ルーターとは?仕組み・役割・選び方まで徹底解説
ルーターとは、家庭内のローカルネットワーク(パソコンやスマートフォンなどの接続デバイス)とインターネットとの間の通信を可能にするネットワーク機器のことです。一般的に「ルーター」と呼ばれている家庭用ネットワーク機器を指します。
なお、家庭や小規模ネットワークで使われるルーターは、正確には「レジデンシャルゲートウェイ(住宅用ゲートウェイ)」と呼ぶべきものですが、実際にその名称で販売されていることはほとんどありません。
ルーターの役割とは?
ルーターは、外部からの不正侵入に対するネットワークの「第一防衛線」として機能します。ルーターのセキュリティ設定を最高レベルにすることでファイアウォールなどが有効になり、コンピューターシステムや個人情報を攻撃から守る最善の方法となります。
ルーターには「ファームウェア」と呼ばれるソフトウェアが搭載されており、メーカーから更新プログラムが公開されたら適宜アップデートすることが重要です。
ほとんどのルーターはネットワークケーブルを使って他のネットワーク機器と接続するため、WindowsなどのOSでドライバーを必要としません。ただし、USBやFireWireでパソコンに接続するタイプのルーターは、正しく動作させるためにドライバーが必要になる場合があります。
また、小規模ネットワークではルーターがDHCPサーバーとして動作し、各デバイスに一意のIPアドレスを割り当てる役割も担っています。
主なルーターメーカーとしては、Linksys、3Com、Belkin、D-Link、Motorola、TRENDnet、Ciscoなどが挙げられますが、その他にも多数のメーカーが存在します。
さまざまな形状・サイズのルーター
ルーターには多彩な形状とサイズがあり、用途に応じて選ぶことができます。縦置き型、横置き型、壁掛け型など、設置環境に合わせた製品がラインナップされています。
ルーターの仕組み
ルーターは、光回線(ファイバー)、ケーブル、ADSLなどのモデムと他のデバイスをつなぎ、それらのデバイスとインターネット間の通信を可能にします。無線ルーターを含む多くのルーターには複数のネットワークポートが備わっており、複数のデバイスを同時にインターネットへ接続できます。
通常、ルーターはネットワークケーブルを使用してモデムのWAN(インターネット)ポートに物理的に接続され、さらに別のネットワークケーブルで有線デバイスのネットワークインターフェースカードに接続されます。一方、無線ルーターは各種ワイヤレス規格に対応したデバイスと、その規格を介して接続できます。
モデムとルーターは同じ文脈で使われますが、別々の機器です。ただし、ケーブルモデムとルーターが一体化した製品も存在します。
WAN(インターネット)側に割り当てられるIPアドレスは「グローバルIPアドレス」、ローカルネットワーク側に割り当てられるのは「プライベートIPアドレス」です。ルーターに割り当てられたプライベートIPアドレスは、通常、ネットワーク上の各デバイスにとってのデフォルトゲートウェイとなります。
無線ルーターや複数の有線接続を持つルーターは、簡易的なネットワークスイッチとしても機能し、デバイス同士の相互通信を可能にします。例えば、同じルーターに接続された複数のパソコン間で、ファイルやプリンターを共有するような使い方ができます。
実はルーターは小型のコンピューターのようなもので、CPUとメモリを搭載し、送受信されるデータを処理しています。DD-WRTのような代替ファームウェアを、パソコンにOSをインストールするように導入できる場合もあります。
技術的な観点では、ルーターはOSI参照モデルのネットワーク層(レイヤー3)で動作し、「ルーティングテーブル」を利用してトラフィックの発信元と宛先を判断しています。
ルーターの管理方法
ネットワークの動作を変更したい場面は必ず訪れます。その際は、ルーター本体に搭載された管理ソフトウェア(設定画面)にアクセスして行います。
管理者として自宅のルーターにログインする主な理由には、以下のようなものがあります:
- Wi-Fiルーターのログインパスワードの変更
- 無線ネットワークの暗号化設定
- ポートフォワーディングの設定
- Wi-Fiパスワードの変更
- SSID(Wi-Fiネットワーク名)の変更
- ルーターファームウェアのアップデート
このほか、ルーターの再起動や、工場出荷時状態への初期化(リセット)も、ルーター管理における一般的な作業です。
ルーターの選び方
最適な無線ルーターを選ぶ前に、いくつか検討すべきポイントがあります。契約中のインターネット回線速度や使用デバイスに見合った処理速度があるか、すべてのデバイスに安定して電波を届けられる出力があるか、といった点です。
例えば、ゲーム機、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、多数のデバイスを接続するためにWi-Fiルーターを購入するケースを考えてみましょう。狭い住まいであれば1台のルーターで十分かもしれませんが、部屋数の多い広い住宅やオフィスでは、メッシュWi-Fiシステムや中継機(レンジエクステンダー)の導入を検討したほうがよいでしょう。
どのルーターを選べばよいか迷ったときは、以下のような特集記事を参考にするのもおすすめです:
- 長距離対応のおすすめルーター
- セキュリティ性の高いおすすめルーター
- 50ドル以下で買えるおすすめルーター
- コスパ重視のおすすめ格安ルーター
- ゲーミング向けおすすめルーター
- 旅行・外出先向けポータブルWi-Fiルーター
- ペアレンタルコントロール(保護者制限)機能付きおすすめルーター
- VPN対応おすすめルーター
なお、モバイルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)も、複数のデバイスを同じインターネット接続にまとめてつなげる点で、ルーターとよく似た役割を果たします。
よくある質問(FAQ)
ルーターのIPアドレスを確認する方法は?
デバイスやOSによって手順は異なります。Windowsの場合、検索バーに「コマンドプロンプト」と入力してEnterキーを押し、コマンドラインにipconfigと入力してEnterキーを押します。「デフォルトゲートウェイ」の横に表示されるアドレスがルーターのIPアドレスです。
ルーターのポートを開放するには?
オンラインゲームや特定のアプリケーション用にポートを開放するには、まず固定IPアドレスを設定し、次に管理者としてルーターにログインして「ポートフォワーディング」を設定します。なお、「ポート開放」の正式な用語は「ポートフォワーディング」です。
NETGEAR製ルーターを初期化(リセット)する方法は?
紙クリップの一端をまっすぐ伸ばし、NETGEARルーター背面にある小さな穴(リセットボタン)に約7秒間押し込みます。その後30秒ほど待ってから、ルーター底部に記載されているユーザー名とパスワードでログインしてください。リセットするとすべての設定が工場出荷時の状態に戻り、カスタム設定はすべて消去されます。
NETGEAR製ルーターにログインする方法は?
ブラウザで routerlogin.net にアクセスし、ルーターのユーザー名とパスワードを入力することでログインできます。
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