【解決済み】「システムの復元を使用するには、復元するWindowsインストールを指定する必要があります」エラーの原因と対処法
システムの復元を実行しようとした際に、「システムの復元を使用するには、復元する Windows インストールを指定する必要があります」というエラーが表示されることがあります。このエラーは主にシステムファイルの破損が原因で発生し、一度出るとシステムの復元が実行できなくなり、先へ進めない大きな障害となります。

このエラーに遭遇すると、PC 自体が起動できなくなるケースもあります。本記事では、このエラーを解決するための具体的な方法を詳しく解説します。まずは、エラーの主な原因から見ていきましょう。
エラーの主な原因
- 過去の何らかの操作によりシステムファイルが破損している。
- 起動に関するすべてのデータを保存している BCD(ブート構成データ)が破損している。
「システムの復元を使用するには、復元する Windows インストールを指定する必要があります」エラーの対処法
このエラーメッセージが表示された場合は、以下の6つの対処法を順番に試してみてください。
- システムファイルチェッカー(SFC)をオフラインで実行する
- DISM を実行して破損したシステムイメージを修復する
- BCD の破損を修復する
- 自動スタートアップ修復を実行する
- Windows 回復環境を使用する
- コマンドプロンプトからシステムの復元を実行する
1. システムファイルチェッカー(SFC)をオフラインで実行する

前述のとおり、システムファイルの破損が原因の場合は、システムファイルチェッカーをオフラインで実行する必要があります。手順は以下のとおりです。
まず、以下のコマンドを1つずつ入力して、システムドライブを特定します。
Cd / Dir
「Users」フォルダが表示されれば、それがシステムドライブです。表示されない場合は、「D:」のようにドライブのアルファベットを入力して切り替えてください。
次に、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します(ここでは「C」をシステムドライブとしています)。
sfc /scannow /offbootdir=C:\ /offwindir=C:\Windows
上記の手順を順番どおりに実行してください。
2. DISM を実行してシステムイメージを修復する
次に、システムの正常性を確認し、システムファイルの整合性チェックと Windows コンポーネントの修復を行います。これには DISM(Deployment Image Servicing and Management)ツールを使用します。コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してください。
DISM /Image:C:\Windows /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:C:\Windows\WinSxS
ここで「C:」はシステムボリュームを指します。
エラーが表示される場合は、Windows のインストールメディア(USB メモリまたは DVD)を挿入し、以下のコマンドを実行してください。
DISM /Image:C:\Windows /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:esd:E:\Sources\Install.esd:1 /limitaccess
「E:」は USB メモリや DVD のドライブ文字です。お使いの環境で別のアルファベットが割り当てられている場合は、適宜読み替えてください。
まれに、ソースファイルが「install.esd」ではなく「install.wim」になっている場合があります。その場合は、以下のコマンドに変更して実行してください。
DISM /Image:C:\Windows /Cleanup-Image /RestoreHealth /Source:wim:E:\Sources\Install.wim /limitaccess
上記の手順を順番に実行し、エラーが解消されるかどうかを確認しましょう。
3. BCD の破損を修復する
Bootrec.exe は、起動や Windows のスタートアップに関するトラブルシューティングに使える組み込みのコマンドラインツールです。このツールでシステムをスキャンし、起動の問題を解決します。
以下のコマンドを実行する前に、起動可能な USB メモリまたは DVD が PC に挿入されていることを確認してください。BCD を修復するには、コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを順番に実行します。
Bootrec /Fixmbr Bootrec /FixBoot
各コマンドが「操作は正常に完了しました(The operation completed successfully)」と表示すれば成功です。表示されない場合は、もう一度試してみてください。
続いて、BCD を再構築するために、以下のコマンドを実行します。
Bootrec /RebuildBCD
これで問題が解決するはずです。
4. 自動スタートアップ修復を実行する

高度なスタートアップオプションの画面から「自動修復」を実行し、問題が改善するかどうかを確認してみてください。
5. Windows 回復環境を使用する

上記のすべての方法を試しても解決しない場合の最後の手段が、Windows 回復環境を使った修復です。Windows の起動可能な USB メモリまたは DVD が必要になります。
起動可能なメディアを挿入してそこから起動し、「コンピューターの修復」を選択してください。
うまく起動できない場合は、以下の手順を試してみてください。
- DVD を挿入し、コンピューターをハードリセット(強制的に再起動)します。
- メーカーのロゴが表示されたら、Windows 回復環境に入るためのキーを押します(例:Dell 製なら F2 キー)。
- UEFI ファームウェア設定内でブート順序を DVD ドライブに変更し、再起動します。
- PC が再起動したら、BIOS 画面の指示に従って起動順序を選択・変更します。
6. コマンドプロンプトからシステムの復元を実行する
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
rstrui.exe /OFFLINE:C:\Windows
「C」は Windows がインストールされているドライブ文字に置き換えて実行してください。
これらの手順は、必ず落ち着いて慎重に実行してください。ここで紹介したいずれかの方法で、エラーが解決することをお祈りしています。

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