなのか?

Microsoftは当初、既存プロジェクトの要件を変更することを検討しましたが、それではあまりに大きな混乱を招くと判断しました。そこで、Windows Consoleをオープンソース化し、コミュニティ全体で協力して新機能を追加できる体制に切り替えたのです。開発者の方でWindowsコンソールへの貢献に関心がある方は、ぜひGitHubリポジトリをチェックしてみてください。Windows 10にWindows Terminalをインストールする手順はこちらの記事で解説しています。

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