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Windows 11/10でUACが失効した証明書で署名されたアプリの実行をブロックする理由

ユーザーアカウント制御(UAC)とは

Windows 11/10/8/7/Vistaには、OSへの不正な変更を防ぐために設計された「ユーザーアカウント制御(UAC)」という機能が搭載されています。本記事では、Windows 11/10において、UACがなぜ失効した証明書で署名された実行ファイルの昇格をブロックするのかについて詳しく解説します。

アプリケーションが、他のユーザーアカウントに影響する変更、Windowsシステムファイルやフォルダーの変更、新しいソフトウェアのインストールなど、システムに何らかの変更を加えようとすると、UACのプロンプトが表示され、許可を求められます。

「いいえ」をクリックまたはタップすると、その変更は実行されません。一方、「はい」をクリックまたはタップし(必要に応じて管理者パスワードを入力)すると、アプリケーションは管理者権限を取得し、望むシステム変更を行えるようになります。ただし、これらの権限は、アプリケーションが終了するか、ユーザーによって閉じられるまでの間のみ有効です。UACプロンプトを表示するファイルについても同様の扱いとなります。

UACに関連付けられる4つの警告メッセージ

ユーザーアカウント制御には、状況に応じて以下の4種類の警告メッセージが表示されます。

  • 続行するにはWindowsの許可が必要です
  • 続行するにはプログラムの許可が必要です
  • 不明なプログラムがコンピューターへのアクセスを求めています
  • このプログラムはブロックされました

管理者権限が必要となる主な操作

Windowsでは、管理者権限を必要とする操作が数多く存在します。PCでのUACの設定内容によっては、これらの操作を実行した際にUACプロンプトが表示され、許可を求められることがあります。主な操作は以下の通りです。

  • アプリを管理者として実行する
  • WindowsフォルダーやProgram Filesフォルダー内のシステム全体の設定やファイルの変更
  • ドライバーおよびアプリケーションのインストールとアンインストール
  • 他のユーザーのフォルダーやファイルの閲覧・変更
  • ユーザーアカウントの追加・削除
  • Windows Updateの構成
  • Windowsファイアウォールの設定変更
  • UAC設定自体の変更
  • ユーザーのアカウント種類の変更
  • タスクスケジューラの実行
  • バックアップされたシステムファイルの復元
  • システムの日付と時刻の変更
  • 保護者による制限またはファミリーセーフティの設定
  • ActiveXコントロールのインストール(Internet Explorerの場合)
  • レジストリの変更

関連記事:「続行するには管理者パスワードを入力してください」というUACエラーの修正方法。

UACが失効した証明書で署名された実行ファイルの昇格をブロックする仕組み

Windows 10以降では、新しいユーザーアカウント制御(UAC)の動作により、失効した証明書を使って実行可能バイナリファイルに署名しているアプリケーションの昇格が許可されず、自動的にブロックされるようになりました。

このセキュリティ強化により、一部のアプリケーションが実行できなくなる場合があります。たとえば、盗まれた証明書でバイナリファイルが署名されたアプリケーションは、マルウェアなど悪意のあるソフトウェアである可能性が高いため、実行が拒否されます。

Microsoftによると、アプリケーションを正常に実行するためには、そのバイナリファイルが有効な証明書で署名されている必要があります。開発者側は、証明書の有効期限や失効状態を確認し、適切に更新された証明書でアプリを再署名することが求められます。

この記事が皆さまのお役に立てば幸いです!

関連記事:Windows 11/10で「このアプリはPCの保護のためブロックされました」と表示された場合の対処法。

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