BIOSとは?コンピューターにおける役割と仕組みをわかりやすく解説
BIOSは「Basic Input Output System(基本入出力システム)」の略称です。しかし、その名前が示す以上の重要な役割を担っています。BIOSは単に入出力を制御するだけではなく、適切なBIOSがなければ、どのオペレーティングシステム(OS)も起動することはできません。本記事では、コンピューターにおけるBIOSとは何か、その仕組みについて詳しく解説します。
BIOSは、MS-DOS(ディスクオペレーティングシステム)の時代、さらにはマイクロソフトが構築したDOS以前からコンピューターに搭載されてきました。画面に表示されることはほとんどありませんが、コンピューターにとって最も重要な構成要素の一つです。ここでは、なぜコンピューターにBIOSが必要なのか、その理由についても説明します。
BIOSとは何か

簡単に言えば、BIOSはファームウェアです。マザーボード上のチップに格納されており、オペレーティングシステムを読み込むための一連の命令セットです。BIOSがなければ、OSは読み込まれず、コンピューターは起動しません。
コンピューターの電源を入れると、まずBIOSの命令が実行されます。これらの命令によって、RAMやプロセッサー(CPU)に異常がないかがチェックされます。
- RAMの各スロットを順番に確認し、すべてが正常に動作しているかを検証します。
- RAMとプロセッサーのチェック後、コンピューターに接続されている他のデバイスを確認します。
- キーボードやマウスを含むすべての周辺機器を検出し、ブートオプションを確認します。
- ブートオプションは、BIOSで設定された順序に従ってチェックされます。例:CD-ROMからの起動、ハードドライブからの起動、LANからの起動など。
- ユーザーまたはメーカーが設定した順序で、各デバイスからブートストラップ(起動プログラム)を探します。
- ブートストラップが見つかると、OSの必須部分をOS用に予約されたRAM(ランダムアクセスメモリ)へ読み込み、コンピューターの制御をOSに引き渡します。
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これはBIOSの機能のごく一部にすぎません。BIOSはCMOSなどの他のチップもチェックして、コンピューターの日付と時刻を設定したり、デバイスドライバーをメモリに読み込んだりします。さらに、入出力割り込み(信号)をチェックしてRAMに登録することで、OSがシステムの状態を常に把握できるようにしています。たとえば、ユーザーがキーを押すと割り込み要求が発生し、BIOSを経由してOSに送られます。OSはそのプログラミングに従って、どのような動作を行うべきかを判断します。
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OSがBIOSなしでは動作できない理由は、OS自体がハードディスクやリムーバブルディスク上に存在するからです。ハードディスクやリムーバブルディスクドライブのドライバーを読み込んで使用可能な状態にするのは、BIOSの役割です。その後、MBR、GPT、FATといったOSの主要部分をメモリに読み込むことで、OSは自身の起動プロセスを継続できます。
BIOS設定の変更方法
必要に応じてBIOSの設定を変更するのは簡単です。最も一般的な変更は「ブート順序(BOOT ORDER)」の変更です。コンピューターの起動中にキーボードのDELキーを押すと、BIOS画面に入ることができます。そこでは、カテゴリごとにグループ化されたさまざまなオプションが表示されます。Tabキーと矢印キーで移動し、場合によってはPage UpキーやPage Downキーを使って項目の値を変更します。変更が完了したら、F10キーを押して保存して終了します。保存や破棄に使うキーなどの操作方法は、画面の右側または下部に表示されるので安心です。
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BIOSのアップデート方法
コンピューティング環境の変化に伴い、新しいデバイスが次々と登場しています。こうしたデバイスに対応するには、BIOSのアップグレードが必要になることがあります。OSが新しい周辺機器を認識しない場合、BIOSがそのデバイスの扱い方を知らない可能性があります。そのような問題に直面した際は、BIOSのアップデートが提供されているかどうかを確認するとよいでしょう。
まず、BIOSのバージョンを確認します。起動時にDELキーを押してBIOS画面に入ることで確認できます。バージョンが判明したら、パソコンメーカーの公式サイトにアクセスし、より新しいBIOSのバージョンが提供されているかを調べます。存在する場合はダウンロードして実行します。このプロセスは通常、BIOSチップ上の既存の情報を消去し、新しい情報を書き込むというものです。
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BIOSのアップグレード中は、必ず電源のバックアップを確保してください。処理中にコンピューターの電源が落ちると、BIOSが破損し、技術者による修理が必要になる恐れがあります。書き換え中に停電や突然のシャットダウンが発生した場合、ブートCD/DVDが役立つかどうかは、その時点でのBIOSの状態次第です。
重要:コンピューターが正常に動作しているのであれば、BIOSをアップデート(フラッシュ)する必要はありません。どうしてもアップデートしたい場合は、自分で作業を行わず、専門知識と設備を備えたコンピューター技術者に依頼することを強くおすすめします。
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