「このアプリはWindows 11/10と互換性がないため、今すぐアンインストールしてください」エラーの解決方法
Windows 11やWindows 10のアップデートが途中で止まってしまうことは少なくありません。アップデートファイルのダウンロードは正常に完了するのに、いざシステムがアップデート処理を進めようとした段階で、「互換性のないアプリケーション」「ブロックするアプリケーション」といったメッセージとともに、エラーコード 0xc1900208 が表示されるケースがあります。これは、特定のアプリケーションがアップデート処理を妨げていることが原因です。
Windowsセットアップ時に「このアプリはWindows 11/10と互換性がないため、今すぐアンインストールしてください(Uninstall this app now because it isn't compatible with Windows 11/10)」というメッセージが表示された場合、どうすればよいのでしょうか。このメッセージには、エラーコード 0xc1900208 が伴っていることもあります。
実際にそのアプリがインストールされているのであれば、「手動でアンインストール(Manually uninstall)」を選択して削除すれば問題ありません。しかし、アプリ自体はすでにアンインストール済みなのに、関連ファイルなどの痕跡が残っているために検出されてしまうことも珍しくありません。VirtualBoxやVMwareなどの仮想化ソフトウェアで、このメッセージが表示される例がよく知られています。
本記事では、Windows 11/10へのアップグレードを妨げる「ブロックアプリケーション」を特定し、取り除く方法を詳しく解説します。
アップグレードが失敗する原因とは

Windowsのアップグレードに失敗する理由は、次期バージョンのWindowsと互換性がないと判断されたアプリが存在するためです。実際には動作する可能性が高いアプリでも、マイクロソフトの互換性チェックを通過していない場合はブロック対象となります。
「Windows 10 Upgrade Advisor」などの互換性チェックツールを実行すると、こうしたアプリが自動的にスキャンされ、警告が表示されます。これはアップグレードのたびに行われる仕組みです。
通常であれば問題ないはずですが、必ずしも順調に進むとは限りません。多くの場合、アプリ本体はPCにインストールされていないにもかかわらず、互換性チェッカーがアプリに関連付けられたファイルを検出しているというケースが原因です。この場合、該当ファイルを削除しない限り、アップグレードを完了できません。
ブロックアプリケーションを特定・削除する手順
どのファイルがアップグレードをブロックしているのかは、隠しログファイルを確認することで判明します。以下の手順に従ってください。
- エクスプローラーを開き、「表示」タブをクリックします。「隠しファイル」にチェックが入っていることを確認してください。
- 「PC」を選択し、検索ボックスに *_APPRAISER_HumanReadable.xml と入力して、この名前で終わるファイルをPC全体から検索します。
- 見つかった _APPRAISER_HumanReadable.xml で終わるファイルを右クリックし、メモ帳で開きます。
- Ctrl + F を押して DT_ANY_FMC_BlockingApplication を検索します。この値が True になっていれば、ブロック対象のアプリが存在します。
- 続けて Ctrl + F で LowerCaseLongPathUnexpanded を検索します。この値には、問題のプログラムのファイルパスが含まれています(DT_ANY_FMC_BlockingApplication の約28行下あたりにあるはずです)。
- LowerCaseLongPathUnexpanded の値に記載されているファイルパスを控えます。パスを選択して Ctrl + C でコピーし、メモ帳に貼り付けておくと便利です。
- エクスプローラーのアドレスバーをクリックし、Ctrl + V でコピーしたファイルパスを貼り付けて、該当の場所へ移動します。
- ブロック対象の実行ファイル(.exe)を見つけたら、別のドライブへ移動するか、削除します。
ファイルを移動または削除したら、Windows 10へのアップグレードを再度試みるか、「Windows 10 Upgrade Assistant」に戻って「更新(Refresh)」ボタンをクリックしてください。
PowerShellスクリプトで自動的に修復する方法
上記の手順が難しいと感じる場合は、マイクロソフトが提供しているPowerShellスクリプトを利用すると便利です。このスクリプトを実行すると、ブロックアプリケーションの検出と削除を自動的に行えます。
スクリプトをダウンロードすると、AppRPS.zip という名前のZIPファイルがPCに保存されます。ZIPファイルを解凍したら、スクリプトを管理者権限で実行してください。
ブロックファイルの移動または削除が完了したら、もう一度Windows 10のアップグレードを実行するか、Windows 10 Upgrade Assistantで「更新」ボタンを押して再チェックを行いましょう。
この記事がお役に立てば幸いです!

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