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【0x80070091】復元ポイントからディレクトリを復元中にシステムの復元が失敗する原因と対処法

パソコンの不具合を解消する手段として「システムの復元」を利用する方は多いでしょう。多くの場合、数分以内に問題は解決します。しかし、ときにはシステムの復元自体が失敗し、エラーメッセージが表示されることがあります。

表示されるエラーの内容

復元ポイントからディレクトリを復元する際にシステムの復元が失敗すると、次のようなメッセージが表示されます。

  • システムの復元は正常に完了しませんでした。コンピューターのシステムファイルと設定は変更されていません。
  • 詳細: システムの復元で、復元ポイントからディレクトリを復元する処理に失敗しました。
  • ソース: AppxStaging
  • 宛先: %ProgramFiles%\WindowsApps
  • システムの復元中に未指定のエラーが発生しました。(0x80070091)

このとき表示されるエラーコードは、0x80070091 のほかに 0x800703f980070002 となる場合もあります。

エラーの原因は「WindowsApps」フォルダー

エラーメッセージが示すように、この問題の原因は %ProgramFiles%\WindowsApps フォルダーである可能性が高いです。このフォルダーには、インストール済みアプリのデータやインストールファイルがすべて格納されています。

マイクロソフトのコミュニティでは、「WindowsAppsフォルダーの名前を変更できれば問題を解決できる」と報告されています。しかし、通常のフォルダーやファイルのように簡単には名前を変更できません。所有権やアクセス権が特殊に設定されているためです。

そこで、以下の2つの方法でWindowsAppsフォルダーの名前を変更し、Windows 11/10で失敗するシステムの復元を修復する手順を紹介します。いずれも主にWindows 10向けの手順ですが、Windows 8.1/8でも多少の違いはあるものの同じ手法が使えます。

方法1: セーフモードでフォルダー名を変更する

何か問題が起きたとき、セーフモードは多くのトラブルを解決してくれる頼れる存在です。まずはWindowsをセーフモードで起動しましょう。

セーフモードへの起動手順

  1. Windows + I キーで設定画面を開きます。
    ・Windows 11の場合:「システム」>「回復」へ進みます
    ・Windows 10の場合:「更新とセキュリティ」>「回復」へ進みます
  2. 高度なスタートアップ」の項目にある「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。
  3. 再起動後の画面で「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」の順に選択します。
  4. 再起動後に表示される一覧から「4」を押すと、セーフモードで起動します。

コマンドの実行

セーフモードで起動したら、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを1行ずつ順番に実行します。

cd C:\Program Files

takeown /f WindowsApps /r /d Y

icacls WindowsApps /grant "%USERDOMAIN%\%USERNAME%":(F) /t

attrib WindowsApps -h

rename WindowsApps WindowsApps.old

これらのコマンドは、フォルダーの所有権を取得し、フルコントロールのアクセス許可を付与してから、隠し属性を解除して名前を変更するものです。

実行後、パソコンを再起動し、システムの復元が正常に動作するかどうかを確認してください。

方法2: WinRE(Windows回復環境)から実行する

Windows回復環境(WinRE)上でコマンドプロンプトを実行する方法もあります。

  1. 設定画面を開き、「更新とセキュリティ」>「回復」(Windows 11では「システム」>「回復」)へ移動します。
  2. 「高度なスタートアップ」の「今すぐ再起動」をクリックします。
  3. 再起動後、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」を選択します。
  4. コマンドプロンプト」をクリックします。管理者パスワードの入力を求められる場合があります。

コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを順番に実行します。

cd C:\Program Files

attrib WindowsApps -h

rename WindowsApps WindowsAppsOld

完了したらパソコンを再起動し、システムの復元が機能するか確認してください。

まとめ

「復元ポイントからディレクトリを復元中にシステムの復元に失敗しました」というエラー(0x80070091、0x800703f9、80070002)は、WindowsAppsフォルダーへのアクセス権限が原因で発生することがほとんどです。セーフモードまたはWinREからフォルダー名を変更することで、システムの復元を再び使えるようになります。

それでも解決しない場合は、ウイルス対策ソフトの一時無効化、ディスクの空き容量の確認、別の復元ポイントの選択なども試してみてください。

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