Windows 11/10でマスターブートレコード(MBR)を修復する方法
パソコンが起動しなくなったとき、効果的なトラブルシューティングのひとつがマスターブートレコード(MBR)の修復です。MBRが破損する原因として最も多いのは、マルウェアへの感染です。そのほか、シャットダウンを正しく行わなかったことでもMBRが壊れることがあります。LinuxのGRUBをインストールした環境でWindowsがそれを認識できなくなるケースや、「Bootmgr is missing(BOOTMGRが見つかりません)」というエラーが表示される場合もあります。こうした問題の多くは、MBRの再構築・修復を実行することで解決できます。
マスターブートレコード(MBR)を修復する手順
作業の手順はWindows 11/10/8/7でほぼ共通です。まず最初に、WindowsのインストールDVD(またはUSBメモリ)が必要になります。これがないと先に進めないため、事前に準備しておきましょう。
1. Windows回復メニューを起動する
システムの起動中にF8キーを押して、Windows回復メニューを表示します。
2. 「トラブルシューティング」を選択する
メニューから「トラブルシューティング」をクリックします。

3. 「詳細オプション」を開く
「詳細オプション」をクリックして、自動修復メニューに進みます。

4. Bootrec.exeツールを実行する
ここで使用するのはBootrec.exeツールです。「コマンドプロンプト」を選択し、以下のコマンドを順番に入力してください。

bootrec /RebuildBcd
bootrec /fixMbr
bootrec /fixboot
コマンドの実行が完了したら「exit」と入力してコマンドプロンプトを閉じ、システムを再起動します。状況によっては、さらに以下の追加コマンドの実行が必要になることもあります。

bootsect /nt60 SYS または bootsect /nt60 ALL
備えとして回復ドライブを作成しておくのがおすすめ
いざというときに慌てないためにも、MBRのバックアップやシステム回復ディスクの作成をおすすめします。あらかじめ回復ドライブを作成しておけば、トラブル発生時にWindows回復ディスクを探し回る必要がなくなります。Windowsで回復ドライブを作成する手順は以下のとおりです。

- Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、RecoveryDrive.exeと入力
- 「次へ」をクリック
- USBメモリを挿入すると、回復ドライブの作成が自動的に始まります
MBRやブートセクターのバックアップ・復元には、フリーソフトのMBR BackupやHDHackerが便利です。BCD(ブート構成データ)の再構築方法については、別記事で詳しく解説しています。
本記事がお役に立てば幸いです。ご不明な点があれば、コメント欄またはフォーラムでお気軽にお問い合わせください。
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