Windows 10のWindowsサンドボックスで仮想GPU(vGPU)共有を有効または無効にする方法
GPUは数千のコアを搭載し、ワークロードを並列で処理することに長けたハードウェアです。Windowsサンドボックス環境では、この仮想GPU(vGPU)共有機能を有効または無効にすることができます。本記事では、その具体的な設定手順を詳しく解説します。

WindowsサンドボックスのvGPU共有を有効・無効にする方法
ご存知のとおり、Windowsサンドボックス内にインストールしたソフトウェアやアプリケーションは、その環境内にのみ存在し、ホスト側のOSには一切影響を与えません。また、サンドボックスを閉じると、インストールされたプログラムはすべて自動的に削除されます。
WindowsサンドボックスのvGPU共有を設定するには、主に以下の2つの方法があります。
- レジストリエディターを使用する方法
- グループポリシーエディターを使用する方法
方法1:レジストリエディターを使う
Win + Rキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
空欄に「regedit」と入力し、「Enter」キーを押します。
レジストリエディターが起動したら、以下のパスへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Sandbox
該当するキーが存在しない場合は、新しく作成してください。

次に、新しい32ビットDWORD値「AllowVGPU」を作成します。なお、64ビット版Windowsを使用している場合でも、値の種類は必ず32ビットDWORDを選択する必要がある点に注意しましょう。
AllowVGPUの設定値について
- 有効(Enable) – サンドボックス内でvGPUサポートを有効にします。
- 無効(Disable) – サンドボックス内でvGPUサポートを無効にします。この場合、ソフトウェアレンダリングが使用されるため、仮想化GPUよりも動作が遅くなる可能性があります。
- 既定(Default) – vGPUサポートの既定値です。現時点ではvGPUが無効になっていることを意味します。

vGPU共有を有効にしたい場合は、「AllowVGPU」の値を1に設定します。確認後、WindowsサンドボックスのvGPU共有が有効になります。
逆に無効にしたい場合は、作成したDWORD値を削除するだけでOKです。これによりvGPU共有機能が無効になります。
設定が完了したらレジストリエディターを閉じ、変更を反映させるためにPCを再起動してください。
なお、vGPUが無効になっている場合、サンドボックスはWindows Advanced Rasterization Platform(WARP)を使用して描画処理を行います。
関連記事:Windowsサンドボックスでクリップボード共有を有効・無効にする方法も合わせてご覧ください。
方法2:グループポリシーエディターを使う

グループポリシーエディターを開き、以下のパスへ移動します。
コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows Sandbox
右側のペインから「Windows Sandbox 用 vGPU 共有を許可する」(Allow vGPU sharing for Windows Sandbox)というポリシー設定を探します。
vGPU共有を有効にするには、このポリシーを「有効」に設定してください。
以上で設定は完了です!

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