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Windows 10のWindowsサンドボックスでネットワークを無効にする方法【レジストリ・グループポリシー対応】

Windows 10には、信頼できないアプリケーションを安全にテストできる「Windowsサンドボックス」という機能が搭載されています。サンドボックスはHyper-V技術をベースとしており、ホストシステムから完全に分離された環境でアプリの動作確認や検証を行えます。作業が終わってサンドボックスを閉じれば、その中で作成したファイルや状態はすべて完全に削除されるため、本体のシステムに一切影響を与えません。

この記事では、Windowsサンドボックス内でのネットワークアクセスを無効化(または有効化)する方法を、「レジストリエディター」と「ローカルグループポリシーエディター」の2つの手順で詳しく解説します。

サンドボックスのネットワークを無効にするメリット

Windowsサンドボックスは既定でネットワーク接続が有効になっており、ホスト側と同じネットワークへアクセスできます。しかし、マルウェアなどの危険なソフトウェアを検証する場合、ネットワーク経由で社内システムや他の端末へ感染が広がるリスクがあります。

そこでネットワークアクセスを無効化することで、サンドボックスが外部と通信できなくなり、攻撃対象領域(アタックサーフェス)を大幅に減らすことができます。より安全な隔離環境としてサンドボックスを運用したい場合に有効な設定です。

方法1:レジストリエディターを使って無効化する

レジストリを編集してネットワーク機能をオフにするには、以下の手順を実行します。

  1. レジストリエディターを開く。
  2. \Microsoft\Windows\Sandbox レジストリキーへ移動する。
  3. AllowNetworking の値を「0」に変更する。
  4. 再度ネットワークを有効にしたい場合は、値を「1」に戻すかキーを削除する。

具体的な操作手順

まず、Win + R キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。

空欄に「regedit」と入力し、Enterキーを押すとレジストリエディターが起動します。

次に、以下のパスへ移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Sandbox

移動したら、右ペインの空き部分を右クリックし、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択して、新しい値の名前を「AllowNetworking」にします。なお、使用しているWindowsが32ビット版でも64ビット版でも、値の種類は必ず32ビットDWORDを使用してください。

作成した「AllowNetworking」の値データを「0」に設定すると、Windowsサンドボックスのネットワーク機能が無効になります。

逆にネットワーク機能を再有効化したい場合は、このキーの値を「1」に変更するか、キー自体を削除してください。設定を反映させるには、PCの再起動またはサンドボックスの再起動が必要な場合があります。

注意:レジストリの編集を誤るとシステムが不安定になる可能性があります。作業前にレジストリのバックアップを作成しておくことをおすすめします。

方法2:グループポリシーを使って無効化する

Windows 10 ProやEnterpriseなど、グループポリシーエディターが利用できるエディションでは、より簡単に設定を変更できます。

Win + R で「gpedit.msc」と入力してローカルグループポリシーエディターを開き、左ペインから以下の場所へ移動します。

コンピューターの構成 → 管理用テンプレート → Windows コンポーネント → Windows サンドボックス

右ペインに表示される「Windowsサンドボックスでネットワークを許可する」ポリシーをダブルクリックし、設定を「無効」に変更します。

このポリシーは、サンドボックス内のネットワークを有効または無効にします。ネットワークアクセスを無効にすることで、サンドボックスが露出する攻撃対象領域を減らせます。

ポリシーを有効にした場合、ホスト上に仮想スイッチが作成され、仮想NICを介してWindowsサンドボックスが接続されます。

ポリシー設定を無効にした場合、Windowsサンドボックス内のネットワークは無効になります。

設定後は「OK」をクリックして保存し、エディターを終了します。必要に応じて「gpupdate /force」コマンドを実行すると、ポリシーが即座に適用されます。

まとめ

Windowsサンドボックスのネットワークを無効化することで、マルウェア解析などの用途において、より安全で隔離性の高いテスト環境を構築できます。レジストリ編集とグループポリシーのどちらの方法も数分で完了するため、目的に合わせて使い分けてください。検証が終わったら設定を元に戻せば、通常どおりネットワーク付きのサンドボックスを利用できます。

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